全5作品。ジョナス・アカーランド監督が制作した映画ランキング

ポップスの女王マドンナ、その知られざる素顔。世界ツアーの裏側で明かされる、アーティストとしての苦悩と母としての愛。

2004年、世界を熱狂させたマドンナの「リインヴェンション・ツアー」。その舞台裏にカメラが密着。完璧なパフォーマンスを追求するアーティストとしてのストイックな姿。ダンサーたちを鼓舞し、ステージを創り上げていくリーダーシップ。しかし、カメラが捉えるのはそれだけではない。二人の子供の母親として見せる優しい眼差し、夫ガイ・リッチーとの穏やかな時間、そしてカバラへの信仰を通して自己を探求する求道者としての一面。華やかなステージの光と、その裏にある人間マドンナの影。彼女がファンに打ち明ける「秘密」とは何か。スーパースターの仮面の下に隠された、一人の女性の真実の物語。

音楽史上、最も悪名高きバンド「メイヘム」。純粋な音楽への渇望が、放火と殺人に染まる狂気の青春を描く衝撃の実話。

1980年代後半、ノルウェー・オスロ。ギタリストのユーロニモスは、仲間たちとブラック・メタルバンド「メイヘム」を結成。「本物」の音楽を追求する彼らの過激なパフォーマンスと世界観は、若者たちの熱狂的な支持を集めていく。しかし、純粋だったはずの音楽への情熱は、次第に常軌を逸した行動へとエスカレート。悪魔崇拝を標榜し、教会への放火、そしてメンバーの自殺。シーンが過激化する中で、ユーロニモスと、新たに参加したヴァーグとの間には、主導権を巡る危険な緊張関係が生まれる。虚構と現実の境界線が崩壊し、彼らが創り出した混沌は、やがて取り返しのつかない悲劇を招く。

麻薬中毒の青年が周囲に翻弄される不眠不休の3日間を描いた青春映画。監督はミュージック・ビデオの世界で活躍していたジョナス・アカーランド。これが長編映画デビューとなる。音楽は人気ミュージシャンのビリー・コーガン（出演も）。出演は「ＣＱ」のジェイソン・シュワルツマン、「ジャスト・マリッジ」のブリタニー・マーフィ、「レジェンド・オブ・メキシコ／デスペラード」のミッキー・ローク、「ムーラン・ルージュ」のジョン・レグイザモ、「ソニー」のミーナ・スヴァーリ、「バッド・ボーイズ2バッド」のピーター・ストーメア、「ウェディング・シンガー」のアレクシス・アークエット、「ホワイト・オランダー」のパトリック・フュジット、「クロスゲージ」のエリック・ロバーツ、「死ぬまでにしたい10のこと」のデボラ・ハリーほか。

ロサンゼルスの貧困層向けアパートを舞台に、風変わりな住人たちが織り成す人間模様をシニカルに描いたブラックコメディ。ロサンゼルス郊外の安アパートで暮らすニートの青年フランクリン。友だちはおらず、唯一の肉親である兄も精神病院に入院してしまったため、他人の部屋を覗き見したりアルペンホルンを吹いたりするだけの孤独な毎日を送っていた。そんなある日、彼は家賃を要求しに部屋に乗り込んできた大家を誤って死なせてしまう。パニックに陥ったフランクリンは、死体を大家の自宅へ運んで自殺に見せかけようとするが……。主演は、「アリス・イン・ワンダーランド」などで知られるイギリスのコメディアン、マット・ルーカス。共演にもビリー・クリスタル、ジョニー・ノックスビル、ドルフ・ラングレンら個性派がそろう。「ホースメン」「スパン」のヨナス・アカーランドがメガホンをとった。

マイケル・ベイが製作を務め、チャン・ツィイーが猟奇的な殺人鬼に扮するサスペンス・スリラー。デトロイト郊外の凍った池で大量の血まみれな歯が見つかり、現場には「来たれ」という謎のメッセージが残されていた。その後まもなく、捜査を任された刑事ブレスリンのもとに奇怪な中年女性の死体が見つかったという知らせが入る。ブレスリンは一連の事件を新約聖書のヨハネの黙示録になぞらえたコンセプチュアルな犯罪だと推測するが……。