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渋川清彦が主演を務め、校長先生を目指しながらもどこか頼りない小学校の教頭先生が、個性豊かな児童や教師、保護者たち、そして自身の家族との関わりの中で成長していく姿を描いたヒューマンドラマ。
山梨県の小学校で教頭を務める中山晴彦。教員歴30年のベテランである晴彦は、真面目で柔和な性格ながら頼りない一面もある人物だ。4年前に妻を亡くして以来、中学生の娘と2人で暮らしながら校長昇進を目指してはいるが、日々の忙しさに忙殺されて勉強は進まない。ある日、5年1組の臨時担任を任された彼は、児童や保護者、同僚、家族との関わりを通じてさまざまな問題に直面する。そして子どもたちと真剣に向き合う中で、晴彦の人生は少しずつ変化していく。
監督・脚本は「教誨師」「夜を走る」の佐向大。
ネット上の声
- 最近の映画にはない熱いメッセージが心に響いた。中山教頭みたいな先生がいたら、人生変わってたかも。子供にも見せたい一本。
- ベタだけど、それがいい。明日からまた頑張ろうって思えた。
- マジで泣いた。
- 教育者として色々考えさせられる内容だった。理想論かもしれないけど、こういう情熱は忘れたくないなと思った。
ヒューマンドラマ
- 製作年2024年
- 製作国日本
- 時間125分
- 監督佐向大
- 主演渋川清彦
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死刑囚と牧師、半年の対話。閉ざされた面会室で交わされる言葉が、生と死、罪と赦しの意味を問う魂の物語。
舞台は拘置所の小さな面会室。プロテスタントの牧師である佐伯は、月に一度、年齢も境遇も異なる6人の死刑囚と対話を重ねる。饒舌な若者、おとなしい老人、自己中心的なヤクザ。彼らがぽつりぽつりと語り出す、罪、家族、そして生への執着。佐伯はただ耳を傾け、寄り添おうとするが、彼らの言葉は鋭く突き刺さり、自身の信仰や価値観を激しく揺さぶる。赦しとは何か、救いとは何か。限られた時間の中で交わされる魂の対話の記録。やがて訪れる「その日」を前に、彼らと佐伯が見つけ出すもの。
ネット上の声
- 死刑制度の意義を改めて考えさせられました
- 怖さを受容し克服するか、抹殺するか
- いい映画だが、娯楽性にとぼしい
- 俳優陣だけでも見る価値あり。
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間114分
- 監督佐向大
- 主演大杉漣
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郊外のスクラップ工場、退屈な日常。一つの窃盗事件が、二人の男の運命を狂わせる、予測不能のクライムサスペンス。
郊外の金属スクラップ工場で働く秋本。無気力な日々を送る彼の前に現れたのは、どこか影のある同僚・谷口。ある夜、谷口が工場の銅線を盗み出す現場を秋本は目撃してしまう。その出来事をきっかけに、二人の関係は歪に変化し、平凡だったはずの日常は取り返しのつかない闇へと転落。逃れられない共犯関係の果てに、彼らを待ち受ける衝撃の結末とは。静かな狂気が日常を侵食するスリラー。
ネット上の声
- 最後は指導者になる男の話
- ずっと生々しい
- ストーリーを知らずに見たのだが直前に見た「波紋」と同じく宗教団体と踊るシーンが出
- 抑圧された生活を送る男がある事件をきっかけに覚醒していく話で、全く予想の付かない
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間125分
- 監督佐向大
- 主演足立智充
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「教誨師」の佐向大、「東京無国籍少女」の山岸謙太郎、「POP!」の小村昌士の3人の映画作家が、「現代の憂鬱、日常生活の冒険」をテーマに撮りあげたオムニバス映画。
