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「ストリート・オブ・クロコダイル」などのストップモーションアニメでカルト的人気を誇り、多くのアーティストに影響を与えてきた双子の映像作家、ブラザーズ・クエイが19年ぶりに発表した長編作品。ポーランドの作家ブルーノ・シュルツの神話的かつ詩的な短編集に着想を得て、時間と記憶、幻想と現実が交錯する夢のような世界を、人形アニメーションと実写を融合させた映像で描き出す。
青年ヨゼフは死期が迫った父を見舞うため、忘れられた支線を走る幽霊のような列車に揺られてガリシア地方を訪れる。到着したサナトリウムはすでに活気を失っており、怪しげな医師ゴッタルダがその場を取り仕切っていた。ゴッタルダはヨゼフに対し、「あなたの国から見ればお父様は亡くなったが、ここではまだ死んでいません。ここでは、一定の間隔で常に時間が遅れているのです。その間隔の長さは定義できません」と告げる。やがてヨゼフは、そのサナトリウムが現実と夢の狭間に漂う世界であること、そしてそこでは時間も出来事も確かな形を持たずに存在していることを知る。
ヨゼフ役に「プライムタイム」のアンジェイ・クワク。
ネット上の声
- 始まって10分も経たずに寝てしまった
- 堪能しました
- 画の造り込みはいい
- Chaosmos
アニメ
- 製作年2024年
- 製作国イギリス,ポーランド,ドイツ
- 時間---分
- 監督スティーヴン・クエイ
- 主演---
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奉仕を学ぶ奇妙な学院、繰り返される授業と消えた校長。少年が迷い込む、夢と現実が溶け合うモノクロームの世界。
召使いを養成する、古びた「ベンヤメンタ学院」。青年ヤコブが入学したこの場所では、奇妙で単調な授業が延々と繰り返される。校長のベンヤメンタ氏と、その妹で教師のリザ。生徒たちは無気力に服従を学ぶだけの日々。しかし、ヤコブが学院の謎めいた雰囲気に惹かれ始めた矢先、リザが謎の失踪を遂げる。彼女の不在をきっかけに、学院の秩序は静かに崩壊。現実と幻想の境界が曖昧になる中、ヤコブは学院に隠された真実と、自らの存在意義を探求する旅へと誘われる。モノクロームの映像美が織りなす、悪夢のような寓話。
ネット上の声
- 観客の持ち出し 100% と云う代物。
- 恋に堕ちるも、相手は正体不明
- 召し使い養成学校へ入学したヤーコブが学園の秘密に幻惑されてゆくストーリー
- ブラザーズ・クエイの実写映画であり、はつ長編映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1995年
- 製作国イギリス,ドイツ,日本
- 時間105分
- 監督スティーヴ・クエイ
- 主演マーク・ライランス
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チェコの鬼才、ヤン・シュヴァンクマイエル。その禁断の創作の源泉へと誘うシュールな映像探訪。
プラハに佇む、錬金術師の実験室のようなアトリエ。そこはチェコ・シュルレアリスムの巨匠、ヤン・シュヴァンクマイエルの創造の心臓部。案内役は、彼を敬愛するクエイ兄弟。扉を開けると、不気味な人形、蠢く骨、奇妙なオブジェが鑑賞者を出迎える。彼の作品を彩るグロテスクでユーモラスな世界は、いかにして生まれるのか。触覚、夢、エロスといったテーマを巡り、その創作の秘密に迫るドキュメンタリー。常識が崩壊する驚異の映像体験。
ネット上の声
- 窓の外のネオンライトと果物を組み合わせて作られた人の顔のアートが、同じ画面上に存
- 一卵性双生児のアニメーション作家ブラザーズ・クエイによるストップモーションアニメ
- 一個目が三十分近くあって長かったからそれよりはマシだったけどよくわかんなかった
- 人口の夜景、ギルガメッシュと立て続けに鑑賞し、3つの中だと視覚的に一番刺さった
アニメ
- 製作年1984年
- 製作国イギリス
- 時間14分
- 監督スティーヴン・クエイ
- 主演---
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光の届かぬ病室で、女は不在の夫へ手紙を書き続ける。狂気と孤独が蝕む魂を描く、悪夢のようなストップモーション。
薄暗く、高い窓からわずかな光が差し込む一室。そこに座る一人の女。彼女は、どこかへ行ってしまった夫に向けて、ひたすらに手紙を書き続ける。鉛筆を削る音、紙を擦る音だけが響く静寂。繰り返される行為の中で、彼女の精神は次第に現実との境界を失っていく。引き出しが勝手に開閉し、奇妙な物体が蠢く、超現実的な光景。クエイ兄弟が創り出す、緻密で不気味なストップモーション・アニメーション。孤独と狂気の深淵を覗き込む、忘れがたい映像体験。
ネット上の声
- 光と線のことがわかりすぎてるから、モノクロで静物を撮るだけで本当に素晴らしいもの
- どのカットも靄か霧がかかったように見せており、またフォーカスがずれていたり一部分
- 計算され尽くした陰影と、アンビエントな音楽によって、独特なホラー性を帯びる
