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パレスチナの難民キャンプに響く魂の詩。占領下で生きる女性詩人ガーダの日常と抵抗を追ったドキュメンタリー。
舞台はパレスチナ、ヨルダン川西岸地区のデヘイシェ難民キャンプ。主人公は、3人の子を育てる母であり詩人のガーダ・キッダー。イスラエル軍が建設した巨大な壁に囲まれ、自由を奪われた日常。検問所での屈辱、響き渡る銃声。そんな絶望的な状況下で、彼女はペンを握る。怒り、悲しみ、そして未来への僅かな希望。自らの魂を削って紡ぎ出す言葉は、占領下の現実を鋭く告発する詩となる。これは、ペンを武器に理不尽な世界と闘う一人の女性の、静かで力強い抵抗の記録。
ネット上の声
- 報復の連鎖を断ち切りたい!と切に願います。
- 勇気をもらったドキュメンタリー映画
- 人生は入力と出力で出来ている
- 描かれてこなかった一側面
ドキュメンタリー
- 製作年2005年
- 製作国日本
- 時間106分
- 監督古居みずえ
- 主演---
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2009年、ガザ地区。イスラエル軍事侵攻で家族29人を失った子供たちの瞳が映す、戦争の現実と再生への道のり。
2008年末から始まったイスラエルによるガザへの軍事侵攻。この攻撃で、サムニ家は29人もの家族の命を奪われた。本作は、惨劇を生き延びた子供たちに寄り添ったドキュメンタリー。心に深い傷を負いながらも、日々の暮らしを懸命に生きる子供たちの姿。彼らが描く絵、語る言葉の一つ一つが、戦争の非情さと、失われたものの大きさを突きつける。悲しみと怒りを抱えながらも、遊び、笑い、未来を夢見ることをやめない子供たちの強さ。その瞳を通して見る、紛争地の真実。
ネット上の声
- 9点:見て良かった!!
- 「家族が亡くなった場所だからこの家に来るのが好きなの、住みたいくらい
- 2008年のイスラエル軍のガザ侵攻後のガザの子供を追ったドキュメンタリー
- とても考えさせられる映画だった
ドキュメンタリー
- 製作年2011年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督古居みずえ
- 主演---
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福島第一原発の事故により、仮設住宅暮らしを余儀なくされた2人の女性が、泣き笑いながら、たくましく生きる姿を描いたドキュメンタリー。地元・福島県飯舘村で孫に囲まれて幸せに暮らす、ごくありふれた老後を考えていた79歳の菅野榮子さん。しかし、原発事故により飯舘村は全村避難となり、ひとりで仮設住宅での生活を余儀なくされる。榮子さんの心の支えとなるのは、隣に移ってきた友人の菅野芳子さんだった。冗談を飛ばしあい、互いを元気づける2人が、仮設暮らしの中でこれからを模索していく。監督は30年近くパレスチナの取材を続け、女性や子どもに焦点をあてた「ガーダ パレスチナの詩」などを手がけた古居みずえ。
ネット上の声
- かあちゃん達には頭が下がるが評価出来ない
- 土とともに
- 土とともに
ドキュメンタリー
- 製作年2016年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督古居みずえ
- 主演---
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福島第一原発の事故で全村避難を余儀なくされた飯館村の酪農家たちを追ったドキュメンタリー。
豊かな自然に囲まれた福島県相馬郡飯館村は、かつてはブランド牛の生産地として知られていた。しかし2011年3月の東日本大震災によって起きた原発事故とその後の避難指示により、村民の多くが暮らしと生業を失う事態に。2017年3月には避難指示が解除されたが、6年という歳月は長く、帰村した村民は約2割にとどまった。
長年にわたりパレスチナの女性たちを取材してきた古居みずえ監督が、飯館村の酪農家の女性たちを約10年にわたって記録。飯館村へ通いながら故郷に戻れる日を待ち続けた中島信子さん、牛と共に新天地に移住した原田公子さん、先祖代々の土地と故郷を守るため新たなチャレンジに取り組む長谷川花子さんの3人を中心に、故郷と生業、家族の間で揺れ動く女性たちの心情を丁寧にすくい取った。
ドキュメンタリー
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間180分
- 監督古居みずえ
- 主演---