全3作品。ジェームズ・ディアデン監督が制作した映画ランキング

崩壊寸前のオスマン帝国に仕える老スパイ。20年間返信のない報告を続ける彼が、謎の英国人の登場で、人生最後の危険な賭けに出る。

時代は1908年、オスマン帝国の支配が揺らぐギリシャの小さな島。この島で、バジル・パスカルは帝国への忠誠を誓い、20年もの間、誰にも知られずスパイとして活動を続けていた。しかし、彼がイスタンブールへ送り続けた報告書への返信は一度もない。そんな彼の前に、アンソニー・ボウルズと名乗る英国人の考古学者が現れる。古代の彫像発掘を目的とするボウルズを、パスカルは敵国のスパイではないかと疑い、監視を開始。やがてパスカルは、ボウルズと島の美しい女流画家リディアとの三角関係、そして帝国の崩壊をめぐる国際的な陰謀の渦に巻き込まれていく。忠誠心と疑念、愛と裏切りの間で、パスカルが下す最後の決断とは。

イギリスの名門ベアリングズ銀行を破綻に追い込んだ実在のトレーダー、ニック・リーソンの獄中手記を、「死の接吻」のジェームズ・ディアデン監督がユアン・マクレガー主演で映画化した金融サスペンス。労働者階級の生まれでありながら、巧みな話術でベアリングズ銀行に採用された青年ニックは、シンガポール支店で先物取引部門の責任者に抜擢され、花形トレーダーとして活躍するようになる。しかし、新人部下のミスをきっかけに損失をふくらませていき……。

大富豪の財産を乗っ取ろうと双子の姉妹に接近する青年を主人公としたサスペンス・スリラー。エグゼクティヴ・プロデューサーはエリック・フェルナー、製作はロバート・ローレンス、監督・脚本はアイラ・レヴィンの原作を基に「パスカリの島」のジェームズ・ディアダン、撮影はマイク・サウソン、音楽をハワード・ショアが担当。出演はマット・ディロン、ショーン・ヤング、マックス・フォン・シドーほか。