全4作品。ジャコモ・カンピオッティ監督が制作した映画ランキング

ロシア革命の激動に翻弄された、一人の詩人医師の愛と運命を描く壮大な叙事詩。

20世紀初頭、ロシア革命の嵐が吹き荒れる時代。医師であり詩人でもあるユーリー・ジバゴは、貞淑な妻トーニャと、情熱的な運命の女性ラーラという二人の女性の間で心を揺らす。戦争と革命という歴史の奔流は、彼の穏やかな日常を奪い、愛する人々との過酷な別離を強いる。引き裂かれた愛、失われた詩。それでもなお、極寒の大地で人間性を失わずに生きようとするジバゴの、壮絶な愛と運命の物語。

罪深き女と蔑まれたマグダラのマリア。イエス・キリストとの出会いが、彼女の運命と世界の歴史を大きく変える。

ローマ帝国が支配するユダヤの地。マグダラのマリアは、その美貌ゆえに男たちの欲望の対象となり、罪深い女として社会から疎外される日々。絶望の淵で彼女が出会ったのは、ナザレのイエスという男。彼の説く「愛」と「赦し」の教えは、固く閉ざされたマリアの心を少しずつ溶かしていく。やがて彼女は、イエスの母マリアや弟子たちと共に、彼の旅に同行する決意。しかし、イエスの行動は律法学者や為政者たちの反感を買い、一行には過酷な運命が待ち受ける。一人の女性の視点から描かれる、信仰と救済、そして裏切りと受難の物語。

風光明媚なイタリア北部を舞台に、天真爛漫な子供たちの姿を描くハートウォーミング・ドラマ。監督は、エルマンノ・オルミに師事したジャコモ・カンピオッティで、彼の監督デビュー作。製作は「女たちのテーブル」などのジョヴァンニ・ディ・クレメンテ。出演は監督の生まれ故郷でロケ地となった、イタリア北部ヴァレーゼ地方のカシアゴ村の子供たちで、全員がオーディションで選ばれ、映画初出演を果たした。