戦後日本、故郷と祖国の狭間で揺れる在日コリアンの魂。差別と偏見の濁流の中、自らの生きる道を探す男の苦悩。
終戦後の日本。この国で生まれ育ちながらも、「異邦人」として生きることを強いられる在日コリアンの青年。日本社会からの差別と、祖国への複雑な想いの間で彼の心は引き裂かれる。日本人女性との許されざる恋、同胞との絆と対立。彼は、激動の時代の中で自らのアイデンティティを問い続ける。暴力と貧困が渦巻く社会の底辺で、彼は何を見つけ、何のために生きるのか。故郷でも祖国でもないこの地で、ただひたすらに自分の川を渡ろうとする男の、魂の彷徨の記録。
ネット上の声
- 佳那晃子の美貌を愛でる映画?
- 「キャロル」のメンバーだったジョニー大倉=朴雲煥は、この作品で日本人の仮面を外し
- ヒロイン役の佳那晃子さんってこの映画の当時は大関優子って名前で活動していたんだね
- 在日はもはや6世もいるけれど相変わらず参政権すらないので、そんなに「昔の」話しで
ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間115分
- 監督李学仁
- 主演朴雲煥