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「COME & GO カム・アンド・ゴー」のリム・カーワイ監督が映画監督の渡辺紘文を主演に迎え、不器用で憎めない映画監督がインディーズ映画界の底辺で自身と向き合う姿を描いたロードムービー。
地元・栃木で映画制作集団「大田原愚豚舎」を旗揚げし、東京国際映画祭でも受賞歴を持つ渡辺紘文。しかし大手映画会社から依頼が来ることもなく、今では脚本も書けずにいた。そんなある日、旧知のプロデューサーから沖縄での映画制作を打診された渡辺は意気揚々と現地へ向かうが、“社長”と呼ばれる男に無理難題を押し付けられた挙句に追い出されてしまう。自分の映画を上映してくれる劇場を求めて日本各地のミニシアターを訪ね歩く旅に出た渡辺は、道中で出会った不思議な少女に導かれていく。
渡辺を翻弄する“社長”役に「義足のボクサー GENSAN PUNCH」の尚玄。
ネット上の声
- 「映画監督」響きだけカッコいい、道標のない孤独で残酷な職業
- 微笑むのは、映画に関わる全ての人と映画ファン
- 全ての映画館と映画を愛する人に捧げる物語
- ミニシアター応援すずめの戸締り風
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間103分
- 監督リム・カーワイ
- 主演渡辺紘文
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大阪を拠点に香港、中国、バルカン半島などで映画を制作するマレーシア出身のリム・カーワイ監督が、日本全国のミニシアターを巡ったドキュメンタリー。
2022年、コロナ禍のミニシアターを行脚する自主映画監督を主人公に描いたカーワイ監督作「あなたの微笑み」の公開を前に、舞台となったミニシアターに次々と困難が降りかかっていた。ついにカーワイ監督の本拠地である大阪のテアトル梅田も閉館が決まったことから、居ても立っても居られなくなったカーワイ監督は自らインタビュアーとなってミニシアターを巡りはじめる。世界でも有数の“独立系ミニシアター大国”である日本には、家族経営、クリーニング店兼映画館、市民がつくる映画館、文化財として観光名所になった映画館など、多種多様なミニシアターが存在する。カーワイ監督は全国各地22館のミニシアターを訪ね、劇場を支える人たちの思いに耳を傾けていく。
解体の決まった沖縄最古の映画館・首里劇場の最後の姿や、火災により全焼した小倉昭和館の再建前の跡地など、貴重な映像も収録。
ネット上の声
- テアトル梅田の閉館はまだ記憶に新しくて、こんなに愛されている劇場がなくなっちゃう
- 映画の作りが予想よりもかなり淡々と作られており(タイトルやエンドロール等)
- 全国津々浦々、個性豊かなミニシアターを巡りゆくドキュメンタリー
- 感涙必至、僕らのニュー・シネマ・パラダイス
ドキュメンタリー
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督リム・カーワイ
- 主演---
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大阪を拠点に国境と言葉を越えて映画を撮り続けるマレーシア出身のリム・カーワイ監督が、「どこでもない、ここしかない」「いつか、どこかで」に続いて制作したバルカン半島3部作の完結編。
旅行でバルカン半島を訪れたマカオ出身のエヴァは、そこで映画監督のジェイと出会う。その後、パンデミックと戦争が世界を襲い、ジェイはエヴァにメッセージを残して姿を消してしまう。彼を捜すためバルカン半島を再訪したエヴァは、かつて自分が出演したジェイの映画が「いつか、どこかに」というタイトルで完成していたことを知る。ジェイの行方を追ってセルビア、マケドニア、ボスニアを巡る中で、エヴァは彼の過去と秘密を知る。
「いつか、どこかで」でも主演を務めたアデラ・ソーが主人公エヴァ、「COME & GO カム・アンド・ゴー」「あなたの微笑み」でもカーワイ監督と組んだ尚玄が映画監督ジェイを演じた。
ネット上の声
- 生と死の最前線、人間の繋がりの最前線
- 風景や自然をありのままに映し出しており綺麗だったし、印象的な建築物も多く、監督も
- 本当はシネマスコーレの初日に行きたかったんだけど、よんどころなき事情により行けず
- 自称映画監督のナルシストぶりが意味不明で全くもって入り込めなかった
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間88分
- 監督リム・カーワイ
- 主演アデラ・ソー
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中国、香港、日本などアジア全域で活躍し、長編第2作「マジック&ロス」で日本に紹介されたマレーシア人監督リム・カーワイが、2009年に発表した長編第1作。10年ぶりに故郷に帰ってきたア・ジェは、家族にすら忘れ去られていた上に、無実の罪を着せられ処刑されてしまう。しかし、そのア・ジェが再び人々の前に現れ……。過去と現在が複雑に交錯し、物語はやがて不穏な様相を呈していく。「マジック&ロス」「新世界の夜明け」へと続く「無国籍3部作」の第1作。
ネット上の声
- 平たい画の中に迫り来る音がストーリーの予測を阻み、スクリーンの中の世界にのめり込
- 爆音映画祭@YCAMで見たのもあり、特に前半後半のフィニッシュシーンのカタルシス
- 監督の名前も前情報も知らなくて、どこにも配信されていない本作をみてみた
- 福岡での特集上映でやっと見ることができたリムカーワイ監督作品
- 製作年2009年
