-
戦後の混乱期、貧しさの中で懸命に生きる四人姉妹。それぞれの愛と苦悩を描く、感動の人間ドラマ。
終戦から10年が経った東京。病気の母と幼い弟を抱え、貧しい長屋で暮らす四人姉妹。長女は家族のために水商売で働き、次女は工場勤め、三女は向学心に燃えるも進学を諦め、四女はまだ無邪気な少女。それぞれが夢と現実の狭間で葛藤し、愛に悩み、時にはぶつかり合いながらも、固い絆で結ばれている。戦後の日本を背景に、貧困という過酷な運命に翻弄されながらも、ひたむきに生きる家族の姿を力強く描いた不朽の名作。
ネット上の声
- ふたりの声が重なって
- 胸に残るセリフの数々
- 貧困や差別を扱った独立プロらしいプロレタリア映画でもありながら、美しい自然のもと
- 性格や考え方が大きく異なる姉妹のそれでも尚深い絆を感じさせる描写も良いが、映画は
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督家城巳代治
- 主演野添ひとみ
-
国鉄で働く青年が、戦後日本の厳しい現実に立ち向かう。若さ、労働、そして希望を求める力強い人間ドラマ。
舞台は1950年代の国鉄機関区。理想に燃える一人の青年が、機関助士として働き始める。彼が目の当たりにしたのは、過酷な労働環境、安い賃金、そして家族を支えるために必死に働く同僚たちの姿。貧しい地区に住む女性と恋に落ちるも、その前途は多難。労働争議や個人の苦難の中で、彼は人間らしく生き、働くことの意味を問い続ける。日本の復興を支えた若者たちの、苦闘と不屈の精神を描く感動作。
ネット上の声
- 全国どこにでもあった鉄道の街の市民生活。
- 丘さとみさんを偲んで 昭和33年の現代劇
- 列車の釜焚き・江原真二郎と女工の丘さとみの初々しい恋愛が、一瞬の夏の閃きのように
- 兄さんにもらったトマト持ち込んでこれからの相談をする江原真二郎と丘さとみにもうぐ
ヒューマンドラマ
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督家城巳代治
- 主演江原真二郎
-
戦争の罪を背負う父と、真実を求める息子。ある家族の崩壊を描く、衝撃の社会派ドラマ。
戦後の日本。航空機部品工場を経営し、成功を収めた男。しかし、その栄光の裏には、戦争中に不良品を納入し、多くの若者を死に追いやったという暗い秘密。死んだはずの次男の婚約者が現れたことで、平穏な日常は崩壊。父の罪、兄の死の真相、そして家族が築き上げた偽りの幸福。真実がすべてを白日の下に晒した時、彼らが下す決断とは。人間の罪と責任を鋭く問う、アーサー・ミラー原作の不朽の名作。
ネット上の声
- 忘れ去られたか学童疎開。こういう先生。
- 終戦・敗戦が告げられ、意気消沈の中、子供達は神輿を担ぎお祭り気分
- 子供を飢えさせるなんて絶対しちゃダメだろう、と思う
- みんな驚くべき適応力で、何が何でも生き延びていく
ヒューマンドラマ
- 製作年1963年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督家城巳代治
- 主演桑山正一
-
戦後の焼け跡に咲いた、一つの恋。道徳さえも焼き尽くすほどの、女の激しい情念の物語。
終戦直後の混乱期、日本。貧困と虚無感が社会を覆う中、必死に生きる一人の女。彼女の前に現れた、二人の男。許されないと知りながらも、燃え上がる恋心。社会の冷たい視線と、自身の倫理観との間で激しく揺れ動く魂。生きるために、愛するために、彼女が下した決断。戦後という時代に翻弄されながらも、自らの愛を貫こうとする女の生き様を鮮烈に描く、激情のドラマ。
ネット上の声
- 合唱シーンで泣かせて終わらせないどんよりラスト
- 対照的な男性2人はどっちもダメンズ
- 結局、貧乏は悲惨な末路
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間108分
- 監督家城巳代治
- 主演有馬稲子
-
厳格な軍人の父と、それぞれ母の違う四人の息子たち。一つの家に渦巻く、愛憎と確執、そして家族の絆を問う重厚な人間ドラマ。
