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「メアリー&マックス」で知られるオーストラリアのアニメーション作家アダム・エリオット監督が手がけた長編クレイアニメーション。カタツムリを集めることが心のよりどころだった孤独な主人公グレースが、個性豊かな人々との出会いと絆を通じて生きる希望を見いだしていく様子をユーモラスに描き、アヌシー国際アニメーション映画祭で最高賞のクリスタル賞を受賞。第97回アカデミー賞でも長編アニメーション賞にノミネートされるなど高い評価を受けた一作。
1970年代のオーストラリア。グレースは双子の弟ギルバートと父親と3人で慎ましくも幸せに暮らしていた。母親は出産と同時に亡くなり、病気がちで学校ではいじめっ子の標的にされるグレースだったが、いつも守ってくれる頼もしいギルバートと、愛情深くひょうきんな父が側にいてくれた。しかしある時、父も突然亡くなってしまい、グレースとギルバートは別々の里親のもとで暮らすことに。ギルバートとは手紙で励まし合うものの、寂しさのあまりカタツムリを集めることだけが心の拠り所となっていくグレース。そんな彼女は、ピンキーという陽気で変なことばかり言うお婆さんと出会い、次第にかけがえのない友人になっていくが……。
短編「ハーヴィー・クランペット」でアカデミー短編アニメーション賞、「メアリー&マックス」でもアヌシー国際アニメーション映画祭のクリスタル賞を受賞しているアダム・エリオット監督が、「メアリー&マックス」から約15年ぶりに手がけた長編で、8年の歳月をかけて完成させたコマ撮りアニメ。
ネット上の声
- 「メアリー&マックス」の監督の新作と聞いて期待してたけど、期待以上だった!クレイアニメの質感がすごくて、ダークで大人向けな話も深みがあって最高。じっくり見入っちゃう作品。
- 東京国際映画祭で鑑賞。ちょっと暗い雰囲気だけど、手作り感あふれる映像がすごく綺麗だった。
- うーん、雰囲気は独特だけど、話が暗すぎてちょっとついていけなかったかな。人を選ぶ作品だと思う。
- すごい世界観!
アニメ
- 製作年2024年
- 製作国オーストラリア
- 時間94分
- 監督アダム・エリオット
- 主演セーラ・スヌーク
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孤独な少女と肥満体の中年男性。オーストラリアとニューヨーク、20年に渡る奇妙で心温まる文通クレイアニメ。
1976年、オーストラリア。友達のいない8歳の少女メアリーは、電話帳で見つけたニューヨークの住所に手紙を送る。宛先は、アスペルガー症候群を抱え、都会で孤独に暮らす44歳のマックス。チョコレートとアニメを愛する二人の、奇妙な文通生活の始まり。遠く離れた地で、互いの悩みを打ち明け、支え合う日々。しかし、メアリーのある行動が、二人の繊細な関係に亀裂を生んでしまう。20年の歳月が紡ぐ、不器用で、かけがえのない友情の行方。
ネット上の声
- クレイアニメだから子供向けかな?って思ってたら全然違った!笑 結構ヘビーでダークな話だけど、二人の手紙のやり取りにすごく心温まった。不器用な二人の友情が愛おしくて、最後は号泣でした。大切な映画になった。
- 孤独を抱えた二人の魂の交流。ただの感動作じゃなくて、人生の苦さやままならなさも描かれてて深かった。観終わった後、色々考えさせられる。
- ラスト5分、涙が止まりませんでした。
- 独特の世界観はすごい。でも、全体的に暗くて重いから、元気な時に観る映画じゃないかも。ちょっと気持ちが沈んだ。
自閉症、 孤独、 ヒューマンドラマ、 アニメ
- 製作年2008年
- 製作国オーストラリア
- 時間94分
- 監督アダム・エリオット
- 主演トニ・コレット
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不運の連続に見舞われながらも、人生の小さな喜びを見つけ続けた男、ハーヴィー・クランペットの奇妙で愛おしい一生。
1922年、ポーランド。トゥレット症候群を持って生まれたハーヴィー・クランペット。彼の人生は、まさに不運の連続。第二次世界大戦の勃発で故郷を追われ、難民としてオーストラリアへ。雷に打たれ、睾丸を一つ失い、アルツハイマー病の発症。次々と襲い来る災難。それでも彼は、人生に関する様々な「ファクト」を集め、タバコを愛し、ささやかな幸せを見つけ出すことをやめない。皮肉とユーモアで描かれる、ある男の波乱万丈にして、どこか心温まる人生の物語。
ネット上の声
- アカデミー最優秀 短編アニメーション賞。
- 陰鬱でもあり
- 『メアリー&マックス』のアダム・エリオットが贈る、真実しか語らない短編クレイアニ
- ショッキングな出来事でも安定感のあるナレーションがある事で、事実として見ることが
アニメ
- 製作年2003年
- 製作国オーストラリア
- 時間23分
- 監督アダム・エリオット
- 主演ジェフリー・ラッシュ