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国家公務に従事する⼀家の主・イマンは 20 年間にわたる勤勉さと愛国⼼を買われ夢にまで⾒た予審判事に昇進。しかし業務は、反政府デモ逮捕者に不当な刑罰を課すための国家の下働きだった。
報復の危険が付きまとうため国から家族を守る護⾝⽤の銃が⽀給される。しかしある⽇、家庭内から銃が消えた――。
最初はイマンの不始末による紛失だと思われたが、次第に疑いの⽬は、妻・ナジメ、姉のレズワン、妹・サナの 3 ⼈に向けられる。誰が︖何のために︖ 捜索が進むにつれ互いの疑⼼暗⻤が家庭を⽀配する。
そして家族さえ知らないそれぞれの疑惑が交錯するとき、物語は予想不能に壮絶に狂いだす―――。
カンヌ国際映画祭<審査員特別賞>受賞の衝撃のサスペンススリラー!
ネット上の声
- ポスターの情報だけで観に行ったら、とんでもない衝撃作だった。国家という大きな力に翻弄される家族の物語が、息苦しいほどリアル。長尺だけど、最後まで目が離せなかった。これは解放の物語。
- イラン映画ってあまり観ないけど、これはすごい。家庭内の出来事が、社会全体の問題に繋がっていく感じが巧みだった。
- ちょっと長くて、正直途中少しダレたかな。テーマは重いけど、考えさせられる映画ではあった。
- 観終わった後、しばらく席を立てなかった。
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年2024年
- 製作国フランス,ドイツ,イラク
- 時間167分
- 監督モハマド・ラスロフ
- 主演ミシャク・ザラ
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現代イラン、死刑制度という国家の暴力に加担する4人の男たちの葛藤を描き、ベルリン国際映画祭金熊賞に輝いた衝撃のオムニバスドラマ。
現代のイランを舞台に、死刑執行に関わる4人の男性の物語が描かれる4つのエピソードからなるオムニバス。ごく普通の家庭人として暮らす男、兵役で死刑執行を命じられた若者、休暇を楽しむ兵士、そして人里離れて暮らす医師。彼らは皆、国家の命令という形で「死」に直面し、その重圧の中で道徳的なジレンマに苦しむ。愛する家族との平穏な日常と、他者の命を奪うという非情な任務。その狭間で揺れ動く彼らの選択は、観る者に「悪とは何か」「自由とは何か」という根源的な問いを突きつける。政府の監視を逃れ、極秘に撮影された本作が映し出すのは、抑圧的な体制下でも失われない人間の良心と抵抗の物語。
ネット上の声
- イランの徴兵制度が酷過ぎてって内容だけど、オムニバスの第一話があまりにも印象的
- オムニバス
- 死刑執行人
- 世界で二番目に死刑執行が多いというイランで作られた、死刑制度を否定するメッセージ
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国ドイツ,イラン・イスラム,チェコ
- 時間151分
- 監督モハマド・ラスロフ
- 主演エーサン・ミルホセイニ
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次世代の映画作家育成を目的とした文化庁委託事業「若手映画作家育成プロジェクト(New Directions in Japanese Cinema=ndjc)」の2014年度に製作された作品。幼い娘2人とネットカフェで寝泊まりする紀子は、貧しくとも母娘で仲睦まじい生活を送っていたが、ある日、職を失ってしまう。新たな職場や借金のあてを探して奔走する紀子だったが……。「夢売るふたり」ほか多数の映画、ドラマでバイプレイヤーとして活躍する安藤玉恵が主演。監督・脚本は、CM、ミュージックビデオ、舞台映像など幅広い映像ジャンルで活動する羽生敏博。
ネット上の声
- [イラン、"国内で疎外されるなら国外で疎外される方がマシ"]
ヒューマンドラマ
- 製作年2011年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間---分
- 監督モハマド・ラスロフ
- 主演---