全7作品。リチャード・フランクリン監督が制作した映画ランキング

　コナン・ドイルの原作『失われた世界』を忠実に映像化した作品。チャレンジャー教授は、長年の研究からアマゾンの奥地に恐竜が生息していると確信する。

「オーストラリアのヒッチコック」とも称された鬼才リチャード・フランクリン監督が1982年に手がけたサスペンス・ロードムービー。人気のない荒野をひた走るトラック運転手に、殺人鬼の気配が忍び寄る。 冷凍豚肉を積んだ長距離トラックを運転しオーストラリアを横断するクイッドは、道中同じ道を走る旅行者やヒッチハイカーに何度も遭遇する。パメラという名のヒッチハイカーの女性も、そんなヒッチハイカーのひとりだった。しかしある時、パメラが姿を消し、不審な行動をとる緑色のバンを目撃する。クイッドは、そのバンの運転手が近ごろ発生している連続殺人事件の犯人ではないかと疑うが、警察はクイッドの訴えを信じず、逆に彼を容疑者として疑い始める。クイッドは独自に追跡を開始し、事件の真相を追うなかでさまざまな危険に巻き込まれていく。 野犬をお供に独り言をつぶやき、空想癖のあるトラック運転手クイッドを演じたのは、「ドク・ホリディ」「私立探偵マイク・ハマー」のステイシー・キーチ。「ハロウィン」「プロムナイト」などホラー映画で活躍したジェイミー・リー・カーティスが共演。音楽は「マッドマックス」「マッドマックス2」のブライアン・メイ。日本では長らく劇場未公開だったが、約45年を経て2025年に劇場初公開される。

22年後、ノーマン・ベイツが帰ってきた。狂気は本当に去ったのか、それとも新たな悪夢の始まりか。

あの惨劇から22年。精神病院を退院し、社会復帰を果たしたノーマン・ベイツ。彼は故郷に戻り、ダイナーで働きながら静かな生活を始めようとする。だが、彼の周囲で再び「母」を名乗る謎の人物からのメッセージや、不審な出来事が頻発。そして、かつてのベイツ・モーテルを彷彿とさせる、新たな連続殺人が幕を開ける。果たして、これはノーマンの狂気の再燃なのか。それとも、彼の過去を知る何者かが仕掛けた罠なのか。疑心と恐怖が渦巻く中、ノーマンは自らの正気を証明するため、悪夢の根源と対峙する。

高い知能を持つチンパンジー「リンク」。それは人類の友か、恐怖の支配者か。禁断の実験が招く戦慄のサイコ・スリラー。

イギリスの田舎に佇む人里離れた屋敷。動物行動学を学ぶ女子大生ジェーンは、霊長類学の権威である教授の助手として、高い知能を持つチンパンジー「リンク」の世話を任される。しかし、ある日教授が謎の失踪。屋敷にはジェーンと、執事のように振る舞い始めたリンクだけが取り残される。電話線は切られ、外部との連絡は不能。次第に本性を現すリンクが、ジェーンを支配しようと行動をエスカレートさせていく。閉ざされた館での、知能犯との絶望的なサバイバル。

ＳＦＸのプロと私立探偵（前作では刑事）のコンビが、今度はバチカン秘宝盗難事件に巻き込まれることになるシリーズ第2作。サスペンスものとピカレスクものが合体している点は前作と同じ。監督は「リンク」のリチャード・フランクリン。製作は前作に引き続きジャック・ウイナーとドディ・フェイド。エグゼクティヴ・プロデューサーはリー・Ｒ・メイズ。ロバート・Ｔ・メギンソンとグレゴリー・フリーマンが創造したキャラクターに基づいた脚本はビル・コンドン。撮影は「ジャッカー」のヴィクター・Ｊ・ケンパー。音楽はラロ・シフリンが担当。

植物状態でありながら超能力を駆使する青年が巻き起こす惨劇を描き、アボリアッツ・ファンタスティック映画祭グランプリに輝いたオーストラリア製サイキックホラー。小さな病院で働きはじめた看護師のキャシーは、3年前に母親とその愛人を殺害してから昏睡状態になったままの青年パトリックの担当を任される。どんな刺激にも反応せず意識がないと思われていたパトリックだったが、キャシーだけは彼が不思議な力を備えていることに気づく。やがて、病院内で不可解な出来事が次々と起こるようになり……。