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第二次世界大戦後、中国に置き去りにされた元日本兵。消された「山西残留」の歴史の真実を求め、国家に挑む執念の記録。
第二次世界大戦の終結から60年。中国山西省に「残留」し、共産党軍として国民党軍と戦った元日本兵たち。彼らは戦後、軍人としての恩給も受けられず、「蟻の兵隊」としてその存在を日本政府から黙殺された。本作の主人公、奥村和一もその一人。彼は仲間たちの名誉回復のため、そして歴史の真実を明らかにするため、厚生労働省を相手にたった一人の闘いを開始。なぜ彼らは帰国できなかったのか。戦友たちの証言、中国での現地調査。歴史の闇に葬られようとしていた驚愕の事実が、彼の執念によって次々と浮かび上がる。一人の老兵が人生を懸けて挑む、国の責任を問うドキュメンタリー。
ネット上の声
- 演出過剰の脇からするりと抜け落ちる本質
- できるだけたくさんの人に観て欲しい!!
- 「生きる」って、スゴイことなんだ!
- 今時、旬なのはドキュメンタリーだよ
ドキュメンタリー
- 製作年2005年
- 製作国日本
- 時間101分
- 監督池谷薫
- 主演奥村和一
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津波に全てを奪われた陸前高田の地で、ただ一人、家を建てる男。未来へ命を繋ぐ、ある大工の魂の記録。
2011年、東日本大震災。津波で自宅と息子を失った岩手県陸前高田の大工、佐藤直志さん。瓦礫が広がる故郷で、彼は決意する。「先祖代々の土地に、自分の手で、昔ながらの木組みの家を建てる」と。それは、失われたものへの鎮魂であり、未来への希望を繋ぐための闘いの始まり。自然と共に生きてきた先祖の知恵を頼りに、一本の木と向き合う孤高の姿。絶望の淵から立ち上がる、人間の再生と尊厳を静かに見つめた感動のドキュメンタリー。
ネット上の声
- ドキュメンタリー嫌いの私がお勧めする一本
- ただ、そこで生きる強さ
- 2013年3月11日に観ました
- むっちゃ ええええが
ドキュメンタリー
- 製作年2012年
- 製作国日本
- 時間118分
- 監督池谷薫
- 主演---
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革命の聖地で育った娘。ある日知らされた両親の正体は、元日本赤軍のメンバーだった。
文化大革命の聖地・延安で、「革命烈士の娘」として育てられた海霞。しかし27歳の時、彼女は衝撃の事実を知る。死んだはずの両親は生きており、かつて世界を震撼させた元日本赤軍のメンバーとして日本で暮らしているというのだ。自らのアイデンティティを根底から覆され、彼女は日本へ向かう決意。初めて会う両親との間に横たわる、30年近い空白の時間と、あまりに巨大な歴史の壁。イデオロギーに翻弄された家族は、本当の絆を取り戻せるのか。一人の女性の魂の軌跡を追った感動のドキュメンタリー。
ネット上の声
- ドキュメント映画の秀作です
- 最高のドキュメンタリー
- 話には聞くけど具体的になにが行われたのかほとんど知らない文化大革命を、下放(上山
- 中国の文化大革命時の政策で、農村に働きに行かされた中学生「下放青年」たちの間に生
ドキュメンタリー
- 製作年2002年
- 製作国日本
- 時間120分
- 監督池谷薫
- 主演---
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チベットの祈りの旗「ルンタ」に込められた、非暴力の抵抗と民衆の魂の叫び。
舞台は現代のチベット。中国の圧政下、文化や宗教が奪われゆく中で、百人を超える人々が自らの体に火を放ち抗議の声を上げた。その衝撃的な事実を追い、非暴力の抵抗を続ける人々の姿を映し出すドキュメンタリー。祈りの旗「ルンタ」に込められた彼らの願いとは何か。命を懸けた叫びの先に、世界が見るべき真実。
ネット上の声
- 世界平和のための供え物
- 打ちのめされました
- 世界が広すぎて。
- チベットの実態、チベットの人々の想いや精神、そして、中原さんの想いがひしひしと感
ドキュメンタリー
- 製作年2015年
- 製作国日本
- 時間111分
- 監督池谷薫
- 主演---