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連句とは複数の歌人が句をつないでつくり上げる日本特有の文学形式で、前の人の下の句を引き継ぎ詠みつないでいくことで、世界観の変化やイマジネーションの広がりを楽しむもの。本作はそんな連句の特性を活かし、水彩や油絵に水墨画、さらには人形、CGなど様々なアニメーション形式とそれぞれに独自の世界を確立している作家個人の多彩な個性を堪能することができる。
ネット上の声
- アニメで日本を学びましょうか
- すごいなー!と思いつつ、歌の中身が分からず理解しきれなかったのが悔やまれます…も
- 芭蕉と弟子らによる連句の世界観を、国内外のアニメーション作家が己の作法による自由
- ノルシュテインや川本喜八郎の凄さを再確認したのはもちろん、特にアレキサンドル・ペ
アニメ
- 製作年2003年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督川本喜八郎
- 主演---
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二人の男に愛された一人の女。能「求塚」を題材に、愛と嫉妬が渦巻く悲恋を川本喜八郎が描く人形アニメーション。
古代の日本。ある村に、類まれな美しさを持つ一人の女がいた。彼女に心を奪われたのは、二人の対照的な男。激しい情熱で愛を求める男と、静かに深い愛情を注ぐ男。二人の間で揺れ動く女は、決断を下すことができず、苦悩の日々を送る。やがて、抑えきれない嫉妬と独占欲は、三人の運命を狂わせ、取り返しのつかない悲劇へと導いていく。能の古典「求塚」の世界観を、精緻で美しい人形の動きで表現。燃え盛る炎のような愛の果てにある、哀しくも美しい結末。
ネット上の声
- ”美しい”って災難
- 火宅とは「煩悩と苦しみに満ち、安住できない現世を、火のついた家にたとえていう言葉
- 冒頭での人間のような精密な動きをこなしている命がこもった人形から一気に映画に引き
- こりゃすごい、2次元の絵と人形劇の融合の練度みたいなのが前2作よりもよっぽど上が
アニメ
- 製作年1979年
- 製作国日本
- 時間19分
- 監督川本喜八郎
- 主演---
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中島敦最後の短篇『名人伝』のアニメ化。『人形は様々な煩悩を断ち切った人間を表現出来る』と考えた川本喜八郎は上海美術電影製片廠に製作を提案、中国作品に演出と技術指導で参加して完成。88年上海国際動画電影節特別賞。
ネット上の声
- ナレーション橋爪功、想像するはドラゴンボールの亀仙人と悟空の関係…たった24分の
- 中島敦“名人伝”を、王柏栄とともに上海アニメーションスタジオで製作した川本喜八郎
- 前半の紀昌はやべえやつ、努力は認めるが発想がギャグ
- 中島敦「名人伝」を翻案した人形劇アニメーション
アニメ
- 製作年1988年
- 製作国中国
- 時間24分
- 監督川本喜八郎
- 主演---
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1981年、人形アニメーション作家の川本喜八郎が制作した初の長編アニメ作品。物語は、室町時代に浄土真宗の僧として、衰退していた本願寺を中興した蓮如の半生を描いている。
ネット上の声
- 蓮如さんが近くにいる女性の好意に気付かない鈍感系主人公なのが面白い
- 商業映画ではないためか淡々と物語が進む
- 川本喜八郎の2本ある長篇作のうちの一本
- 川本喜八郎の人形アニメ
アニメ
- 製作年1981年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督川本喜八郎
- 主演大門正明
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奈良県にある真言宗の古刹・當麻寺に伝わる伝説と大津皇子の史実をモチーフに、仏の教えに帰依する藤原南家の娘が非業の死を遂げた皇子の魂を鎮めるまでを描いた長篇人形アニメーション。監督は「ひさかたの天二上」の川本喜八郎。折口信夫の同名小説を基に、川本監督自身が脚色。撮影を「冬の日」の田村実と「SOSこちら地球」の伊丹邦彦、山屋恵司、今野聖輝、佐藤大和、「海女のリャンさん」の木村光男、『リボルバー |青い春|』の森英男が担当している。ヴォイス・キャスト主演に、「春の雪」の岸田今日子と「阿修羅城の瞳」の宮沢りえ。第79回本誌文化映画ベスト・テン第3位、第27回ぴあフィルムフェスティバル上映、日本映画ペンクラブ賞 文化映画第2位、第2005年ザグレブ国際アニメーション映画祭長編部門審査員特別栄誉賞受賞、2005年度文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞受賞、文化庁芸術団体重点支援事業、東京都知事推奨、文部科学省選定作品。
ネット上の声
- 「郎女(いらつめ)が音もなく立ち去るのを気付く者は一人もなかった
- 死者の書の、本当の意味がわかりました。
- いい作品だけにもったいない
- 万葉の世界が美しかった!
人形劇、 ファンタジー、 時代劇
- 製作年2005年
- 製作国日本
- 時間70分
- 監督川本喜八郎
- 主演宮沢りえ