日活で蔵原惟繕、神代辰巳、藤田敏八、田中登、加藤彰、曽根中生などの助監督をやっていた29歳の李学仁(イー・ハギン)の処女作。在日朝鮮人が監督する最初の長編劇映画である。緑豆社は、李とカメラマンのアン・スンミンとが作っていた独立プロダクションで、「異邦人の河」は中村敦夫が製作費を出して誕生した緑豆社の第一回作品。李の国籍は韓国、安の国籍は朝鮮民主主義人民共和国。主演の朴雲煥(パク・ウナン)は、「キャロル」のメンバーだったジョニー・大倉で、彼はこの映画の音楽も担当している。朴はここで日本人の仮面をはずし、はじめて本名を名のったのである。(16ミリ)
ネット上の声
- 佳那晃子の美貌を愛でる映画?
- 「キャロル」のメンバーだったジョニー大倉=朴雲煥は、この作品で日本人の仮面を外し
- 在日はもはや6世もいるけれど相変わらず参政権すらないので、そんなに「昔の」話しで
- ヒロイン役の佳那晃子さんってこの映画の当時は大関優子って名前で活動していたんだね
ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間115分
- 監督李学仁
- 主演朴雲煥