全6作品。リチャード・ピアース監督が制作した映画ランキング

1955年、アメリカ南部。バス・ボイコットが変えた、白人主婦と黒人メイドの運命。人種の壁を越える、静かな勇気の物語。

1955年、人種差別が根強く残るアメリカ南部アラバマ州モンゴメリー。裕福な白人家庭の主婦ミリアムと、その家で働く黒人メイドのオデッサ。キング牧師が呼びかけたバス・ボイコット運動が始まり、オデッサは徒歩での通勤を余儀なくされる。当初は無関心だったミリアムだが、オデッサたちの苦境を目の当たりにし、次第に心を動かされていく。夫や白人社会からの反発を恐れながらも、彼女はオデッサを車で送迎するという決断。その小さな行動が、二人の女性の間に特別な絆を育み、やがて大きなうねりへと繋がっていく。

ブルースの王、B.B.キングの魂の軌跡。音楽の聖地メンフィスで鳴り響く、伝説のサウンド。

マーティン・スコセッシ製作総指揮によるブルース探求の旅。本作の舞台は、音楽の聖地メンフィス。ブルースの巨人B.B.キングの足跡を辿り、彼が愛したラジオ局WDIAや伝説が生まれたビール・ストリートを巡る。ローカルDJだった若き日のキング、そしてボビー・ブランドやアイク・ターナーといった仲間たち。彼らの貴重なインタビューと演奏シーンを交え、デルタ・ブルースがエレクトリック・ブルースへと進化を遂げた音楽の革命の瞬間を記録。魂を揺さぶるブルースの源流への旅路。

マフィアを裏切った男とその家族。名前も過去も捨て、今日を生きるための終わらない逃亡生活。

マフィア組織の幹部ボビー・バトン。彼はある日、組織を裏切り、連邦政府の証人となることを決意する。その代償は、愛する家族と共に全てを捨てること。証人保護プログラムの下、名前も経歴も変え、見知らぬ土地での新たな生活が始まる。しかし、過去の影は静かに彼らを追い詰める。いつ正体が暴かれるか分からない恐怖と、失われた日常への渇望。平凡な幸福を願う家族を待ち受ける、過酷な運命。逃げ場のない緊張の日々の記録。

80年代アメリカ、凶作と負債に苦しむ農家。愛する家族と土地を守るため、一人の母親が立ち上がる。

1980年代、アイオワ州の農村地帯。アイヴィー一家は、代々受け継いできた農場の経営危機に直面していた。政府からの融資は打ち切られ、夫は絶望に打ちひしがれる。差し押さえの脅威が迫る中、妻のジュエルは諦めなかった。彼女は家族の生活、そして誇りを守るため、たった一人で政府や社会という巨大な力に立ち向かうことを決意。逆境に屈しない家族の絆と、一人の女性の強さを描く感動のドラマ。

手錠で繋がれた麻薬組織の生き証人とボスの情婦の熾烈な逃避行を描くハードボイルド・アクション。監督は「カントリー」のリチャード・ピアース、製作はＤ・コンスタンティン・コンテ、共同製作・脚本はジム・カラバトソス、エグゼクティヴ・プロデューサーはマイケル・ハウスマン、撮影はマイケル・ブラウト、音楽はアラン・シルヴェストリ、編集はジュリー・グリンバーグとビル・ヤーラウスが担当。出演はリチャード・ギア、キム・ベイシンガーほか。