昭和初期の日本。陸軍大佐である父の絶対的な権力のもと、一つ屋根の下で暮らす四人の異母兄弟。父の厳格すぎる教育と、息子たちへの歪んだ愛情は、兄弟間に拭い去れない溝と確執を生み出していく。長男は父に反発し、次男は父の期待に応えようともがき、三男は病弱さに苦しみ、四男は孤独を抱える。それぞれの母への想い、兄弟間の嫉妬と連帯、そして父への畏怖と憎しみ。やがて、家族という名の鎖に縛られた彼らの関係は、ある出来事をきっかけに崩壊へと向かう。血の繋がりとは何か、家族とは何かを、痛切に描き出す物語。
ネット上の声
- しかし三國連太郎という役者は・・・
- 月月火水木金金
- 荘重なパイプオルガンの音が響いて…
- 非国民とさげすまれ・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督家城巳代治
- 主演三国連太郎
-
山本有三の同名小説を家城巳代治が脚色「みんなわが子」の家城巳代治が監督した文芸もの撮影は「陸軍残虐物語」の仲沢半次郎。
ネット上の声
- 禁止! 特選! 要らぬお世話、吾一は吾一。
- NO.87「ろ」のつく元気になった邦画
- 抒情性とヒューマニズムが遺憾なく発揮された名編
ヒューマンドラマ
- 製作年1964年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督家城巳代治
- 主演淡島千景
-
「お嬢さん乾杯!」「花の素顔」の小出孝の製作で、竹田敏彦の原作を「緑なき島」の清島長利が脚色し、「若き血は燃えて」の家城巳代治の監督第二回作品である。キャメラは「オオ!!市民諸君」の西川亨の担当である。出演者は「海の野獣」「花の素顔」の菅井一郎「彼女は答える」の津島恵子、「踊る龍宮城」の美空ひばり「象を喰つた連中」の原保美の他、徳大寺伸、神田隆らがそれぞれ助演する。
ネット上の声
- 【戦争により、生き別れになっていた父妹を再会させた、口笛。美空ひばりさん、小さい頃から歌巧いなあ。】
- 若き日の美空ひばりの歌声に驚嘆。
- ディアナ・ダービンを連想させる
- タイトルなし(ネタバレ)
ヒューマンドラマ
- 製作年1949年
- 製作国日本
- 時間84分
- 監督家城巳代治
- 主演原保美
-
ベストセラーとなった学徒航空兵の手記集「雲ながるる果てに」を「山下奉文」の八木保太郎、他に家城巳代治、直居欽哉が共同脚色した。松竹退社以来はじめての家城巳代治監督作品である。「岸壁」の鶴田浩二、「プーサン」の木村功、「韋駄天記者」の沼田曜一、「魚河岸の石松」の金子信雄、「ひめゆりの塔(1953)」の岡田英次、「やっさもっさ」の山岡比佐乃、「赤穂城」の山田五十鈴その他が出演している。
ネット上の声
- SF作家の星新一が「私の一本の映画」(キネマ旬報社)で挙げた作品
- 感染者数も政府の笑いの対象にされてるかもしれません
- 軍国主義批判は強すぎるか、当然か
- 戦後未だ八年というが大きい映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督家城巳代治
- 主演鶴田浩二
-
「雌が雄を喰い殺す かまきり」の井上梅次と、「痴人の愛(1967)」の池田一朗が共同でシナリオを執筆し、井上梅次が監督した女性もの。撮影は「かあちゃんと11人の子ども」の長岡博之。
ヒューマンドラマ
- 製作年1944年
- 製作国日本
- 時間87分
- 監督家城巳代治
- 主演小沢栄太郎
-
「にごりえ」の伊藤武郎と「女ひとり大地を行く」の川久保勝正の製作になる新世紀映画。学映協の寺田信義、「続・チャッカリ夫人とウッカリ夫人」の神谷量平、監督の家城巳代治(雲ながるる果てに)の共同脚本を「伊津子とその母」の井手俊郎が潤色しており木塚誠一の撮影による農村周辺のオール・ロケ作品である。出演者は「女ひとり大地を行く」の内藤武敏、「勲章」の香川京子、「伊津子とその母」の中村伸郎などのほか、「花荻先生と三太」の大橋弘、「ひろしま」の松山梨絵子など多数の子供が出演している。
ネット上の声
- 「アカ」というレッテルで追放された先生たち
- 今でも“よしず”は栃木の名産!