- 製作国マレーシア,中国,日本
- 時間98分
- 監督リム・カーワイ
- 主演大塚匡将
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大阪を舞台に描いた「新世界の夜明け」に始まる大阪3部作や、香港を舞台にした「マジック&ロス」など国境を越えて多国籍・多言語の映画製作を続けるマレーシア出身の映画監督リム・カーワイが、バルカン半島の各国で撮影したロードムービー。クロアチア、セルビア、モンテネグロを旅をするアジア人女性の姿を通し、バルカン半島の複雑な歴史に翻弄されながらも前向きに普通の生活を送る人々や、世界の置かれた現状を浮き上がらせる。マカオ人女性のアデラは、愛する人との思い出の品物を展示する「別れの博物館」を訪れるため、クロアチアへ向かう。そこには彼女が寄贈した、いまは亡き恋人の残した携帯電話が展示されている。その後、SNSを通じて知り合ったセルビア人のアレックスに会うため、セルビアの首都ベオグラードへ向かったアデラだったが、アレックスは姿を見せない。アレックスの到着を待つ間、アデラは見知らぬ土地でのささやかな冒険を重ねる。自分の国とは異なる歴史や文化の中で暮らす人々との出会いを通し、新たな自分を発見するアデラ。そして、ようやく現れたアレックスから予想外の言葉を投げかけられるが、その後も彼女のバルカン半島の旅は続いていく。
ネット上の声
- すっぽかされ姫
- 旅に出たい
- リム監督が、以前大学の授業で講演されていて監督自身すごく面白く興味深い人だったの
- こんなふうなあてのない海外旅行も今後しばらくできないんすね
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国セルビア,クロアチア,モンテネグロ,マカオ,日本,マレーシア
- 時間81分
- 監督リム・カーワイ
- 主演アデラ・ソー
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大阪を中心に活動しながらアジアやヨーロッパなど世界各国を舞台に映画を撮影している中華系マレーシア人のリム・カーワイ監督が、「新世界の夜明け」「恋するミナミ」に続いて大阪を舞台に描いた群像劇。通称「キタ」と呼ばれる大阪の繁華街で生きるアジア人たちの人生を描く。春のある日、大阪のキタにある古びたアパートの一室で白骨化した老女の死体が発見された。警察は捜査を開始し、アパート周辺で聞き込みを続けるが、孤独死なのか、あるいは財産がらみの謀殺なのか、さまざまな噂が飛び交っていた。同じころ、中国・台湾・韓国の観光客、マレーシアのビジネスマン、ネパールの難民、ミャンマー人留学生、ベトナム人技能実習生など、キタにやってきた外国人たちと、彼らと日常を共有する日本人たちの間に、さまざまな出来事が起こっている。やがて事件の捜査が終わるとき、人びとは新たな人生の岐路を迎える。ツァイ・ミンリャン作品の常連として知られる台湾のリー・カンション、ベトナム映画「ソン・ランの響き」のリエン・ビン・ファットのほか、アジア各国のキャストが参加し、日本からは千原せいじ、渡辺真起子、兎丸愛美、尚玄らが出演。
ネット上の声
- 【アジアン民族の坩堝、オオサカに夢と野望を持ってやって来て、夢破れ去る人々。苦しみながらも逞しく生きる人々の姿を鮮烈に描いた作品。】
- ただの群像劇なんだけど、私の知らない世界過ぎて、目が離せなかった
- 作品が持つヴァイタリティにパワーをもらった
- 大阪在住であればみたことある風景が…
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間158分
- 監督リム・カーワイ
- 主演リー・カンション
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中国や香港、日本、マレーシアなどアジアの国境をまたいで活躍するリム・カーワイ監督が、異邦人の目を通して日本の今を笑いを交えて描いたドラマ。北京に暮らす若い女性ココは、日本の洗練された都会的なクリスマスにあこがれて大阪にやってくる。しかし、たどりついたのは、想像していたメトロポリタンな日本とは遠くかけはなれた、雑多な繁華街の大阪・新世界。言葉の通じない異国の地で、ココはてんやわんやの騒動に巻き込まれていく。「アフター・オール・ディーズ・イヤーズ」「マジック&ロス」に続く「無国籍3部作」の第3作。2012年、リム・カーワイ監督特集 シネマ・ドリフターの無国籍三部作」で劇場初公開。
ネット上の声
- 大阪九条シネヌーボーで見ました
- 2010年ごろの大阪の軌跡
- お話の大事なところが雑なんだけど、台本無しで映画を撮ったりする監督なのでそこは重
- 『カム・アンド・ゴー』がすごく良くて、リム・カーワイ特集で見にいった
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ネット上の声
- ちょっとした出会いの美しさかな
- 大阪の魅力
- 大阪の魅力
- リム監督の作品、バルカン三部作から見始めたので大阪三部作がこんな純な恋愛ドラマだ
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ネット上の声
- なんというまったり具合
- 意味深にしすぎて伝わりにくくなってる向きはあるけど、寓話的で浮遊感がある登場人物
- つっこみたい所はたくさんあるけど、引っ張りに引っ張ったのちのクライマックスはよか
- 綺麗だが、エレガントな綺麗さよりも寧ろ、少し気味の悪いくらいの透明感が先行して自
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