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明治時代の遊郭を舞台に、ひとりの芸者が生涯を懸けて貫いた、儚くも美しい「夢」のような恋物語。
文明開化の音が響く明治の東京。新橋の置屋で売れっ子芸者として生きるおなみ。彼女には、大学教授である客の男に寄せる、秘めた想い。決して結ばれることのない身分違いの恋と知りながら、彼と会うひとときだけが彼女のすべて。彼のために尽くし、待ち続ける日々は、まるで美しい夢そのもの。しかし、時代の変化と現実の壁が、二人の関係に静かな影を落としていく。彼女の純粋な愛は、このまま夢として終わるのか。ひとりの女の切ない情念と覚悟を描く、究極の悲恋。
ネット上の声
- 元は士族の娘なのに、家が傾き奉公に出て奉公先の主人のお手付きになり娘を産む
- とてもとてもきれいな映画
- 昔々、「外科室」を観て独特の雰囲気が好きだったのだけど・・・
- 吉永小百合が花魁というのは珍しい役なのでは
ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国日本
- 時間98分
- 監督坂東玉三郎
- 主演吉永小百合
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メスが胸を裂くとき、9年間の純愛が明かされる。言葉を交わさぬ恋の、美しくも壮絶な終焉。
明治時代の東京。ある病院の外科室に、美しき伯爵夫人が運び込まれる。執刀医は、医学博士・高峰。夫人は麻酔を頑なに拒否。うわごとで秘密を口にしてしまうことを恐れて。9年前、二人は出会い、一瞬で恋に落ちた。しかし、言葉を交わすこともなく、ただ胸に秘めた想いを抱き続けてきた。意識あるままメスを受け入れる夫人の覚悟。その瞳に宿る純粋な愛を前に、高峰もまた、己のすべてを懸けて執刀に臨む。沈黙の愛が、死の淵で交錯する、息をのむほどに美しい悲劇。
ネット上の声
- サユリストでなくても堪能できます
- DVDなら、音楽もじっくり聴けます
- 泉鏡花の映像化は難しい。
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時代劇
- 製作年1992年
- 製作国日本
- 時間50分
- 監督坂東玉三郎
- 主演吉永小百合
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天守に住む魔性の女と一人の若侍の恋の顛末を描いたファンタスティック時代劇。原作は泉鏡花の同名戯曲。監督はこれが監督3作目になる坂東玉三郎で、舞台でも何度となく演じた富姫役で主演もこなしている。共演は94年の舞台版にも出演の宍戸開と宮沢りえ。殆ど天守のセットの中で物語が展開する。松竹創業100周年記念作品。
ネット上の声
- シネマ歌舞伎の良いところは丁度いい加減で舞台が見られること
- 途中迄はおもしろみもなにもない、非常に退屈極まりない作品
- 姫二人のやり取りが可愛くて、ずっと見ていたかった
- 泉鏡花の戯曲『天守物語』を坂東玉三郎が監督主演
時代劇
- 製作年1995年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督坂東玉三郎
- 主演坂東玉三郎