高畑勲監督の映画「おもひでぽろぽろ」でも描かれた紅花の栽培から染めにいたる4年を追ったドキュメンタリー。
中近東から中国に渡り、日本に伝わった紅花。染料として皇室で珍重されながら、明治時代の化学染料の台頭、さらに第2次世界大戦中に国によって栽培が禁止されたことにより、その文化は危機に瀕していた。栽培された紅の染料からごくわずかしか紅色が採れないという利便性からは遠く離れた染色方法ながら、科学染料では生み出すことのできない繊細な色合いを表現するために染めに没頭する職人たち。そして、紅花を栽培する農家の人たちと、紅花の文化を守り継いでいく人びとの姿を、4年の歳月をかけて追っていく。
映画「おもひでぽろぽろ」で紅花農家に手伝いに行くタエ子役の声優を担当した今井美樹がナレーションを担当。監督は「世界一と言われた映画館」など、山形を舞台にした映像作品を数多く手がけている佐藤広一。
ネット上の声
- かくも儚く、美しくて豊かな物語
- 子供の頃、山形に行った時に紅花のドライフラワーを買ってきた時から気になる存在の紅
- 朝倉さやさんの歌も魅力だし、紅花ってどんなもの?との興味で鑑賞
- 今日1本目の試写会は『紅花の守人 いのちを染める』先行限定会
ドキュメンタリー
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間85分
- 監督佐藤広一
- 主演---