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中国共産党による人民政府成立黎明期、権力によって強制的に解放された娼婦たちのその後の生きざまを描いた文芸作品。監督はガルシア・マルケスの『予告された殺人の記録』を翻案・映画化した「血祭りの朝」がナント映画祭グランプリなどで高い評価を受けた注目の女性監督、李少紅。原作はチャン・イーモウによる映画化でも知られる『紅夢』の蘇童。脚本は彼と監督の李の共同。撮影は李の夫で、彼女の「血祭りの朝」、前作“四十不惑”も手掛けた曾念平。主演の王姫はテレビドラマ『ニューヨークの北京人』(日本では未放映)で一世を風靡したスター、共演の王志文は映画・テレビの人気俳優、何賽飛は「紅夢」で第三夫人役を好演した女優。95年ベルリン映画祭銀熊賞受賞。
ヒューマンドラマ
- 製作年1994年
- 製作国中国
- 時間118分
- 監督リー・シャオホン
- 主演ワン・ジー
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中国の農村に残る封建的な婚姻形態を軸に、村の異分子であるインテリ青年が衆人環視の下で殺されるまでを生々しく描く。コロンビアの作家ガルシア・マルケスの『予告された殺人の記録』を、女性監督リー・シャオホンが映画化。脚本はシャオ・マオとリー・シャオホン、撮影はツォン・ニェンピン、美術はシー・チエントゥ、音楽はモン・ウェイトンが担当。
ヒューマンドラマ
- 製作年1990年
- 製作国中国
- 時間100分
- 監督リー・シャオホン
- 主演コン・リン
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過去、文革下報時代を体験してきた四十代の男性をテーマに、彼の日常生活を切り取ってみせた作品。企画は「盗馬賊」「狩り場の掟」田壮壮。脚本は「菊豆」「黒い雪の年」の劉恒。監督の李少紅は女性で、北京電影学院の卒業生。八八年に処女作「銀蛇謀殺案」を大ヒットさせ、その後「血祭りの朝」を経て本作に至った。女史の三作めに当たるこの作品は、九二年ロカルノ国際映画祭・最優秀映画批評家賞と、九三年ベルリン国際映画祭・青年論壇賞を受賞した。
- 製作年1992年
- 製作国中国
- 時間92分
- 監督リー・シャオホン
- 主演リー・シュエチェン