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映画評論家として活動し、映画監督としてドキュメンタリー「能楽師 伝承」などを手がけた田中千世子が、セミドキュメンタリー作品だった前作「熊野から」を劇映画として発展させた続編。海部が吉野で出会った若い女性。彼女は自身を「コードネームはクローディーヌ」と名乗った。そのエピソードを海部が旅の雑誌に書くと、編集部に「私こそクローディーヌ」と書かれた手紙が到着する。俳優でもある海部は狂言仕立ての不条理劇にとりかかるが、2人のクローディーヌのことが気にかかっていた。折口信夫の歴史幻想小説「死者の書」をめぐって、新宮、吉野、熊野、難波、三輪、二上山を舞台に、神話の世界へと導かれていく。
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国日本
- 時間83分
- 監督田中千世子
- 主演海部剛史
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セミドキュメンタリー映画「熊野から」3部作の田中千世子監督が、自ら熊野修験に参加しながらその様子を記録したドキュメンタリー。
修験のメッカとして知られる熊野だが、明治初期の神仏分離と修験道禁止によって修験道の実践は困難となり、熊野と吉野を結ぶ大峯奥駈けの道は荒廃、七十五の靡(なびき)にも不明箇所が発生した。第2次世界大戦後に修験道は徐々に復活するが、吉野から南へ向かう奥駈けは熊野まで通じておらず、行者たちは途中で引き返すことを余儀なくされた。消えた道の復興に乗り出した奥駈葉衣会代表・前田勇一氏の遺志を継いだ人々による「新宮山彦ぐるーぷ」は、木を切って道を整備し、宿小屋を建て、ついに熊野までの道を貫通させることに成功。熊野修験の復活を長年にわたり祈念してきた那智山青岸渡寺の高木亮英導師は、熊野から吉野へと向かう順峯を貫徹する。
ネット上の声
- 「観てください」と試写をオススメされたので拝見しました
- 熊野修験の様子を撮ったドキュメンタリー
- 熊野修験復興のドキュメンタリーだな
- 田中千世子さん、熊野三部作の続き
ドキュメンタリー
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間84分
- 監督田中千世子
- 主演---
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1970年に自ら命を絶ってから35年が経つ今日でもなお、日本のみならず世界的に影響を与え続ける偉大な作家、三島由紀夫をめぐる異色のドキュメンタリー・フィルム。監督は「能楽師」の田中千世子。ゆかりの人にマイクを向けるのではなく、彼が残した作品を通じてのみ三島と関わりを持ってきた、現在第一線で活躍する国内外のアーティストたちによるそれぞれの“三島論”が浮かび上がらせる新たな三島像を描き出す。
ネット上の声
- 『みやび 三島由紀夫』製作年2005年上映時間74分
- シネパトス三島特集で『みやび 三島由紀夫』
ドキュメンタリー
- 製作年2005年
- 製作国日本
- 時間74分
- 監督田中千世子
- 主演平野啓一郎
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熱烈な能ファンである映画評論家・田中千世子監督によるドキュメンタリー。俳優の佐野史郎が世阿弥の言葉を朗読する。
ドキュメンタリー
- 製作年2002年
- 製作国日本
- 時間60分
- 監督田中千世子
- 主演関根祥六
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ロードレーサーを中心に扱う自転車ショップ「なるしまフレンド」会長で、自転車界のカリスマアイドル的存在として知られる鳴嶋英雄が、75歳の誕生日に向けて自転車での日本海側日本縦断を敢行した様子を追ったドキュメンタリー。同時に越、丹後、出雲、筑前など日本海側の古代文化、渡来文化の豊かさにも焦点を当てる。監督は、同じく鳴嶋を追ったドキュメンタリー「なるしまフレンド 俺っち自転車道」(2009)も手がけた田中千世子。
ネット上の声
- 出前を取るジャズが流れるラーメン屋さん
- 元気の秘訣は…
ロードレース(自転車レース)、 旅に出たくなるロードムービー、 ドキュメンタリー
- 製作年2011年
- 製作国日本
- 時間81分
- 監督田中千世子
- 主演鳴嶋英雄
