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ジャパニーズ・クィーア・フィルムの映画作家として海外の映画祭で高い評価を受けた大木裕之監督(「あなたがすきです、大すきです」など)の凱旋公開作品。「ノー・スキン・オフ・マイ・アス」のドイツ人プロデューサー、ユルゲン・ブリューニンクの全面出資により製作された。撮影は92年3月大木監督の在住する高知で、20日間に渡って行なわれた。撮影後の編集を全く行わず、独自の音響処理が施されている実験的作品である。撮影されたフィルムは順番に(フィルム・エンドの光の感光までもが)つなぎあわされ、一連の映像からは死と生があいまいに共存する″夏″のイメージが浮かび上がる。そして死をむかえようとしている一人の青年を中心に、様々な視点から物語が語られていく。90年代の″気分″を写し取った作品といえよう。
ネット上の声
- 85点 稀少な本当の意味での映像詩。
- ナラティブな要素が皆無なので一時間観るのはつらいが、不思議とつまらなくない
- すごい、なんだこれ、走馬灯的な視点を感じる、非常に、とても
- セリフの無い、16mmフィルムの美しい映像詩でありました
ヒューマンドラマ
- 製作年1994年
- 製作国日本
- 時間64分
- 監督大木裕之
- 主演高橋和也
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高知県内の各所の人々、風景、出来事などをカメラに収めた、記録映画風アート・フィルム。監督は「エクスタシーの涙/恥淫」の大木裕之。95年2月に開催された展覧会“クールの時代/美術のノイズ・ミュージック”展への出品作品として、高知県立美術館が企画・製作を行い、大木監督に制作を依頼した異色作である。作品は一見脈絡のない画の数々を、脈絡なく1パート10分の6つのパートに分けて構成している単なるイメージ映像のように見えるが、全体からは全てが大木監督を中心に緊密に結ばれていることが分かってくる。95年作品。96年ベルリン国際映画祭フォーラム部門ネットパック賞受賞のほか、各国の映画祭から招待を受けている。16ミリ。
ネット上の声
- 『ターチ・トリップ』に似ているけどこちらはもっと作為的で、数字のカウントやグリッ
- ・マイケル・スノウみたいなことやってる
- 高知の風景と人々のポートレイト
- 音楽的な実験映画
- 製作年1996年
- 製作国日本
- 時間60分
- 監督大木裕之
- 主演清岡恭久
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フィクションとドキュメンタリー映像を重ね合わせて、大木監督の心象風景を展開するイメージ・フィルム。監督・脚本・撮影は「たまあそび」の大木裕之。
ネット上の声
- いくつかの映像が上手い具合に重なって遠近感が自然と狂うシーンでは、特定の映像を見
- 何が行われてるのか全く分からない映像がずっと続くのだが、光と音の羅列を眺めていた
- 燃えるような赤が重なるとき、暗い夜が重なるとき、ベースの海辺の二人の映像が全く異
- 砂浜の波打ち際に2人のゲイの俳優がいて心中を演じるよう言われ横たわる
ヒューマンドラマ
- 製作年1999年
- 製作国日本
- 時間89分
- 監督大木裕之
- 主演阿部公彦
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「ターチ・トリップ」「心の中」など国内外で注目を集める映像作家・大木裕之が1994年に手がけた商業映画第1作で、街で見かけた青年に一目ぼれしてしまった青年とその恋人の日常をリアルにつづった同性愛映画。高知県で暮らすコウは、同棲する恋人シンという存在がありながら、駅で見かけた男性に心を奪われて告白してしまう。それを知ったシンはショックを隠しきれず、相手の男性のもとへと向かうが……。
ネット上の声
- 邦画ゲイフィルムのエポックメイキング、「光」がこんなに綺麗な映像として再現された
- 「あなたがすきです、ずっと好きでした、あなたのことを見た時から好きになって、見る
- 自らの身体をつねに外的世界との接触を記録し続ける媒体と捉えて、その結果として産出
- コテコテのゲイ映画(薔薇族)やけど、意外とアングラ感のある映像表現のバライエティ
ヒューマンドラマ
- 製作年1994年
- 製作国日本
- 時間58分
- 監督大木裕之
- 主演CHANO
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ネット上の声
- カメラの動きがホントに心の赴くままって感じ
- 正岡子規のBL!ベースボール!球春!
- 恋知らぬ 猫のふりなり たまあそび
- やばい映像
ヒューマンドラマ
- 製作年1996年
- 製作国日本
- 時間60分
- 監督大木裕之
- 主演橋口保祐