全7作品。柏原寛司監督が制作した映画ランキング

新宿の裏路地で生きるグータラ私立探偵の父と高校生の息子の生き様を描いた異色のハードボイルド。監督は、これが監督デビューとなる「あぶない刑事リターンズ」の脚本家・柏原寛司。花村萬月の同名小説を、柏原自らが脚色。撮影を「億万長者になった男。」の稲垣久夫が担当している。主演は「水の中の八月」の青木伸輔と「ＡＣＲＩ」の藤竜也。

「仁義なき戦い」「相棒」シリーズなどで知られる片桐竜次の俳優生活45周年を記念して製作された和製フィルムノワールで、片桐にとっての映画初主演作。元刑事で取り立て屋の杉村は、ある日、見知らぬ男たちに襲撃されてケガを負い、入院する。そこで喫茶店のマスターをしているという柳田と知り合った杉村は、退院後、柳田の店を訪れるようになる。しかし、そこへ杉村と過去に因縁のある者たちが現れ、杉村は男の意地をかけた熾烈な戦いに身を投じていく。「あぶない刑事」シリーズの脚本を手がけた柏原寛司がメガホンをとった。

「傷だらけの天使」など多くのヒット作を手がけてきた脚本家・柏原寛司が自らメガホンを取り、1970年代のB級アクションを意識して撮りあげたハードボイルドアクション。振込め詐欺をして稼いでいた練馬少年鑑別所出身の浩二と達也は、上部組織の元締・児山に保険金をかけられ、命を狙われるハメに。達也の故郷である長崎へと逃亡した2人だったが、そこでも地元ヤクザとのトラブルに巻きこまれてしまい……。

柏原寛司、石井良和、原隆仁、室賀厚、石田肇の5人の監督による、計7つのエピソードで構成されたアクション・オムニバス。「湾岸ミッドナイト THE MOVIE」などで知られる室賀監督が発起人となり、企画に賛同した5人の監督が集結。それぞれ「作品は20分以内に収めること」「各パートはそれぞれの監督たちのポケットマネーで撮影すること」「テーマは『6月6日』で『リーインカーネーション』（輪廻転生）を貫くこと」という条件を守り、各自が得意の技術、作風をいかして各話を手がけた。1848年の江戸時代で始まる「EPISODE1」から、2495年の未来を舞台にした「EPISODE6」まで、輪廻転生を繰り返しながら戦い続ける2つの魂を描く。出演は水野美紀（「EPISODE6 ザ・デッド・プラネット　死せる惑星」）ら。