全7作品。戸梶圭太監督が制作した映画ランキング

近未来の東京都足立区で、財政悪化の穴を埋めるべく、生活保護打ち切り隊が結成された。その目的は、生活保護受給者から受給の権利を奪い取るというもの。しかし、働くくらいなら生活保護を受けるというほどの受給者たちだけに、すでに倫理や善悪などないも同然。こうして打ち切り隊VS.住人の醜悪なバトルが始まるが……。

「溺れる魚」などで知られる作家・戸梶圭太の「燃えよ！刑務所」を、戸梶自らが監督を務めて映画化した脱力系バトル・アクション。21世紀初頭、刑務所の囚人収容率が180％を超えた。各地で発生する暴動を阻止するため、2010年に民間経営刑務所が設立される。その運営資金を確保するべく、囚人たちが参加する「囚人プロレス」が開催されることになり……。戸梶圭太が自身の小説を映画化した3作品を上映する企画「トカジゴク映画祭」の1作。

東京都心の美容整形医院、TABC。酒と大麻におぼれる院長の海江田（川北冬樹）を尻目に、職員のみちる（草場香織）とまりあ（岡本畔奈）は美に執着する客たちにまじめに応対していた。そんなある日、鎖につながれ延々と整形手術を執刀させられている娘婿の安雄（近江徹大）がオペ室から逃げ出してしまい……。

「溺れる魚」「アウトリミット」などで知られる小説家の戸梶圭太が監督、脚本、撮影、音楽の他プロデュースまで担当した1人5役のコメディ。ひょんな事から、場末の個室ビデオ屋“リアルメン”の店長になった田中だが、そこは浮浪者、キリスト、神父、全裸のAV評論家、自主製作AV売り込み女、ルワンダ料理屋の店長など個性溢れる珍客ばかりが集まる奇妙奇天烈な個室ビデオ屋だった……。