弟の学費のため、夜は翻訳、昼はタイピストとして働く姉。しかし、彼女にはもう一つの顔があった。小津安二郎が描く悲劇。
昭和初期の東京。学生である弟・良一と二人で暮らす姉の千か子。彼女は昼は会社でタイピスト、夜は翻訳の仕事をしていると弟に告げ、その学費を懸命に稼いでいた。しかし、良一の恋人・春江から、姉が夜にバーで働き、時には売春まがいのことまでしているという衝撃の事実を知らされる。信じられない事実に直面した弟の苦悩。姉の献身が招いた、あまりにも悲しい結末への序章。
ネット上の声
- 最初は、お猿がこしらえたB級未満映画かと思った
- 当時の自動車の価格は4000円
- クルマを運転する原節子
- 1939年 昭和14年
- 製作年1939年
- 製作国日本
- 時間83分
- 監督伏水修
- 主演原節子