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19世紀ロシア、強欲な父と三人の息子たちを巡る、神・愛・そして親殺しの謎を描く重厚な人間ドラマ。
舞台は19世紀の帝政ロシア。好色で強欲な父フョードルと、彼に憎しみを抱く三人の息子たち。情熱的で奔放な長男ドミートリイ、冷徹な無神論者の次男イワン、敬虔な修道僧の三男アリョーシャ。父の財産と一人の女を巡り、彼らの確執は日に日に深まっていく。そんな中、父フョードルが何者かに殺害される事件が発生。容疑者として逮捕されたのは長男ドミートリイだった。本当に彼が父を殺したのか。神は存在するのか。人間の魂の救済とは何か。ドストエフスキーの不朽の名作を壮大なスケールで映像化した、人間の愛憎と信仰を問う一大叙事詩。
ネット上の声
- 重いテーマの映画でしたが、見る価値はあります。
- 映画単体だとちょっときついかも…
- 小説既読の方には勧めません。
- 原作を読みたくなりました
文芸・史劇、 ヒューマンドラマ
- 製作年1968年
- 製作国ソ連
- 時間232分
- 監督イワン・プイリエフ
- 主演ミハイル・ウリヤーノフ
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「コーカサスの花嫁」によって、日本にも知られたイワン・プィリエフのテクニカラーである。「素敵な花嫁」「トラクター仲間」「可愛い娘」等のオペレッタの他、「コーカサスの花嫁」以後のプィリエフ作品としては「地区委員会書記」「戦後の晩六時」等があり、その後、この作品が企画されたが、製作の開始までには約三カ年の日子が準備のため費されたといわれている。音楽のニコライ・クリューコフは、モスクワ音楽院出身で、ミヤコフスキー教授の門下であるが、彼はこの映画のためにチャイコフスキー、ラフマニノフ、スクリヤビン、ショパン、リストらのシンフォニーおよび室内楽をはじめ古い民謡や舞踏曲などを巧妙に再構成している。撮影は「コーカサスの花嫁」のワレンチ・パブロフが担当しており、撮影に当ってはスリコフの名画が参考にされたといわれている。(なお、ロケーションには、アルタイ山脈や、バイカル湖、カムチャッカ半島などが収められている。)主演は「石の花」のウラジミール・ドルージニコフ、「コーカサスの花嫁」のマリナ・ラドニナであり、「トラクター仲間」でプイリエフに起用されたボリス・アンドレエフがこの作品でも重要な運転手の役を振りあてられている。なお、ナステニカにふんするヴェーラ・ワシリエヴーァはモスクワ劇場技術学校の三年生である。なお、この作品は一九四七年度のプラーグの国際映画コンクールで一等に入選しており、また同年度のスタリン芸術映画賞をも得ている。
ネット上の声
- ソ連オペレッタの魅力!
- 1947年制作という時点で気づくべきだったが、ただのメロドラマに非ず
- 旧ソ連政府にカットされていたシーンも復元された〈完全版〉鑑賞
- ロシア音楽を楽しむべきソビエト連邦の国策映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1947年
- 製作国ソ連
- 時間100分
- 監督イワン・プイリエフ
- 主演ウラジミール・ドルージニコフ
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「シベリヤ物語」のイワン・プィリエフ監督・脚色によるドストエフスキー原作の映画化。これはその第一部にあたる。撮影は「シベリヤ物語」のワレンチ・パブロフ。音楽をニコライ・クリューコフが担当している。出演者はワフタンゴフ記念劇場のユーリ・ヤコブレフ、ユーリヤ・ボリソワの二新人に、K・ポロビコワ、V・パーシェンナヤ、ユーリ・ヤコブレフ、N・ポドゴールヌイ、R・マクシモワ、S・マルチンソン、N・パジトノフ、I・リュベズノフ等。
文芸・史劇
- 製作年1958年
- 製作国ソ連
- 時間123分
- 監督イワン・プイリエフ
- 主演ユーリア・ボリソワ
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ソビエト・ミュージカルのヒット作。イワン・プィリエフ監督、チーホン・フレンニコフの作曲。
- 製作年1941年
- 製作国ソ連
- 時間---分
- 監督イワン・プイリエフ
- 主演マリア・ラドイーニナ