全4作品。ビリー・クリスタル監督が制作した映画ランキング

記憶を失いゆくベテランコメディライターと、夢を追う若きシンガー。世代を超えた二人の出会いが紡ぐ、笑いと涙の物語。

現代のニューヨーク。かつて一世を風靡したベテランコメディライターのチャーリー・バーンズ。しかし、今や彼は認知症の初期症状に苦しみ、輝かしいキャリアの記憶さえも失いかけていた。そんな彼の前に現れたのは、夢を追うエネルギッシュな若手シンガー、エマ・ペイン。偶然の出会いから始まった二人の奇妙な関係。チャーリーは失われゆく過去と向き合い、エマは未来への希望を見出していく。世代も価値観も全く違う二人が織りなす、心温まる友情の行方。人生の夕暮れに差し掛かった男が見つけた、本当の幸せとは。

1961年夏、全米が熱狂した伝説のホームラン記録への挑戦。二人の好敵手が背負った栄光と孤独。

1961年のアメリカ、メジャーリーグ。ニューヨーク・ヤンキースの二人の強打者、ファンに愛されるミッキー・マントルと寡黙なロジャー・マリスは、ベーブ・ルースのシーズン60本という不滅の大記録に迫っていた。チームメイトでありながら、記録を争うライバルとなった二人。マスコミの過熱報道とファンからのプレッシャーが、特にマリスに重くのしかかる。友情と競争心の間で揺れ動きながら、歴史的瞬間を目指しバットを振り続ける男たちの、栄光の裏にあった知られざる苦悩と固い絆を描く真実の物語。

俳優のビリー・クリスタルが監督・製作・脚本・主演の4役をこなし、結婚の理想と現実をテーマに描くロマンティック・コメディ。脚本執筆に当たり、親友ロブ・ライナー監督をはじめ仲間たちから集めた体験談を基にしている。また、彼が主演した「恋人たちの予感」の後日談風の趣もある。脚本は「シティ・スリッカーズ」2部作や「ミスター・サタデー・ナイト」でもトリオを組んだローウェル・ガンツとババルー・マンデル、クリスタルの共同。エグゼクティヴ・プロデューサーは、長年クリスタルのパートナーであるピーター・シンドラー。パリのロケーションが効果的な撮影は「フォレスト・ガンプ　一期一会」のドン・バージェス、音楽は「めぐり逢えたら」のマーク・シャイマン、美術はテレンス・マーシュが担当。共演は「永遠の愛に生きて」のデブラ・ウィンガー、「赤ちゃんのおでかけ」のジョー・マンティーニャ、「キャスパー」のキャシー・モリアーティら。チャールズ・バークレイほかＮＢＡのスター・プレイヤーが特別出演。

栄光と挫折を繰り返す一人のコメディアンの半生を、笑いと涙で描くヒューマンドラマ。

20世紀アメリカのショービジネス界。天才的な才能でスターダムにのし上がったコメディアン、バディ・ヤング・ジュニア。しかし、その自己中心的で傲慢な性格が災いし、キャリアは急降下。兄でありマネージャーのスタンをはじめ、多くの人々を傷つけ、孤独な老後を送ることに。それでもなお、再起を夢見てステージに立とうとするバディ。栄光と挫折、笑いと涙に彩られた彼の人生の果てに待つもの。一人の男の生き様を通した、家族の愛と絆の物語。