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先日パイオニアー会社のシェルドン・ルイズ氏を主役とする同名の映画が紹介されたが、原作はこれも同一で、文豪ロバート・ルイス・スティーヴンソン氏である。人の霊魂には善悪両様があるといういわゆる二重人格を取り扱った氏の説に基づき、ジョン・バリモア氏の明確なる演出によって深い印象を与えられる。感情と心理の表現に巧みなるバリモア氏の演出を、死せる作者のスティヴンソン氏が見たら恐らくは歓喜の声を挙げるであろうとまで言われている。「良妻賢母」を監督したジョン・S・ロバートソン氏の監督で、バリモア氏の相手は名女優マーサ・マンスフィールド嬢である。バリモア氏の円熟した技芸の閃きを期待すべきであろう。
ネット上の声
- 小説「ジキル博士とハイド氏」(1886)の10度目の映画化
- とにかく迫ってくる顔が恐すぎる!
- サイレントの怪奇映画としても、『ジキル博士とハイド氏』の映像作品としてもなかなか
- 〖1920年代映画:小説実写映画化:サイレント映画:ホラー:アメリカ映画〗
ホラー
- 製作年1920年
- 製作国アメリカ
- 時間56分
- 監督ジョン・S・ロバートソン
- 主演ジョン・バリモア
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「勝手口から」「小公女」等と同じく其後製作されたユー・エイ社メアリー・ビックフォード嬢主演映画である。グレース・ミラー・ホワイト女史の小説を、目下ゴールドウィン社の名原作家監督家として名声噴々たる「懐かしの我家」「君を思えば」「背中を掻いて頂戴」等の作者ルパート・ヒューズ氏が映画に脚色し、「狂える悪魔」「女優の悲哀」等妙腕を揮ったジョン・エス・ロバートソン氏が監督をした。相手役は「母の愛」等のロイド・ヒューズ氏、其他グローリア・ホープ嬢、ジーン・ハーショルト氏等が共演している。尚此原作は8年前ピックフォード嬢が5巻物として映画化した事のあるもので、其間の進歩を語るにふさわしいものがある。
ネット上の声
- お金持ちはダメダメで貧しい女の子とそのおとんはめっちゃ尊いみたいなよくある構図
- 前から住んでいる者を追い出すと言い切るエリアスさん
- TessはTheresaの愛称形よ♡
- クリスマスに観たい、キリスト教の慈悲を説いた映画
- 製作年1922年
- 製作国アメリカ
- 時間---分
- 監督ジョン・S・ロバートソン
- 主演メアリー・ピックフォード
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ヒューマンドラマ
- 製作年1932年
- 製作国アメリカ
- 時間---分
- 監督ジョン・S・ロバートソン
- 主演ミッチ・グリーン
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「憧れの水兵」「センチメンタル・トミー」等と同じくジョン・S・ロバートソン監督作品で、良き協力者ジョセフィン・ラヴェットが、有名な歌「アニー・ローリー」にヒントを得て脚本を執筆したもの。主役は「ラ・ボエーム」「真紅の文字」のリリアン・ギッシュ、「君が為め命捧げん」「西空の下に」のノーマン・ケリーが相手役を演じ、「猫とカナリヤ」のクレイトン・ヘール、ジョセフ・ストライカー、ホバート・ボスウォース、パトリシア・エイヴリー、ラッセル・シンプソン、ブランドン・ハーストらが助演する。
- 製作年1927年
- 製作国アメリカ
- 時間---分
- 監督ジョン・S・ロバートソン
- 主演リリアン・ギッシュ
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マーガレット・ターンブル女史とウィリアム・C・デミル氏との合作舞台劇によりジョセフィン・ラヴェット女史が脚色し「剣戟の雄」「ブライト・ショール」等と同じくジョン・S・ロバートソン氏が監督した。主役は「剣戟の雄」「ブライト・ショール」主演のリチャード・バーセルメス氏演じ相手役はかつてワールド映画の名子役だったマッジ・エヴァンス嬢で、英国から渡米したクライヴ・ブルック氏や、シャーロット・ウォーカー嬢、アントリム・ショート氏等の腕利き連が助演する。
- 製作年1924年
- 製作国アメリカ
- 時間---分
- 監督ジョン・S・ロバートソン
- 主演リチャード・バーセルメス
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「野性の蘭」「恋多き女」と同じくグレタ・ガルボが主演する映画である。原作はアデラ・ロジャース・セント・ジョンの小説から取材したもので脚色には「踊る娘達」「喇叭手クーガン」のジョセフィン・ラヴェット、監督には「上海夜話」「夜襲」のジョン・S・ロバートスンがあたった。助演者は「野性の蘭」のマルス・アスター、「踊る娘達」のジョン・マック・ブラウン、「踊る娘達」のドロシー・セバスティアン、ジョエル・マクリー、レーン・チャンドラー、マーロン・ハミルトン、キャスリン・ウィリアムスその他でカメラは「悪魔の仮面」「大自然の惑乱」のオリヴァー・T・マーシュが担任している。
ヒューマンドラマ
- 製作年1929年
- 製作国アメリカ
- 時間71分
- 監督ジョン・S・ロバートソン
- 主演グレタ・ガルボ
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「乗合馬車」「異郷の露」の原作者なるジョセフ・ハーゲシーマー氏原作の小説に基づき、エドモンド・グールディング氏が脚色し「嵐の国のテス(1922)」「センチメンタル・トミー」等と同じくジョン・S・ロバートソン氏の監督になったもの。主役は「乗合馬車」「激怒(1923)」等出演のリチャード・バーセルメス氏で「激怒(1923)」「嵐の孤児」等出演のドロシー・ギッシュ嬢その他「情夫奮起せば」「ボー・ブラムメル」出演のメアリー・アスター嬢も主要な役を演じている。物語は1874年から7年間続いた米西戦争の起こる少し前、すなわちキューバ島がまだスペインの圧政の下に苦しんでいた頃を時代に取って、愛国志士のロマンスを描いたものである。
- 製作年1923年
- 製作国アメリカ
- 時間80分
- 監督ジョン・S・ロバートソン
- 主演メアリー・アスター
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- 製作年1924年
- 製作国アメリカ
- 時間---分
- 監督ジョン・S・ロバートソン
- 主演リチャード・バーセルメス