全3作品。アイヴァン・セン監督が制作した映画ランキング

居場所を求める10歳のアボリジニの少年。彼が憧れたのは、裏社会を生きる一人の麻薬ディーラーだった。

オーストラリアの辺境にあるアボリジニのコミュニティ「トゥーメラ」。10歳の少年ダニエルは、学校を追い出され、家庭にも居場所を見いだせずにいた。そんな彼が憧れの眼差しを向けたのは、地元の麻薬ディーラー、リンデン。彼の「兵士」になることを決意し、ダニエルは危険な裏社会へと足を踏み入れる。初めて手にした仲間意識と目的。しかし、対立するギャングとの抗争が激化するにつれ、憧れの世界の残酷な現実を目の当たりにする。暴力と貧困が渦巻くコミュニティで、少年が選ぶべき道とは。失われた文化と未来への渇望を描く物語。

先住民の捜査官、ジェイ・スワンは、ある失踪者を追ってオーストラリアの奥地・ゴールドストーンに到着する。単なる行方不明者の事件かと思いきや、地元の汚職や犯罪が絡まった複雑な事件だとわかる。ジェイは地元の若い刑事とさらなる調査を進めていく。

都会での任務を終え、刑事のジェイ・スワンは荒れた奥地にある故郷へと戻ってきた。ある日、アボリジニの少女が殺害される事件が発生。ジェイが調査の開始を担当することに。それを機に、町の中にくすぶり続けていたさまざま確執が明るみになっていく。