唐田えりかを主演に迎え、重罪を犯した女性と彼女を取り巻く男たちが織りなす一夜の冒険をサスペンスフルに描いた佐向監督作「真夜中のキッス」、俳優の渡部龍平が自らを主人公に脚本を執筆し、雑居ビルのオーディション会場で些細なすれ違いから起こるトラブルをコミカルにつづった山岸監督作「イミテーション・ヤクザ」、白石優愛が主演を務め、恋愛術講座と護身術講座という正反対の市民講座が開かれているレンタルスペースで始まる恋の行方をエキセントリックな展開で描いた小村監督作「あなたと私の二人だけの世界」の3作品で構成。
俳優・小林且弥が立ちあげた映像プロジェクト「STUDIO NAYURA」の第1回製作作品。
ネット上の声
- 唐田えりか目当てに見に行ったけど、 イミテーションヤクザが面白かった
- すれ違いコントーアンジャッシュ
- 自主制作映画なのかな
- 2/3はアンジャッシュ
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間116分
- 監督佐向大
- 主演唐田えりか
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不法占拠の土地に建つ、奇妙な一家のマイホーム。立ち退き勧告をきっかけに、家族が隠してきた嘘と欲望が剥き出しになるブラックコメディ。
川沿いの不法占拠地にマイホームを建て、ささやかながらも「楽園」のような暮らしを送る田村家。無職で見栄っ張りな父、パートで家計を支える母、引きこもりの兄、家出中の妹、そして認知症の祖母。そんな奇妙な一家の日常に、突然「立ち退き勧告」が突き付けられる。家を守るため、家族は一致団結するはずだった。しかし、この危機をきっかけに、それぞれが隠してきた借金や嘘、歪んだ欲望が次々と露呈。崩壊寸前の家族が繰り広げる、滑稽で物悲しい抵抗。果たして彼らは、自分たちの楽園を守り抜くことができるのか。現代社会の片隅で生きる人々の姿を映し出すブラックコメディ。
ネット上の声
- 粗雑さをよしとするなら、公開は難しい!?
- 見に行けてよかった作品
- 久しぶりにみました!絶対おすすめの映画
- 過去に対してのアプローチの仕方、それに基づく現在の在り方、監督の特徴なのか…?
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年2005年
- 製作国日本
- 時間82分
- 監督佐向大
- 主演中村英司
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吉本興業が主催する2011年・第3回沖縄国際映画祭の企画「地域発信型プロジェクト」で製作された6本の短編作品を、「東」と「西」の3本ずつに分けて劇場公開する「沖縄国際映画祭 地域発信型映画」の「東」の1本。千葉県・成田市で父親の経営する落花生工場を切り盛りする毅は、人手不足のため外国人労働者を雇うことに。しかし、力仕事のできる男性を迎えるはずが、手違いで看護師志望のペルー人女性ジェシカが来てしまう。仕方がなく、当面の間ジェシカを工場で雇うことになるが、無口な毅はなかなかジェシカと打ち解けることができず……。
ヒューマンドラマ
- 製作年2011年
- 製作国日本
- 時間32分
- 監督佐向大
- 主演陣内智則
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異色ロードムービー「まだ楽園」、小林薫&西島秀俊主演の人間ドラマ「休暇」(脚本)で脚光を浴びた佐向大の商業映画監督デビュー作。定職にも就かずにダラダラと生きているヒデジと同棲しているアザミは、ヒデジへの不満を募らせ、ちょっとした喧嘩をきっかけに狂言誘拐を企てる。周囲の人間に協力を仰ぎ、自分が誘拐されたように見せかけるアザミだったが、思うように事は進まず、予想外の方向へ展開してゆく……。出演は、小林且弥、みひろ、「赤目四十八瀧心中未遂」の大西信満。
ネット上の声
- 『サタイマノラッパー』でみひろは演技ができるんだと証明させた池袋シネマ・ロサです
- 小悪魔みひろに振り回されるダメ男達の話
- みゆきとタッチとサイタマノラッパー
- 【何となく伊坂ワールド的な】
ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国日本
- 時間80分
- 監督佐向大
- 主演小林且弥