「白痴」「肉体の悪魔」などで1940~50年代フランスを代表する国際的スターとして活躍し、1959年に肝臓ガンのため36歳の若さでこの世を去った俳優ジェラール・フィリップ。その生い立ちから人生の軌跡をつまびらかにするドキュメンタリー。
ハリウッドからの高額なオファーを断り、お金に困っていた旧友の演劇に出演していたことや、1944年8月のパリ解放時に市庁舎の奪還にも協力するなど対ナチスのレジスタンス運動へ参加していたこと、また戦後はコミュニストとして活動し、自分の名声を正義や平和のために捧げていたこと、そして病に倒れたあとも復帰に向けて舞台の企画を立てていたことなど、これまであまり知られることのなかった、人間としてのフィリップの姿を、数々の出演映画の映像やメイキング映像、家族とのプライベートフィルムなどの貴重な映像を通して描き出す。
フランスの作家・ジャーナリストのジェローム・ガルサンの著作「ジェラール・フィリップ 最後の冬」をもとに、「マリリン・モンロー 最後の告白」など実在の著名人を題材にしたドキュメンタリーを発表してきたパトリック・ジュディ監督が手がけた。日本語吹き替えナレーションは、俳優の本木雅弘が担当。
ネット上の声
- ジェラール・フィリップを好きになる映画
- ただのハンサムな俳優だと思っていた
- 【”行動する男、情に厚き男、名声に奢らず謙虚な男。”役者としてだけではなく人間としても一流だった夭逝したフランスの名俳優、ジェラール・フィリップの生涯に迫るドキュメンタリー映画である。】
- 妻が写した寝台上の目覚めの姿、別荘で子ども達と遊ぶ父親としての姿、演じる役を降り
ドキュメンタリー
- 製作年2022年
- 製作国フランス
- 時間---分
- 監督パトリック・ジュディ
- 主演ジェラール・フィリップ