- ぶらつく両足のイメージと、一心不乱に鉛筆でよー分からん文字を書き続ける女性
アニメ
- 製作年2000年
- 製作国イギリス
- 時間20分
- 監督スティーヴン・クエイ
- 主演---
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独特の人形アニメーションでアメリカのアート界で特に高い評価を受ける一卵性双生児の映画作家チーム、ブラザース・クエイの短編作品の特集上映。長編劇映画第1作「ベンヤメンタ学院」の公開を機に、88年に公開済の「レオシュ・ヤナーチェク」(83)、「ヤン・シュバンクマイヤーの部屋」(84)、「ギルガメッシュ/小さなほうき」(85)、「ストリート・オブ・クロコダイル」(86)の短編4作と共に、未公開短編6作が初公開された。
ネット上の声
- 【 朽ちた人形の生きる世界に彷徨う... 】
- 誘われるように梯子で上へ上へと登っていく話、空間感覚が狂うような世界と縦横無尽に
- 外の草原?じゃないけど景色?がめちゃくちゃインフルの時に見る夢とか、眠る前に一瞬
- 毒々しい色彩感覚も朽ち果てた様な人形も私は好みなのでこうゆう作品は永遠に見ていら
アニメ
- 製作年1990年
- 製作国イギリス
- 時間17分
- 監督スティーヴン・クエイ
- 主演---
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朽ち果てた解剖模型が踊り出す、悪夢のようなリハーサル。魂なき人形たちの不気味な世界。
光の乏しい、埃っぽい一室。そこに置かれているのは、古びた解剖学の模型や謎めいた機械の数々。命なきはずのそれらが、突如として不気味な生命を宿し、奇妙なリハーサルを開始。反復される不可解な動き。それは何を模倣し、どこへ向かおうとしているのか。セリフのない世界で、物体たちの律動だけが観る者の不安を掻き立てる。クエイ兄弟が創り出す、シュールで退廃的な美しさに満ちた悪夢的空間。観る者を迷宮へと誘う、唯一無二のストップモーション・アニメーション。
ネット上の声
- 高速で振動する人形の眼球から始まり、ストップモーション・アニメの常識から逸脱する
- いやイボすりすりしてるとこからはじまり焦らしに焦らして振り子の方則運動に見立てて
- 行ったり来たりするカメラワークも痙攣的な細かな動きの数々も振り子のようだと思って
- 小さい頃…暇を持て余してテレビデッキと機器類の隙間とか、サッシと襖の隙間とか…そ
アニメ
- 製作年1987年
- 製作国イギリス
- 時間14分
- 監督スティーヴン・クエイ
- 主演---
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ネット上の声
- 映像と共に、メタモルフォーシスの絵画の説明を普通にしていくのでびっくりした ホル
- タイトルのように、ひたすら「アナモルフォーシス(歪み絵)」についての説明がされる
- 美術教材のような形でアナモルフォーシスを紹介する映像であり、クエイ兄弟のアニメー
- ひたすらアナモルフォーシスについて説明していて楽しかった
アニメ
- 製作年1991年
- 製作国イギリス
- 時間15分
- 監督スティーヴン・クエイ
- 主演---
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アメリカ生まれのスティーヴとティムの双子の人形アニメーション作家、ブラザーズ・クエイが、古代メソポタミアのギルガメッシュ叙事詩をモチーフに取り組んだ作品。ギルガメッシュとは、半人半神の英雄であったが、人民を酷使したので神はギルガメッシュにさまざまな試練を与える。しかし、この映画に登場するのは奇妙に擬人化された神話の人物たちであり、彼らの行う行為も不可解さに充ちている。ここにクエイ兄弟の人形に向ける強い個性はあるが、具体的な物語を読み取るのはいささか難しい。人形の不気味な表情と動作が印象に残る。
ネット上の声
- 閉じ込められた彼はその飛ぶ生き物を捕まえて命を絶つと開放され世界には静寂が訪れた
- キャラクター造形が素晴らしく、グロテスクでありながら妙にチャーミングに感じられる
- じぇんじぇんわからん…けど少なくともギールガメッシュ‼︎メッシュ‼︎ではなかった
- 「ギルガメッシュ叙事詩を大幅に偽装して縮小した、フナー・ラウスの局長のちょっとし
アニメ
- 製作年1985年
- 製作国イギリス
- 時間11分
- 監督スティーヴン・クエイ
- 主演---
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チェコの大作曲家ヤナーチェクの後半生を、幻想的な人形アニメーションで描く異色の伝記映画。
20世紀初頭のチェコ。作曲家レオシュ・ヤナーチェクは、故郷の民俗音楽に根差した独自の作風を模索していた。しかし、彼の音楽はなかなか評価されず、不遇の時代を過ごす。物語は、彼の創作の源泉となった愛と死、そして祖国への想いを、クエイ兄弟ならではのダークで幻想的なストップモーション・アニメーションで描き出す。言葉ではなく、音楽と映像のコラージュで綴られるヤナーチェクの魂の軌跡。彼の内なる情熱が、不気味で美しい人形たちの動きを通して観る者の心に直接響き渡る。これは単なる伝記ではない。一人の芸術家の内面世界を旅する、唯一無二の映像体験。