- 香川京子、目当てで借りたけど
- 誰にとって都合がよいのか
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間97分
- 監督家城巳代治
- 主演香川京子
-
赤江行夫の「不発弾」を、「いろはにほへと」の橋本忍が脚色し、「秘密(1960)」の家城巳代治が監督したもので、弾拾いたちの物語。撮影も同じく「秘密(1960)」の飯村雅彦。
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督家城巳代治
- 主演南広
-
週刊わかもの連載の早乙女勝元の原作を、家城巳代治・内藤保彦が脚色、「素晴らしき娘たち」の家城巳代治が監督したもので、江東方面の下町を舞台に青年たちの一断面を描こうというもの。撮影は「天下の快男児 万年太郎」の飯村雅彦。
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督家城巳代治
- 主演江原真二郎
-
中学生の愛と性のめざめを正面からとりあげて描いた異色青春映画。脚本はいえきひさこ、監督は「ひとりっ子」の家城己代治、撮影は佐藤昌道がそれぞれ担当。
ネット上の声
- トラウマ映画
- 女の子(原田美枝子)はオトナで冷静だ。
- “大人でもなく子供でもない”
- オープンな家族とワケアリ娘
青春
- 製作年1974年
- 製作国日本
- 時間93分
- 監督家城巳代治
- 主演佐藤佑介
-
「酔っぱらい天国」の松山善三のオリジナル・シナリオを、「街」の家城巳代治が監督した社会ドラマ。撮影は「はだかっ子」の飯村雅彦。
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督家城巳代治
- 主演中村賀津雄
-
家城巳代治と「真紅の男」の間藤守之の共同オリジナル・シナリオを、「秘密(1960)」の家城巳代治が監督したスリラー・ムードのアクションもの。撮影は「カメラ・トップ屋 お嬢さんが狙ってる お色気無手勝流」の高梨昇。
- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督家城巳代治
- 主演江原真二郎
-
寺田信義、家城巳代治の原作を家城といえきひさこが共同で脚色した社会劇。家城がメガホンをとり、「ヒロシマの証人」の江連高元が撮影を担当した。
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督家城巳代治
- 主演山本亘
-
「悲しき口笛」の監督家城巳代治の久しぶりの演出で、脚本は、松竹大船の脚本部の新人山内久と馬場当の共同による。撮影はやはり「悲しき口笛」の西川亨が当っている。製作は「醜聞」「花の素顔」最近では「東京キッド」の小出孝。主な演技者は「長崎の鐘」で共演した月丘夢路と津島恵子が、再び共演している。
ヒューマンドラマ
- 製作年1950年
- 製作国日本
- 時間83分
- 監督家城巳代治
- 主演高橋貞二
-
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督家城巳代治
- 主演中原ひとみ
-
「消えた死体」「恥かしい頃」(武井韶平と共同)の新人清島長利の脚本を、家城巳代治が終戦後はじめて監督する。キャメラは「恥かしい頃」の西川亨の担当。「深夜の市長」の山内明と「処女は真珠の如く」の空あけみ、幾野道子が主演し、東野英治郎、飯田蝶子らが助演。
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1947年
- 製作国日本
- 時間77分
- 監督家城巳代治
- 主演山内明