-
イラク戦争前夜のクルド難民キャンプ。地雷を掘って生計を立てる子供たちの、過酷な日常と未来への切なる願い。
2003年、イラクとトルコの国境地帯にあるクルド人難民キャンプ。13歳の少年「サテライト」は、衛星放送のアンテナを取り付けてアメリカの空爆情報を得ようと奔走する子供たちのリーダー。彼の前に現れた、両腕を失った予知能力者の少年と、その美しい姉。彼らが背負う戦争の深い傷跡。地雷原という死と隣り合わせの日常の中、それでも未来を信じようとする子供たちの姿。戦争の足音が迫る中、彼らを待ち受ける衝撃の運命。
ネット上の声
- とにかく強烈な映画だった。子供たちの生命力に圧倒される。
- 戦争の悲惨な現実の中でも、子供たちの明るさとたくましさに胸を打たれた。見てよかったと心から思う。
- イラク国境の難民キャンプで、地雷を掘って生計を立てる子供たち。その現実が衝撃的だった。重いテーマだけど、多くの人に観てほしい作品。
- 子供たちのパワーがすごい!
ヒューマンドラマ
- 製作年2004年
- 製作国イラク
- 時間97分
- 監督バフマン・ゴバディ
- 主演ソラン・エブラヒム
-
イラン・イラク国境の極寒の地。病気の弟を救うため、少年は命がけの密輸に挑む、家族の絆の物語。
舞台は、厳寒のイラン・イラク国境地帯に暮らすクルド人の村。両親を亡くし、幼いきょうだいの面倒を見る12歳の少年アヨブ。彼の弟マディは重い病を患い、手術をしなければ余命いくばくもない状況。アヨブは手術費用を稼ぐため、大人たちに混じり、凍てつく山を越える過酷で危険な密輸の仕事に身を投じる決意。寒さを紛らわすために酒を飲まされ、千鳥足で雪道を進む騾馬のように、少年もまた過酷な運命に立ち向かう。果たして彼は弟を救えるのか。
ネット上の声
- 過酷な世界に生きるからこその絆の強さ
- ノンフィクションを凌駕する現実性!
- ドキュドラの最高峰の傑作
- クルド人に興味があるからみたけれど、これはまさにクルド人の物語!と言えるほど彼ら
家族、 社会派ドラマ
- 製作年2000年
- 製作国イラン・イスラム,フランス
- 時間80分
- 監督バフマン・ゴバディ
- 主演アヨブ・アハマディ
-
イラン・イラク戦争直後のクルディスタン。伝説の歌姫である元妻を探す老音楽家の、歌と愛を巡る過酷な旅路。
舞台はイラン・イラク戦争終結直後の、イラン領クルディスタン。老音楽家ミールザは、伝説の歌姫である元妻が戦火のイラクで危機に瀕していると聞き、息子たちと彼女を探す旅に出る。国境を越え、荒廃した大地を進む一行。彼らが道中で出会うのは、戦争が残した深い傷跡と、それでも歌を愛し続ける人々の姿。音楽が紡ぐ、魂のロードムービー。
ネット上の声
- 馬と歌と亀
- 一作目が子どもを主人公にした悲劇的な映画だとするなら、同じような題材ながら、この
- 湾岸戦争(1990年8月2日- 1991年2月28日)直後の時系列で、イラク戦争
- クルド民族というと、教養があり、教育が高いと感じる
ヒューマンドラマ
- 製作年2002年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間100分
- 監督バフマン・ゴバディ
- 主演シャハブ・エブラヒミ
-
「酔っぱらった馬の時間」「亀も空を飛ぶ」などで国際的に高い評価を受けたイランのバフマン・ゴバディ監督が、テヘランのアンダーグラウンド・ミュージック界を題材に、17日間に渡る無許可ゲリラ撮影を敢行して撮りあげた青春群像劇。西洋的な文化が厳しく規制されているイランで、当局の目をかいくぐってバンド活動に熱中する若者たちの姿をリアルに描く。第62回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で特別賞を受賞した。
ネット上の声
- ロックってある時代までは、体制と戦う武器だったんですよね。
- 観る価値は間違いなくあるも楽しめるかは別
- フォロワーさんのレビューを参考に鑑賞💿
- こんな国、ありえないでしょ(驚)!!
ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間106分
- 監督バフマン・ゴバディ
- 主演ネガル・シャガギ
-
2021年・第34回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され、アミル・アガエイ、ファティヒ・アル、バルシュ・ユルドゥズ、オヌル・ブルドゥの4人が最優秀男優賞を受賞。
ネット上の声
- 海が見える場所に越したものの、新しいビルを建てられてしまい奮闘するクルド人音楽家
- クルド人音楽家の頑固者が、お気に入りのボスポラス海峡見渡すアパート上階の絶景を、
- 監督自ら作詞作曲してるとはいえ、演奏シーンはこの話にいらなすぎるだろという感じ
- 演出の仕方によっては重厚な人間ドラマになりそうな設定なのに、何だか全体的に雑
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国トルコ
- 時間114分
- 監督バフマン・ゴバディ
- 主演アミル・アガイ
-
「ペルシャ猫を誰も知らない」撮影後にイランから亡命したバフマン・ゴバディ監督が、クルド人詩人サデク・カマンガルをモデルに描いた社会派ドラマ。イスラム革命のさなか、半革命的な詩を発表したために投獄された詩人サヘル。妻ミナは夫の帰りを待ち続けていたが、やがて夫が獄中で死亡したと聞かされて新たな生活をスタートさせる。実は生きていたサヘルは30年間の獄中生活の末についに自由の身となり、ミナの行方を探すが……。ミナ役にイタリアの人気女優モニカ・ベルッチ。2012年・第13回東京フィルメックスのクロージング作品として上映された。
ネット上の声
- 凝り過ぎた“画”が話を分かり難くしている
- 国境に生きるものだけが新たな祖国をつくる
- あの~、私は泳げるんですが…(byサイ)
- 歴史や時代に翻弄される 苦く哀しい愛
ヒューマンドラマ
- 製作年2012年
- 製作国イラク,トルコ
- 時間93分
- 監督バフマン・ゴバディ
- 主演ベヘルーズ・ヴォスギー