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「そこのみにて光輝く」「きみの鳥はうたえる」などの原作で知られる夭逝の作家・佐藤泰志の同名小説を、「寝ても覚めても」の東出昌大主演で映画化。心のバランスを崩し、妻と一緒に故郷・函館へ戻ってきた工藤和雄。精神科の医師に勧められ、治療のために街を走り始めた彼は、雨の日も真夏の日もひたすら同じ道を走り続ける。その繰り返しの中で、和雄は徐々に心の平穏を取り戻していく。やがて彼は、路上で知り合った若者たちと不思議な交流を持つようになるが……。慣れない土地で不安にさいなまれながらも和雄を理解しようとする妻・純子役に「マイ・ダディ」の奈緒、和雄に寄り添う友人役に「明日の食卓」の大東駿介。「空の瞳とカタツムリ」「なにもこわいことはない」の斎藤久志が監督を務めた。
ネット上の声
- 去年サブスクでレンタルして途中まで観てたのに観終わらずに放置しちゃってたやつ、
- 東出昌大が走ったコロナ禍の函館 奈緒の献身的な寄り添い方に唸る
- 治療困難な精神疾患を題材にした超難解作品
- やからし前の東出昌大が凄く好きでした
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間116分
- 監督斎藤久志
- 主演東出昌大
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何でもない放課後、気怠い夏。口に出せない想いが交錯する、80年代の地方都市を舞台にした少年少女たちの繊細な青春譜。
1980年代、日本のどこにでもある地方都市。高校生のケンジは、クラスメイトでどこかミステリアスな魅力を放つ美少女、ヤマダのことが気になっていた。彼女に近づこうと試みるが、ヤマダはいつも飄々としていて、本心を見せない。そんな二人の間に、もう一人のクラスメイト、ホシノの存在が影を落とす。彼もまた、ヤマダと特別な関係にあるようだった。退屈な授業、煙草の煙が漂う帰り道、意味のない会話。特別な事件が起こるわけではない、ありふれた日常。しかし、その中で少年少女たちの視線は静かに絡み合い、言葉にならない感情がゆっくりと満ちていく。思春期特有の苛立ちと憧れを、瑞々しくも切なく描いた物語。
ネット上の声
- 男子高校生が突然男性教師に強姦をされるという暴力的でかなり過激でそこから男性教師
- ずっとよくわからなかったのですが、ハルハートリーという感想をみてなるほど!と思い
- 後半の疑似家族のロードトリップは、数年早い悪趣味な「ユリイカ」とも言えるけれど、
- 変な話なのでそれなりに楽しんで観れはしたけど投げやりのように感じる雑な長回しの連
ヒューマンドラマ
- 製作年1998年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督斎藤久志
- 主演櫻田宗久
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元恋人との奇妙な共同生活。死を前にした男女が紡ぐ、切なくも温かい愛の物語。
現代の日本。主人公ひよりが共に暮らすのは、末期がんで余命わずかな元恋人の隆。穏やかに最期の日々を過ごすはずだった二人の日常。しかし、ひよりの前に新しい恋人・典が現れたことで、その静寂は破られる。過去の愛と現在の恋、そして迫りくる死の影。生と死の狭間で揺れ動く男女三人の関係。愛する人を見送るために彼女が下す、あまりにも切ない決断。その選択がもたらす結末。
ネット上の声
- 穏やかな夫婦が素敵だよ
- ものすごく好き
- ベッドの中でくだらないこと話しながらなんとなーくはじまるところに、なんかエロスと
- DINKS夫婦の穏やかな生活がどのように壊れていくのかを描いている
ヒューマンドラマ
- 製作年2013年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督斎藤久志
- 主演高尾祥子
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「なにもこわいことはない」「いたいふたり」などが劇場公開もされている、ぴあフィルムフェスティバル出身の斎藤久志監督が2011年に手がけた作品で、演劇学校に通う若い女性の流転する恋を描いた。日本映画学校25期俳優科卒業ドラマ作品として制作され、ヒロインの心変わりを、ユーモアでほろ苦く切り取った恋愛劇。良質な日本映画の未公開作品をセレクトした特集「Open the Cover 未公開映画のフタを開ける」で上映。
- 製作年2011年
- 製作国日本
- 時間77分
- 監督斎藤久志
- 主演下村響子
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元妻と、その新しい恋人。奇妙な3人を乗せた一台の車が辿り着く先は。気まずくて愛おしい、ある日曜日のロードムービー。
ある日曜日。主人公の男は、別れた妻・淳子と彼女の新しい恋人・宮本を車に乗せ、ドライブに出かける。狭い車内で繰り広げられる、ぎこちない会話と重たい沈黙。男は未だ淳子への想いを断ち切れず、若く屈託のない宮本に嫉妬を覚える。一方、淳子もまた、二人の男の間で揺れ動く感情を隠せない。過去の思い出と現在の現実が交錯する車内。他愛のない会話の端々に見え隠れする、それぞれの本音と嘘。この奇妙な三角関係を乗せたドライブは、やがて彼らの関係に思いがけない結末をもたらす。
ネット上の声
- 今月か先月くらいにシネマアイリスのホームページで監督が去年末に亡くなったことを知
- 映画としてはなんも起こらないけど、日常にあったらまじで呼吸止まりそうなくらいスト
- 斎藤久志の才能に気付いたのは、つい15年ばかり前のPFFの過去の受賞作特集で、ノ
- 唯野未歩子さん、東京フィスト、バレットバレエ、大いなる幻影に出てたあの人だ
サスペンス
- 製作年1998年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督斎藤久志
- 主演塚本晋也
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お互いの肉体的な痛みを共有する夫婦が、互いの気持ちを見つめ直していく姿を描いた異色のラブ・ストーリー。監督は「サンデイ ドライブ」「フレンチドレッシング」の斎藤久志。撮影をAV界の異端・平野勝之が手がける。主演は西島秀俊と唯野未歩子。
ネット上の声
- 今回もダメダメ男の西島さん
- こんな結婚もアリ?
- いたいふたりの愛
- 『痛みを分かち合う』という結婚の誓いの言葉通り、お互いに起こった物理的痛みを感じ
ヒューマンドラマ
- 製作年2002年
- 製作国日本
- 時間112分
- 監督斎藤久志
- 主演西島秀俊
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雌雄同体のカタツムリのように男でも女でもない心を持てあましながら絡みあう4人の男女を描いたドラマ。故・相米慎二監督が遺した映画タイトル案から着想し、書き上げた荒井美早のオリジナル脚本を、「なにもこわいことはない」「いたいふたり」の齋藤久志監督のメガホンで映画化。岡崎夢鹿は消えることのない虚無感を埋めるため、男となら誰とでも寝る。しかし、一度寝た男とは二度と寝なることはない。夢鹿の美大時代からの友人である高野十百子は極度の潔癖症で性を拒絶し、夢鹿にしか触れることができない。そして、2人の友人である吉田貴也は夢鹿への思いを捨てきれずにいた。学生時代から仲のよかった3人だったが、そのバランスは長い年月を経て少しずつ崩れていった。夢鹿に紹介され、ピンク映画館でアルバイトを始めた十百子は行動療法のような毎日に鬱屈していく。映画館に出入りする大友鏡一は満たされない思いを抱える十百子への思いを募らせていく。
ネット上の声
- 20代の日常に疲れた女性たちに観てほしい!
- 女性のための映画
- 最低最悪の作品
- 「草の響き」が好きだったので斎藤監督の作品をアマプラレンタルで
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間120分
- 監督斎藤久志
- 主演縄田かのん
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- 製作年1986年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督斎藤久志
- 主演菊地純子