全3作品。テッド・ワイルド監督が制作した映画ランキング

ニューヨーク最後の馬車鉄道を守れ！野球狂の青年が巻き起こす、サイレント喜劇の傑作。

舞台は1920年代の活気あふれるニューヨーク。主人公は、仕事が長続きしない野球狂の青年スピーディー。彼の恋人の祖父が経営するのは、街に唯一残った馬車鉄道。しかし、その路線を独占しようとする鉄道王が、廃業させようと様々な妨害工作を仕掛けてくる。愛する人のため、そして古き良き馬車鉄道を守るため、スピーディーの奇想天外な大奮闘。街中を巻き込んだ、スリルと笑いの大追跡劇。

「ロイドの福の神」に続くハロルド・ロイド氏主演喜劇で、永らくハル・ローチ撮影所のギャグ・マンたりしテッド・ワイルド氏が監督したもので、対手女優は例によってジョビナ・ラルストン嬢が勤め、ウオルター・ジェームズ氏、コンスタンチン・ロマノフ氏、エデイー・ポーランド氏、ラルフ・イアズリー氏等が助演している。

本塁打王として名高いニューヨークヤンキース軍選手ベーブ・ルース氏主演野球劇で、ジエラルド・ボーモン氏作の物語をルイス・スティーヴンス氏が脚色し、「田吾作ロイド一番槍」と同じくテッド・ワイルド氏が監督したもの、相手役には「幸運の風」「ウィーンの狂乱」など出演のアンナ・キユー・ニルソン嬢が選ばれ、「男見るべからず」「操人形糸違い」等出演のルイズ・ファゼンダ嬢を始めアーサー・ストーン氏、エセル・シャノン嬢、トム・マツガイア氏、ミツキイ・ベネット君等が助演している。