地味ながら着実な成果をあげているにっかつ児童映画11作目。家族全員が旅役者という環境のおかげで32回も転校をくり返している少年が、下町の小学校ではじめて友情にめざめ、先生とも心の交流をはかるというストーリーのなかで、親子の愛、家族の絆という現代では見失いつつある人間関係をたからかに謳いあげていく。監督の藤井克彦は「四年三組のはた」でも児童映画を手がけ、その手腕は高く評価されている。出演は主人公の少年に皆川欽也、両親に蟹江敬三、入江若葉が扮している。スチールは目黒祐司が担当。
ネット上の声
- 女形アキラくんのドヤ顔艶っぽい目つきをみて素直にカッコいいと言える中田くんアンタ
- やばい、佐藤忠男が数々の児童映画を観てきた中でも「出色の作品」と評するだけあって
- 飯坂温泉から来ました!32回目の転校です!って下山明の自己紹介聞いただけで涙目
- 日活がロマンポルノの合間に造っていた児童向け映画の中でもトップクラスの傑作
- 製作年1985年
- 製作国日本
- 時間97分
- 監督藤井克彦
- 主演蟹江敬三