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モーツァルトの愛や青春、苦悩を描く伝記映画。1951年にはカール・ハートル監督自身による英語版リメイク作が日本公開されたが、48年製作のオリジナル版は2011年日本初公開となる。宮廷付き指揮者になることを夢見ていた若きモーツァルトは、ウェーバー家の娘コンスタンツェと結婚する。しかし、モーツァルトが本当に愛しているのはコンスタンツェの姉で歌手のルイーゼだった。「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」など傑作を次々と発表するモーツァルトの成功の陰には、ヒロイン役を歌うルイーゼの存在があった。
ヒューマンドラマ
- 製作年1942年
- 製作国オーストリア
- 時間111分
- 監督カール・ハートル
- 主演ハンス・ホルト
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ヨハン・シュトラウス作のオペレットの映画化で、ハンガリイの小説家マリウス・ヨーカイの小説をも参酌してヴィネタ・クリンガー、ワルター・ズッパー、テイボール・ヨーストの三者が協力脚色し、「F・P一号応答なし」「偽むらさき」のカール・ハートルが監督に当たり、「青春の海」のギュンター・リッタウ及びオットー・ベッカーが撮影した。音楽はシュトラウスの原曲を「別れの曲」「ワルツ合戦」の音楽監督に当たったアロイス・メリヒャルが編曲指揮した。出演俳優は「たそがれの維納」「ワルツ合戦」のアドルフ・ウォールブリュック、新星ハンシ・クノテック、「恋の日曜日」のギナ・ファルケンベルク、「炭坑」のフリッツ・カンパース、「コスモポリス」のルドルフ・プラッテ、「夜の鴬」のマルガレーテ・クップァー等である。
ミュージカル
- 製作年1935年
- 製作国ドイツ
- 時間---分
- 監督カール・ハートル
- 主演アドルフ・ヴォールブリュック
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「勝利者」「狂乱のモンテカルロ」のハンス・アルバースが主演するエリッヒ・ポマー製作の超特作映画で、「人間廃業」のクルト・ジオドマーク作の同名の小説に拠り、「モナ・リザの失踪」「カイロの結婚」のワルター・ライシが脚色し、新人カール・ハートルが監督し撮影は「ブロンドの夢」と同じくギュンター・リッタウ、コンスタンチン・チェット、オットー・ベッカーが協同している。アルバースを助けて「吸血鬼」のシビル・シュミッツ、「トンネル」のパウル・ハルトマン、「狂乱のモンテカルロ」「M」のペーター・ローレ、「女人禁制」「ヒットラー青年」のヘルマン・シュピールマンスが出演している。音楽は「少年探偵団」のアラン・グレイの担当である。
サスペンス
- 製作年1932年
- 製作国ドイツ
- 時間90分
- 監督カール・ハートル
- 主演ハンス・アルベルス
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アルフレッド・ザイスラーの製作した映画で、「アスファルト」「巴里-伯林」のロルフ・E・ヴァンローの書き卸しのシナリオにより、「F・P一号応答なし」「若きハイデルベルヒ」と同じくカール・ハートルが監督、「F・P一号応答なし」「狂乱のモンテカルロ」のギュンター・リッタウがオットー・ベッカー、ヴェルナー・ボーネと協力して撮影に当たった映画。主演は「F・P一号応答なし」「白日鬼」のハンス・アルバースと「南の哀愁」「真紅の恋(1933)」のブリギッテ・ヘルムとの二人で、それを助けて「初恋(1930)」「スピオーネ」のリエン・ダイヤース、嘗て「世界に鳴る女」に主演し歌手でもあるところのミハエル・ボーネン、を始めとし、フリードリッヒ・カイスラー、エルンスト・カルホフ、等が出演している。音楽担当はハンス・オットー・ボルクマン。
- 製作年1934年
- 製作国ドイツ
- 時間120分
- 監督カール・ハートル
- 主演ハンス・アルベルス
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「朝やけ」「お洒落王国」と同じくギュンター・シュタペンホルストの製作した映画で「不滅の放浪者」の脚本を書いたカール・ハートルの監督昇進第一回作品である。原作と脚本とは「人間廃業」のエルンスト・ノイバッハがハンス・ウィルヘルムと協力して書いたもので、映画中の歌詞も同じくノイバッハの手になりハンス・メイが作曲している。主役を勤めるのは「モナ・リザの失踪」のヴィリ・フォルストとベティ・バードとの二人で、それを助けて「M」のエルンスト・シュタール・ナッハバウル、「勝利者」のハンス・ブラウゼウェッター、「黒衣の処女」のカール・バルハウス、等が出演している。撮影は「朝やけ」「会議は踊る」と同じくカール・ホラマンの担任。
- 製作年1931年
- 製作国ドイツ
- 時間---分
- 監督カール・ハートル
- 主演ヴィリ・フォルスト
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オーストリアで製作されたモーツアルト伝記映画で、リヒャルト・ビリンガーの脚本を「維納物語」のカール・ハートルが監督した。撮影はギュンター・アンデルスとP・イヴァノ、音楽監督は「ワルツ合戦」のアロイス・メリヒャルが担当し、ウィン・フィルハアモニイ交響楽団が演奏する。主演はハンス・ホルトの他「旅する人々」のイレーネ・フォン・マイエンドルフ、以下ウィニー・マルクス、ルネ・デルトゲンらが助演する。
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国オーストリア
- 時間---分
- 監督カール・ハートル
- 主演ハンス・ホルト
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「スパイ戦線を衝く」「白鳥の舞」のヴィリー・ビルゲルが主役を勤める映画で「白鳥の舞」に出演した新進ヴィクトル・シュタール、「ジプシー男爵」のハンシ・クノテック、「黒騎士」のウルスラ・グラブレイが相手役を演じる。脚本はポーランドの作家エトムント・シュトリゴフスキーがウファ脚本部のワルター・ズッパーと協力して書き卸し「ジプシー男爵」「囁きの木蔭」のカール・ハートルが監督に当たり、「青春の海」「ジプシー男爵」のギュンター・リッタウ、オットー・ベッカーの二人が撮影した。音楽は「アトランティド」のウォルフガング・ツェラーが書いた。助演者は「マヅルカ」のエドウィン・ユルゲンセン、「青春の海」のハインツ・フォン・クレーフェ等である。
- 製作年1935年
- 製作国ドイツ
- 時間---分
- 監督カール・ハートル
- 主演ヴィリ・ビルゲル
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「南の哀愁」「アトランティド」のブリギッテ・ヘルムと「朝やけ」「女の心」のルドルフ・フォルスターとが組んで主演するグレゴール・ラビノヴィッチ作品で、「未完成交響楽(1933)」「維納の花嫁」のワルター・ライシュが脚本を書き「F・P一号応答なし」「若きハイデルベルヒ」と同じくカール・ハートルが監督した。助演者はルチー・エングリッシュ、「トンネル」「モナ・リザの失踪」のグスタフ・グリュントゲンスを始めとして、「維納の花嫁」のオスカー・ジマ、「黒衣の処女」のマチアス・ヴィーマン、「黒鯨亭」のマックス・ギュルストルフ、「春のパレード」のテオ・リンゲン、等である。音楽は「F・P一号応答なし」のアラン・グレイ、撮影は「黒騎士」「未完成交響楽(1933)」のフランツ・プラナー、がそれぞれ担任した。
- 製作年1932年
- 製作国ドイツ
- 時間---分
- 監督カール・ハートル
- 主演ブリギッテ・ヘルム