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18世紀スペイン、一人の将校が迷い込んだ物語の迷宮、現実と幻想が幾重にも交錯する唯一無二の幻想譚。
ナポレオン戦争下のスペインで発見された一冊の古文書「サラゴサの写本」。記されていたのは、18世紀、マドリードを目指す若き将校アルフォンスの奇妙な旅の記録。不気味な山中で出会った二人の美しい王女に誘われ、彼は現実と幻想が入り乱れる世界へ。悪霊、カバラ学者、盗賊たちが次々と現れ、彼らが語る物語の中にまた別の物語が始まる。眠りから覚めるたびに繰り返される不可解な状況。無限に続く物語の迷宮に囚われた男の、幻惑的な旅路の果て。
ネット上の声
- 冒頭に登場する見るものをたちまち虜にする〝写本〟のように、本作の視聴者を幻想的な
- 多重話迷宮へようこそ!
- 多重構造の映画とは知っていたけれど前半は回想の中の回想くらいまでで比較的観やすく
- ブニュエル、コッポラ、リンチ、スコセッシ、トリアーなど世界の映画人を魅了したポー
アドベンチャー(冒険)
- 製作年1965年
- 製作国ポーランド
- 時間182分
- 監督ヴォイチェフ・イエジー・ハス
- 主演ズビグニエフ・チブルスキー
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父の死が迫るサナトリウム、そこは時間が崩壊した迷宮。過去と記憶が交錯する幻想への旅路。
主人公ヨーゼフが訪れた、父が入所するサナトリウム。そこは時間が逆行し、過去の出来事が蘇る不可思議な場所。医師に促され、父の死を遅らせるための奇妙な治療が始まる。ヨーゼフは朽ちかけた建物の中を彷徨い、自身の幼少期の記憶、今は亡きユダヤ人たちの幻影、歴史の断片と遭遇。夢と現実の境界は曖昧になり、彼は時間と空間を超えた迷宮へと深く迷い込んでいく。これは死にゆく父との再会か、それとも自らの過去を巡る旅か。幻想的な映像美が織りなす、シュールな世界の探求。
ネット上の声
- ヴォイチェス・イエジー・ハス監督作品…初鑑賞です…表現し辛い作品ですが…素晴らし
- 車掌さんの正体は!
- 幻惑と陶酔、死
- 初めて見る感覚に襲われる映画というのは非常に限られるが、その中でも間違いなく最上
ヒューマンドラマ
- 製作年1973年
- 製作国ポーランド
- 時間124分
- 監督ヴォイチェフ・イエジー・ハス
- 主演ヤン・ノヴィツキ
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「ポーランド映画祭2014」上映作品。
ネット上の声
- 「サラゴサの写本」「砂時計」のヴォイチェフ・イエジー・ハス監督作品
- 「愛される方法」
戦争、 ヒューマンドラマ
- 製作年1963年
- 製作国ポーランド
- 時間97分
- 監督ヴォイチェフ・イエジー・ハス
- 主演バルバラ・クラフトフナ
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富で愛は買えるのか。没落貴族の令嬢に全てを捧げた男の、狂おしくも美しい破滅の物語。
19世紀末、社会階級が絶対だったワルシャワ。一代で富を築いた商人スタニスワフは、没落貴族の令嬢イザベラに一目で心を奪われる。彼女の美しさに魅了され、その愛を手に入れるため、彼は全財産を投げ打つ覚悟。イザベラの父の事業を救い、彼女の歓心を買おうと奔走するスタニスワフ。しかし、貴族社会の壁は厚く、彼の純粋な情熱は冷ややかにあしらわれるだけ。まるで美しい「人形」を追い求めるかのような、彼の愛の行方。ポーランド文学の金字塔を映像化した、壮大な愛と破滅の叙事詩。
ネット上の声
- 19世紀ポーランドの退廃貴族社会描く歴史大作のノリに目蓋の重さを感じる頃、ふと気
- LalkaがLalkaを観る
- 製作年1968年
- 製作国ポーランド
- 時間165分
- 監督ヴォイチェフ・イエジー・ハス
- 主演ベアタ・ティシュキエヴィッチ