全4作品。坂井田俊監督が制作した映画ランキング

附属池田小事件の宅間守や北九州連続監禁殺人事件の松永太死刑囚をモチーフに、理由や背景を一切描かず、欲求のまま人が人を殺すまでを映し出した異色作。2011年1月に劇場公開された「悪魔がきた」をはじめ、「壊したいおもちゃ」「太陽は知らない」「怪物はここにいる」など、人間の動機なき暴力や犯罪を描く短編を手がけてきた坂井田俊監督の初長編作。主演は俳優の川瀬陽太。

「壊したいおもちゃ」で調布映画祭ショートフィルムコンペティション奨励賞を受賞した坂井田俊監督による短編作品。“死んでも死なない男”を題材に、殺意に満ちた男が夜中の住宅街をさまよう姿を描き出す。坂井田監督自らが人気のない夜道で即興でカメラを回し、「ビタースイート」などで知られる女池充監督の助言を受けながら、編集に1年を費やして完成させた。2011年の初公開時にはその独特の世界観が話題を集め、レイトショーながら5週間にわたって上映された。