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自由か、死か。アメリカの砂漠を舞台に繰り広げられる、反体制派への究極の弾圧シミュレーション。
1970年代、アメリカ。ベトナム戦争への反発が激化する中、政府は反体制的な活動家を裁くための秘密法廷を設置。有罪判決を受けた者たちに提示される選択肢は、長期の懲役刑か、それとも「懲罰公園」での3日間か。そこは灼熱の砂漠に設けられた、国家権力による過酷なサバイバルゲームの舞台。彼らは53マイル先の星条旗を目指し、追跡する警察官から逃げ続けなければならない。これはフィクションか、それとも現実の寓話か。観る者の倫理観を揺さぶる、衝撃の擬似ドキュメンタリー。
ネット上の声
- 憲法の縛りからは自由の国、アメリカ
- "DIS IS AMERICA"
- 米ソ対立中のアメリカで、ヒッピーたちが”危険分子”として拘留され、”懲罰公園”に
- モキュメンタリーの手法を使ってドキュメンタリー作品的な問題提起を行うのって珍しい
ヒューマンドラマ
- 製作年1971年
- 製作国アメリカ
- 時間88分
- 監督ピーター・ワトキンズ
- 主演パトリック・ボランド
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全国民が熱狂するポップスター、スティーブン。しかしその笑顔の裏には、国家による巧みな大衆操作の罠が。
近未来のイギリス。絶大な人気を誇るポップアイドル、スティーブン・ショーターの成功物語を追うドキュメンタリー。しかし、そのカメラが映し出すのは、華やかな世界の裏側。彼の人気は、実は政府と巨大企業によって巧みに作り上げられた虚像だった。若者の不満を音楽で吸収させ、体制に従順な国民を作り出すための巨大な装置。利用されていると知りながらも、スターであり続けることを選ぶスティーブンの苦悩と葛藤。やがて彼のパフォーマンスは、体制への静かな抵抗へと変貌していく。
ヒューマンドラマ
- 製作年1967年
- 製作国イギリス
- 時間103分
- 監督ピーター・ワトキンズ
- 主演ポール・ジョーンズ
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「叫び」はいかにして生まれたか。愛と死、そして狂気に引き裂かれた画家エドヴァルド・ムンクの魂の軌跡を辿る伝記映画。
舞台は19世紀末のノルウェー。若き画家エドヴァルド・ムンクは、幼少期の家族の死、報われない人妻との恋といった絶え間ない喪失と苦悩を創作の源泉としていた。彼の描く、魂の叫びを映したかのような絵画は、当時の保守的な画壇から猛烈な批判を浴びる。社会からの不理解、精神的な不安定、そして貧困。孤独の中で、自らの内なるヴィジョンをキャンバスに叩きつけ続けるムンク。その狂おしいまでの情熱が、やがて芸術史に不滅の名を刻む傑作を生み出す。画家の壮絶な人生。
ヒューマンドラマ
- 製作年1976年
- 製作国ノルウェー,スウェーデン
- 時間170分
- 監督ピーター・ワトキンズ
- 主演ゲール・ウエストビー