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映画評論家として活動する一方、映画監督として「能楽師 伝承」「なるしまフレンド 俺っち自転車道」といった作品も発表している田中千世子監督が、紀伊半島南部に位置する熊野を舞台に描いた作品。俳優で旅行ライターの海部は、旅のエッセイを書くため親友の岡部とともに熊野を訪れる。初日は神倉神社から熊野川沿いに本宮大社を経由し、十津川村へ。2日目は玉置神社を訪れた後、果無集落の入り口まで登る。3日目は神倉神社で知り合った宮司に誘われて神内神社を訪れ、大山の修験者道場へと向かう。海部は旅を通し、単なる観光では見出せない、熊野の奥深く不思議な魅力にひきつけられていく。旅の行程の多くはシナリオでは決めず、現地で生まれたものをそのまま採用するという方法で撮影された。
ネット上の声
- つくり方は、人それぞれ。
- つくり方は、人それぞれ。
- よくわかんない
- よくわかんない
ドキュメンタリー
- 製作年2014年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督田中千世子
- 主演海部剛史
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観世流能楽師・関根祥人を中心に、父・祥六、息子・祥丸との稽古風景や、能「舎利」「道成寺」「松風」の舞台を記録。能の伝承についてカメラを回したドキュメンタリー。祥人と俳優・佐野史郎、民俗学者・田中英機との鼎談(ていだん)も収められ、「道成寺」を7度演じることになった祥人の心境にも迫る。監督は「能楽師」「みやび 三島由紀夫」などのドキュメンタリーで知られる田中千世子。
ネット上の声
- 能を観たくなる
- とても参考になることは多かったのですが。
ドキュメンタリー
- 製作年2010年
- 製作国日本
- 時間94分
- 監督田中千世子
- 主演関根祥六
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映画評論家でドキュメンタリー映画作家でもある田中千世子監督が、世界遺産の地・和歌山県熊野地方を舞台に手がける「熊野から」シリーズ3部作の完結編。セミドキュメンタリー形式で描かれた第1作「熊野から」、物語性のある劇映画として製作された第2作「熊野から ロマネスク」に続く今作は、再びセミドキュメンタリー形式となり、熊野地方の中心的な都市である新宮市にフォーカス。シリーズおなじみの登場人物である俳優兼エッセイストの海部剛史と担当編集者のサキが、取材のために現地を訪れたという設定のもと、2人の取材旅行を通して、新宮市の精神風土や文化的背景をひも解いていく。
ネット上の声
- 3作目にしてやっと映画館で観ることができました
- 三部作完結とのことだが不勉強で前二本は未見
- 製作年2017年
- 製作国日本
- 時間83分
- 監督田中千世子
- 主演海部剛史
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劇団燐光群の伊勢谷能宣が主演を務め、ドキュメンタリー作家の田中千世子が初の長編映画に挑戦した青春ドラマ。舞台俳優の伊勢谷は、パリを舞台にした「前夜」の通し稽古を進めていた。その一方で日本的なものにも憧れを持っていた伊勢谷は、能の先生が話していた三輪山へと向かう。そこで “日本浪漫派”を研究している女性に出会い、伊勢谷はより日本浪漫に興味を持つようになる。
ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国日本
- 時間75分
- 監督田中千世子
- 主演伊勢谷能宣
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石清水八幡宮の社僧で松花堂弁当の由来となった松花堂昭乗と、千利休とその弟子・古田織部の流れをくみつつ“綺麗さび”を形作った大名茶人の小堀遠州は、当時を代表する文化人であり、固い絆で結ばれていた。彼らは伝統文化を尊重しながらも、新たな時代を代表する空中茶室を生み出そうと力を合わせる。
ドキュメンタリー
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間75分
- 監督田中千世子
- 主演鈴木弥生
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73歳にして現役でロードバイクに乗りつづける鳴嶋英雄と、彼が会長を務めるロードバイク愛好会「なるしまフレンド」の活動を捉えたドキュメンタリー。鳴嶋会長が幼少時の自転車との思い出を語るインタビュー、なるしまフレンドの初心者向けコース「Eeeラン」の練習風景、2008年11月に実施された九州サイクルツアーと同年12月に修善寺で開催されたレースの模様などを収録。監督は「能楽師」「浪漫者たち」の田中千世子。
ドキュメンタリー
- 製作年2009年
- 製作国日本
- 時間79分
- 監督田中千世子
- 主演鳴嶋英雄