偽りの兄妹に芽生えた、許されざる愛。戦後の混乱期を背景に描く、運命に翻弄される男女の悲恋物語。
舞台は終戦直後の日本。戦争で家族を失った青年・俊夫は、ある裕福な家庭に引き取られ、その家の娘・道子と兄妹として育てられる。共に過ごす日々の中、二人の間には兄妹以上の感情が芽生えていく。しかし、それは決して許されることのない禁断の愛。周囲の目、社会の常識が、純粋な想いを寄せる二人を容赦なく引き裂こうとする。互いを想いながらも、すれ違う心。果たして、白薔薇のように気高く咲く二人の愛に、未来はあるのか。運命のいたずらに翻弄される男女の姿を描いた、涙なくしては見られない悲恋メロドラマ。
ネット上の声
- 男には奥手の仕立て屋で働く娘が、友達に約束をすっぽかされ一人で出かけた自然公園で
- 何ものも止めることのできない物語が展開し登場人物と観客もろとも巻き込んで、感情の
- 伏水は、前世紀からの個人的確信によれば、映画史上の稀なる天才の一人だと思う
- 入江たか子は、その眼が特徴的だ
- 製作年1937年
- 製作国日本
- 時間77分
- 監督伏水修
- 主演入江たか子