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19世紀マカオ。異国の地で交差する愛と運命。ポルトガルの文豪の半生を幻想的に描く物語。
19世紀、ポルトガル領マカオ。東洋の文化に魅せられたポルトガルの文豪ヴェンセスラウ・デ・モラエス。彼は日本人の遊女おヨネと恋に落ち、穏やかな日々を過ごす。しかし、時代の波と文化の違いが二人の運命を翻弄。愛する者を失い、孤独の中で創作を続けるモラエス。マカオと日本の美しい風景を背景に、彼の内面世界と記憶が幻想的に交錯。失われた愛と芸術家の魂を詩的に綴る、壮大な映像絵巻。
ネット上の声
- モラエス(役)のたどたどしい日本語がなぜだか癖になるが当の本人は確かバッキバキに
- 章の合間に挟まる妙な小芝居は正直いらないと思うし、そのせいでラストショットの締り
- 過去と現在、西洋と東洋、映画と演劇、生者と死者の境を容易に行き来し、境界が曖昧に
- 合間合間の詩的や死生観を含む台詞にセットと登場人物をすっぽりと写し込むカメラ、所
ヒューマンドラマ
- 製作年1982年
- 製作国日本,ポルトガル
- 時間170分
- 監督パウロ・ローシャ
- 主演ルイス・ミゲル・シントラ
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1960年代のリスボン。靴職人の青年が経験する、淡い恋と社会の現実。青き時代の輝きとほろ苦さ。
1960年代、独裁政権下のリスボン。田舎から上京し、靴職人として働く19歳の青年ジュリオ。彼が裕福な家のメイド、イザベルと出会い、恋に落ちるひと夏。身分違いの恋、友人との交流、そして社会が抱える閉塞感。ささやかな日常の中に芽生える希望と、避けられない現実の壁。二人の純粋な恋の行方。ポルトガル・ヌーヴェルヴァーグを代表する、若者の瑞々しい青春と葛藤の物語。
ネット上の声
- ポルトガルではリスボンは大都会なんだ!
- 記憶違いかもしれないけど、二人が坂道を歩くとき、都市が背景になるシーンと里山を背
- 素朴で質素なポルトガル映画の静かな青春悲劇
ヒューマンドラマ
- 製作年1964年
- 製作国ポルトガル
- 時間86分
- 監督パウロ・ローシャ
- 主演ルイ・ゴメス
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戦地から帰還した兵士。彼を待っていたのは、変わり果てた故郷と、もう戻らない過去。
1960年代ポルトガル、大西洋に面した貧しい漁村。植民地戦争から帰還した兵士アデリーノ。しかし、彼を待っていたのは過酷な現実。恋人は兄と結婚し、村は近代化の波と不漁に苦しんでいた。戦場での記憶と、失われた故郷の姿。彼は自身の居場所を見失い、社会から疎外されていく。新しい人生を模索する男の絶望と希望の物語。
ネット上の声
- 海岸の砂って売り物になるんだ!
- 女性の描き方は溝口の影響があると言及していたので、溝口も再見します
- 貧しい漁村をリアリズムで描いたポルトガル映画の佳作
ヒューマンドラマ
- 製作年1966年
- 製作国ポルトガル
- 時間94分
- 監督パウロ・ローシャ
- 主演ジェラルド・デル・ヘイ