全4作品。ピーター・マスターソン監督が制作した映画ランキング

海軍兵士二人と美人囚人一人、規則だらけの護送任務が、予測不能なハチャメチャ珍道中へと変わるコメディロードムービー。

舞台は1990年代のアメリカ海軍基地。堅物な海軍兵曹長ロックと、遊び人の一等水兵エディ。性格も階級も正反対の二人に下されたのは、規則違反を犯した美しき囚人トニの護送任務。簡単なはずだった任務は、自由奔放で狡猾なトニの脱走計画によって、たちまち大混乱。砂漠のど真ん中での故障、バーでの大乱闘、そして芽生える禁断の恋心。果たして二人は、無事に彼女を目的地まで送り届けることができるのか。規則と本能の間で揺れ動く男たちの、笑いとスリルに満ちた逃走劇の幕開け。

1940年代のテキサス。故郷への帰郷を夢見る老女。息子の反対を押し切り、たった一人で思い出の地を目指す、感動のロードムービー。

1947年、ヒューストンの狭いアパート。キャリー・ワッツは、気難しい嫁と心配性の息子との三人暮らしに息苦しさを感じていた。彼女の唯一の願いは、遠い昔に離れた故郷「バウンティフル」にもう一度帰ること。しかし、息子夫婦は彼女の健康を理由に外出さえ許さない。ある日、年金小切手を手に、キャリーはついに家を飛び出す決意。バスを乗り継ぎ、見知らぬ人々の優しさに触れながら、思い出だけを頼りに故郷を目指す一人旅。果たして彼女は、心の故郷バウンティフルに辿り着き、失われた時間を取り戻すことができるのか。人生の最終章で輝きを放つ、ある女性の静かで力強い旅路。

極寒の地、アラスカを舞台に、ある事件がきっかけで知り合った狩猟に生きるサヴァイバリストと都会育ちの環境保護主義者の対立の物語を軸に展開されるアクション・ロマン。主演は「ブレードランナー」から「ビジター　欲望の死角」まで、暴力と神秘性を併せ持つキャラクターを演じさせれば天下一品の個性派俳優、ルトガー・ハウアー。今回の企画を気に入った彼は共同エグセクティヴ・プロデューサーとしても名を連ねている。監督はピーター・マスターソン、撮影は「トイ・ソルジャー」のトーマス・バースティン、美術は「告発の行方」ほかのリチャード・ウィルコックスが担当。共演は『本日はお日柄もよく　ベッツィの結婚』（Ｖ）のディラン・ウォルシュ。男臭いムードの中、紅一点の形で新人リヤ・キールステッドが華を添えている。