全4作品。アリエル・ヴロメン監督が制作した映画ランキング

心優しき家庭人という表の顔と、冷酷な殺人者という裏の顔をもった実在の暗殺者リチャード・ククリンスキーを描いたクライムドラマ。1960年代、米ニュージャージーで妻と2人の子に囲まれ幸せに暮らすククリンスキーは、近所でも評判の良き夫、父親だった。しかし、その裏では家族さえも知らない一流の殺し屋として約20年間で100人以上を殺害していた。死亡日時を判定されないよう、殺した相手の遺体を冷凍保存することから「アイスマン」の異名をとったククリンスキーが、表と裏の2つの顔を使い分ける様を、「テイク・シェルター」「マン・オブ・スティール」のマイケル・シャノンの怪演で見せる。共演にウィノナ・ライダー、レイ・リオッタ、クリス・エバンス、ジェームズ・フランコら。

死んだCIA捜査官の記憶が、凶悪な死刑囚に移植された。タイムリミットは48時間、核ミサイルを止めろ。

冷酷非道な死刑囚、ジェリコ・スチュワート。彼の脳内に、テロを阻止する重要な記憶を持つまま殉職したCIAエージェント、ビル・ポープの記憶が移植される。目的は、核ミサイル発射を企むテロリストの居場所を突き止めること。しかし、移植されたのは記憶だけでなく、ビルの優しさや妻への愛情といった感情まで。凶悪犯の意識とエージェントの使命感がせめぎ合う中、ジェリコは前代未聞のミッションに挑む。果たして彼は、世界を救うヒーローになれるのか。

ロドニー・キング事件の評決に端を発する1992年のロサンゼルス暴動のさなか、人生を立て直し、息子との関係をよくしようと奮闘するマーサーの姿を描いた緊迫のクライム・スリラー。もう1組の父子はマーサーが働く工場に盗みに入ろうと画策し、ただでさえ険悪な関係に緊張が走る。一触即発のロサンゼルスで2組の父子が出会った時、両者は限界点に達する。