ネット上の声
- オペラを元に構成されていて、語りも入るけど、造形とリンクしているのかも分からず、
- ブラザーズ・クエイ短編集『ストリート・オブ・クロコダイル』(VHS)より鑑賞
- なかなか入り込めなかったけど一緒に見た人が感動してて色々だなと思った
- 家にあったストリートオブクロコダイル名義のVHS収録の最初の短編作品
アニメ
- 製作年1983年
- 製作国イギリス
- 時間27分
- 監督スティーヴン・クエイ
- 主演---
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ネット上の声
- 悪趣味な秘宝館に迷い込んだような、医療器具なのか性的倒錯のアイテムなのか、用途不
- 医療道具や、医学に纏わるアイテムだけで作品を成り立たせるクエイブラザーズの変態性
- 様々な医療器具なんかをクエイブラザーズ節でちょい見せしてくれる、マジでちょい見せ
- 前作「インアブセンティア(不在)」に続き、建物の内部に明滅する光が生き物のよう
アニメ
- 製作年2003年
- 製作国イギリス
- 時間12分
- 監督スティーヴン・クエイ
- 主演---
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独特の人形アニメーションでアメリカのアート界で特に高い評価を受ける一卵性双生児の映画作家チーム、ブラザース・クエイの短編作品の特集上映。長編劇映画第1作「ベンヤメンタ学院」の公開を機に、88年に公開済の「レオシュ・ヤナーチェク」(83)、「ヤン・シュバンクマイヤーの部屋」(84)、「ギルガメッシュ/小さなほうき」(85)、「ストリート・オブ・クロコダイル」(86)の短編4作と共に、未公開短編6作が初公開された。
ネット上の声
- む、むずかしい
- クエイ兄弟、わからん!けど教会が出てくるあたりのトラムと駅のシーンの造形が良くて
- シュヴァンクマイエル大好きなのでこれもビビッときたのだけど、文字の説明に頼りすぎ
- ブラザーズ・クエイに初挑戦したが、好き嫌いがハッキリ分かれる独特な世界観ってこと
アニメ
- 製作年1979年
- 製作国イギリス
- 時間20分
- 監督スティーヴン・クエイ
- 主演---
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独特の人形アニメーションでアメリカのアート界で特に高い評価を受ける一卵性双生児の映画作家チーム、ブラザース・クエイの短編作品の特集上映。長編劇映画第1作「ベンヤメンタ学院」の公開を機に、88年に公開済の「レオシュ・ヤナーチェク」(83)、「ヤン・シュバンクマイヤーの部屋」(84)、「ギルガメッシュ/小さなほうき」(85)、「ストリート・オブ・クロコダイル」(86)の短編4作と共に、未公開短編6作が初公開された。
ネット上の声
- 途中ドイツ語での朗読が入っていたが、何言ってるかわからん…字幕くれ…サイレントナ
- 映像を楽しむしか手段を持たないので、表面的には手を抜いているようにさえ感じる
- 森の中で銃声が鳴って、松ぼっくりが揺れる 動物らしきものがいないのが不気味
- 映像の質感やモチーフから、プロパガンダのような洗脳性がある
アニメ
- 製作年1992年
- 製作国イギリス
- 時間4分
- 監督スティーヴン・クエイ
- 主演---
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独特の人形アニメーションでアメリカのアート界で特に高い評価を受ける一卵性双生児の映画作家チーム、ブラザース・クエイの短編作品の特集上映。長編劇映画第1作「ベンヤメンタ学院」の公開を機に、88年に公開済の「レオシュ・ヤナーチェク」(83)、「ヤン・シュバンクマイヤーの部屋」(84)、「ギルガメッシュ/小さなほうき」(85)、「ストリート・オブ・クロコダイル」(86)の短編4作と共に、未公開短編6作が初公開された。
アニメ
- 製作年1966年
- 製作国イギリス
- 時間4分
- 監督スティーヴン・クエイ
- 主演---
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独特の人形アニメーションでアメリカのアート界で特に高い評価を受ける一卵性双生児の映画作家チーム、ブラザース・クエイの短編作品の特集上映。長編劇映画第1作「ベンヤメンタ学院」の公開を機に、88年に公開済の「レオシュ・ヤナーチェク」(83)、「ヤン・シュバンクマイヤーの部屋」(84)、「ギルガメッシュ/小さなほうき」(85)、「ストリート・オブ・クロコダイル」(86)の短編4作と共に、未公開短編6作が初公開された。
アニメ
- 製作年1966年
- 製作国イギリス
- 時間14分
- 監督スティーヴン・クエイ
- 主演---