全8作品。ダニエル・ジリーリ監督が制作した映画ランキング

軍人のバートンは、数々の戦場を渡り歩いて帰国するもPTSDに悩まされ、荒(すさ)んだ日々を送っていた。軍人だったバートンの父と同じ部隊にいた退役軍人カーヴァーは、そんなバートンを案じて彼を退役軍人の集会へ連れていく。そこで出会ったペック、ウッディ、ハリスとの交流を通して心の安穏を得るバートンだったが、カーヴァーがギャングに襲われ殺されてしまう。憤怒したバートンは、ギャングへの復讐(ふくしゅう)を開始する。

小説倶楽部所載の原作を「びっくり五十三次」の津路嘉郎と「八州遊侠伝　白鷺三味線」の岩間鶴夫が共同で脚色し、岩間鶴夫が監督に当っている。撮影は「真実の愛情を求めて　何処へ」の斎藤毅。出演者は「地獄の花束」の大木実、「怪人二十面相　三部作　第一部人か魔か？　第二部巨人対怪人　第三部怪盗爆砕」の藤乃高子、「銀座令嬢」の仲原雅二、「三人娘　只今婚約中」の水原真知子、「鶏はふたたび鳴く」の小園蓉子のほかに日守新一、須賀不二男、浦辺粂子、諸角啓二郎、香川良介、明石潮などである。

凶悪犯罪の横行するロサンゼルスで殺人事件が発生、偶然現場に居合わせた母と娘が犠牲になる。夫のノーランは警察から犯人が逮捕されたと聞き安堵するが、その後目撃者が殺され、犯人は釈放されてしまう。ノーランは自ら拳銃を片手に復讐しようとするが…。

恋人の命と引き換えに麻薬の密輸を命じられた男の戦いを描いたクライムアクション。アメリカ人青年マイケルは恋人オリビアや友人たちと一緒にメキシコ旅行を満喫していたが、突然、オリビアが何者かに拉致されてしまう。犯人はオリビアを人質にとり、末端価格100万ドルものコカインを12時間以内にアメリカへ運ぶようマイケルに要求。犯罪歴のないアメリカ人旅行者というマイケルの立場を利用して、大量の麻薬を密輸しようというのだ。アメリカ麻薬取締局DEAとメキシコ警察、さらにメキシコの麻薬組織も市場から消えたコカインの行方を追うなか、オリビアを守るため危険なミッションに挑むマイケルだったが……。監督は「沈黙の包囲網　アジアン・コネクション」のダニエル・ジリーリ。

スティーブン・セガールが犯罪多発地区を牛耳るマフィアのボスを演じ、悪党たちが繰り広げる争いを描いたアクション。東南アジアの闇社会を支配するシランキリの資金源となっている銀行に、タイを拠点とする強盗コンビのジャックとサムが強盗に入る。シランキリの側近二ランは2人を捕まえるが、2人に強盗を続けさせ、分け前を手に入れていく。度重なる強盗事件に、組織内に裏切り者がいることを感じたシランキリは、組織内の締め上げを行い、ジャックらを追い詰めていく。