暗黒舞踏の創始者・土方巽。封印された伝説の舞台が、30年の時を経てスクリーンに蘇る。
1973年の夏、京都大学西部講堂。日本の前衛芸術を牽引した舞踏家、土方巽がそこにいた。本作は、その過激さから長年封印されていた伝説の舞台「夏の嵐」の記録フィルム発見をきっかけに、稀代の芸術家の思想と肉体の軌跡を解き明かす。彼の舞踏は、既成概念を破壊し、人間の根源的な生と死をえぐり出す。狂気と静寂、醜と美が混在する圧倒的なパフォーマンスは、30年の時を超え、土方巽が何を表現しようとしたのかを観る者に鋭く問いかける。これは、伝説の舞踏家との魂の対話。
ネット上の声
- 「ものを握ることも握ったものをはなすこともできないのだ、という奇異な発想がまたや
- 1973年6月 京都大学西部講堂
ドキュメンタリー
- 製作年2003年
- 製作国日本
- 時間71分
- 監督荒井美三雄
- 主演土方巽