2013年に他界した名優・三國連太郎の主演で1984年に製作され、認知症の老父と末期患者の老母を抱えた家族の苦悩を描き、高齢化社会や尊厳死、安楽死といった問題をえぐり出した作品。昭和57年、新潟県・親不知海岸。老人特有の痴呆がはじまっていた元漁師の安田源吾は、毎夜のように徘徊を繰り返していた。息子夫婦はそんな父に加え、不治の病で死を待つだけの母の「殺してくれ」という悲痛な声に悩まされ、安らげる時がなかった。三國の主演作で唯一劇場未公開だった幻の作品で、「お蔵出し映画祭2013」でグランプリを獲得。製作から30年を経た2014年に劇場公開が実現。
ネット上の声
- 痴呆の祖父と難病発症により病床で苦しみ続ける祖母を抱えた家族を描く
- 主題は今日的だが演出は当時でも古めかしい
- 認知症に安楽死、家族問題が大きい
- だらなこと言うたらアカンがや。
ヒューマンドラマ
- 製作年1984年
- 製作国日本
- 時間136分
- 監督島宏
- 主演田村高廣