全4作品。マレク・カニエフスカ監督が制作した映画ランキング

英国上流階級の偽善が生んだ、若きスパイ。愛と理想に生きた青年が、祖国を裏切るに至った衝撃の真実。

1930年代、英国。将来のエリートを育成する名門パブリックスクール。そこに、奔放で同性愛者のガイ・ベネットと、マルクス主義に傾倒する親友のトミー・ジャッドがいた。厳格な階級社会と偽善に満ちた学校内で、自分らしさを貫こうとするガイ。しかし、彼の性的指向がスキャンダルとして暴かれ、彼の輝かしい未来への道は閉ざされてしまう。愛する祖国と、彼が属する上流階級から裏切られた絶望。その時、彼の心に芽生えたのは、この欺瞞に満ちた体制そのものへの反逆心だった。一人の純粋な青年が、やがて国家を揺るがすスパイへと変貌を遂げる、その決定的瞬間を描く物語。

80年代ビバリーヒルズ。クリスマス休暇に帰郷した大学生が見たのは、ドラッグと退廃に溺れる親友と元恋人の絶望的な姿。

舞台は1980年代、クリスマス休暇を迎えたビバリーヒルズ。東部の大学へ進学した青年クレイが帰郷するところから物語は始まる。彼を待っていたのは、コカインに溺れ、かつての輝きを失った元恋人のブレアと、麻薬組織から多額の借金を抱え破滅寸前の親友ジュリアン。クレイは二人を救い出そうと奔走するが、快楽と虚無が渦巻く街で、友情も愛情もドラッグによって無残に蝕まれていく。輝かしい青春の日々は過去のものとなり、彼らの前には厳しい現実が横たわる。破滅への道を突き進む親友を前に、クレイが下す決断とは。

平凡な毎日にうんざりしていた元プロム・クイーンが、元銀行強盗の老人と出会い、犯罪計画に加わることで人生の楽しみを取り戻してゆく。主演は往年の大スター、ポール・ニューマン。親子ほど年の差のあるニューマンに惹かれるヒロインに、「ドグマ」のリンダ・フィオレンティーノ。その夫を「ベスト・フレンズ・ウェディング」のダーモット・マローニーが演じる。監督は「レス・ザン・ゼロ」のマレク・カニエフスカ。