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ポルトガルの辺境、薔薇が咲き乱れる屋敷で繰り広げられる、母と息子の禁断の愛と破滅のオペラ。
舞台はポルトガルの陽光が降り注ぐ、孤立した薔薇園。そこで暮らすのは、美しき母マグダと、彼女を狂おしく愛する息子アルバート。二人の間には、常軌を逸した濃密な関係。ある日、一人の魅力的な青年フェルナンドが働き手として現れたことで、その歪んだ均衡は崩れ始める。母と息子、それぞれがフェルナンドに惹かれ、嫉妬と欲望の炎が燃え上がる。咲き誇る薔薇に彩られた楽園は、やがて愛憎渦巻く悲劇の舞台へ。映像美と官能が炸裂する禁断の物語。
ネット上の声
- モンテツマの遺作
- 確かレオス・カラックスのお気に入りだったはずの作品と記憶しているが、なるほどちょ
- 皆川博子先生の『薔薇密室』が大好きで、解説にてこの“薔薇の王国”が挙げれていたの
- 「愛と苦悩と死の儀式があなたの前頭葉を赤く染める」というコピーに惹かれて何年も前
- 製作年1986年
- 製作国ドイツ,ポルトガル
- 時間106分
- 監督ヴェルナー・シュレーター
- 主演マグダレーナ・モンテツマ
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正常な社会に絶望し、自ら精神病院へ入った女。狂気の中に真実を求める魂の彷徨。
社会での生活に息苦しさを感じ、自らの意思で精神病院に入った女性キャロル。彼女は「愚か者」と呼ばれる患者たちとの交流の中に、偽善に満ちた外界にはない純粋さを見出そうとする。しかし、そこは安住の地ではなかった。正常と異常、理性と狂気の境界線は次第に曖昧になっていく。閉鎖された空間で繰り広げられる、人間の存在そのものを問う衝撃的な物語。彼女が最後に見た光景。
ネット上の声
- ウインナ珈琲一気飲み!
- 役者がキチガイ病院でキチガイを熱心に演じている、その頭のおかしな行動が一つのパフ
- 後のズラウスキー的テーマをピーター・ブルック的な雰囲気と様式美重視で撮ったような
- 好きな人の視線が欲しいがためにウィンナー珈琲を3杯同時に頼み、挙げ句口元を生クリ
ヒューマンドラマ、 アクション
- 製作年1981年
- 製作国ドイツ
- 時間110分
- 監督ヴェルナー・シュレーター
- 主演キャロル・ブーケ
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港町を舞台に、愛と裏切り、そして死が交錯する。一人の女の破滅的な生き様を鮮烈に描く、ヴェルナー・シュレーター監督の衝撃作。
霧深い港町。酒場の女マリーナと、彼女を取り巻く男たちの愛憎劇。彼女は純粋な愛を求めながらも、その激情的な性格がゆえに、次々と男たちを破滅へと導いてしまう宿命。裏切りと嫉妬、そして暴力が渦巻く日常。マリーナ自身もまた、逃れられない運命の渦へと飲み込まれていく。果たして彼女が最後に見たものは、希望の光か、それとも絶望の闇か。ヴェルナー・シュレーター監督が描く、人間の業と魂の叫び。
ヒューマンドラマ
- 製作年1990年
- 製作国ドイツ,オーストラリア
- 時間123分
- 監督ヴェルナー・シュレーター
- 主演イザベル・ユペール
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オペラのアリアが紡ぐ、愛と喪失の記憶。舞台と現実が交錯する中で見出す、愛という名の普遍的な物語。
伝説のテノール歌手、アニタ・チェルクェッティとマーサ・メードル。かつて舞台を彩った彼女たちの歌声が、今再び響き渡る。本作は、オペラ歌手たちと共に作り上げた、愛と芸術を巡るドキュメンタリー。リハーサル風景、舞台裏の素顔、そして魂を揺さぶるアリアの数々。歌われるのは、恋人たちの出会い、喜び、そして避けられぬ別離。歌と現実が溶け合い、愛の喜びと痛みの「破片」が、観る者の心に深く突き刺さる。これは、歌に人生を捧げた者たちの魂の記録。
ネット上の声
- 英語字幕で集中力持つか不安だったけど、凄く引き込まれて、あっという間の2時間だっ
- シュレーター監督のオペラ愛の破片、そしてそこに収められた愛する人々の愛の破片、
- ヴェルナー・シュレーターにとって欠かせないオペラ
- オペラ好き必見?美声がききまくれる
ドキュメンタリー
- 製作年1996年
- 製作国ドイツ,フランス
- 時間122分
- 監督ヴェルナー・シュレーター
- 主演キャサリン・チーシンスキー