全4作品。ピート・トラヴィス監督が制作した映画ランキング

14世紀イングランド、罪を犯し逃亡する神父が旅芸人一座に加わり、村の少女殺害事件の真相を芝居で暴く歴史ミステリー。

舞台は1380年の暗黒時代イングランド。戒律を破り追われる身となった神父ニコラスは、森で旅芸人の一座と出会い、素性を隠して彼らと行動を共にする。一座が辿り着いた村では、聾唖の少女が殺され、一人の女が犯人として死刑を待つ身であった。事件に疑念を抱いた座長マーティンは、この殺人事件を芝居として上演し、真犯人を炙り出そうと計画。神父としての知識を持つニコラスも調査に加わるが、真相に近づくほど、村を支配する領主や教会の腐敗した権力が牙を剥き、一座の身に危険が迫る。演劇は真実を照らすのか、新たな悲劇の引き金となるのか。

イギリスの人気コミックをシルベスター・スタローン主演で映画化したSFアクション「ジャッジ・ドレッド」（1995）のリメイク。国家も政府も亡くなった荒廃した未来。唯一存在する都市メガシティ・ワンでは、刑執行の権限を与えられた集団「ジャッジ」が正義と秩序を守っていた。ジャッジのナンバーワンとして知られるドレッドは、新人ジャッジのアンダーソンを連れ、ギャング一味が支配する200階建ての高層ビルに乗り込む。ギャングのボス・ママは、ビルの全住人にジャッジ抹殺命令を下し、ドレッドとアンダーソンは多勢に無勢の壮絶な戦いへと突入し、絶体絶命の危機に陥る。主演は「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのカール・アーバン、監督は「バンテージ・ポイント」のピート・トラビス。

スペインで起きた大統領狙撃事件。8人の異なる視点から、事件発生の「同じ時間」が繰り返し描かれることで、驚愕の真相が明らかになるサスペンス・アクション。

舞台はスペイン・サラマンカの広場で開催される、国際テロ対策サミットの真っ只中。演説中のアメリカ大統領が何者かに狙撃され、広場は大パニックに。物語は、事件発生時刻の「午後0時」に何度も巻き戻される。大統領を警護するシークレットサービス、偶然居合わせたアメリカ人観光客、中継中のテレビクルー、地元の警察官など、8人の目撃者の視点から事件を追体験するたびに、新たな事実や食い違う証言が出現。断片的な情報が組み合わさり、巨大な陰謀の輪郭が徐々に浮かび上がる。8つの視点が一つに繋がった時、犯人の真の目的とは。息もつかせぬタイムリミット・サスペンス。

死に直面する末期患者と向き合う医療従事者たちを追った、Netflix製作によるドキュメンタリー。2019年・第91回アカデミー賞の短編ドキュメンタリー賞にノミネート。信念を持った献身的な医療事業者の姿から、生と死への新たな向き合い方を見いだしていく。監督はアカデミー賞受賞作「ハーヴェイ・ミルク」のロブ・エプスタインと、「セルロイド・クローゼット」などでエプスタインとともにドキュメンタリーを手がけてきたジェフリー・フリードマン。