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世界一速い男を決めるF1グランプリ(フォーミュラー・ワン世界選手権)。その三十七年の歴史の中でスピードに命を賭けサーキットに散ったレーサーたちの“死の瞬間”をとらえると共に生きさまを描くドキュメンタリー。監督・編集は、「ウイニングラン」のマリオ・モッラ他、クロード・デュボック、マサオ・ナガイ、撮影監督も同作のアントニオ・クリマーティ、音楽は矢沢永吉がそれぞれ担当。出場しているドライバーはロジャー・ウイリアムソン、ロニー・ピーターソン、中島悟、ニキ・ラウダ、トム・プライス、ジル・ヴィルヌーブ、ジャッキー・スチュワート、エマーソン・フィツパルディ、ジェームス・ハント、マリオ・アンドレッティなど。ロジャー・ウイリアムソンは73年のオランダGPでマシーンが煙を吹きコースアウト。デビッド・パリーがレースを捨てて彼を助け出そうとするが、手がつけられず苦悩する。ロニー・ピーターソンは78年のイタリアGPでスタート直後、ハントのマクラーレンに接触しガードレールに激突コースに戻されたところレガッツォーニのシャドーとクラッシュ、炎に包まれたが両足をはさまれ身動ぎがとれず、病院に運ばれたが死亡した。ニキ・ラウダは76年のF1グランプリで原因不明の大事故に遭遇。奇跡的に助かったが、有毒ガスを吸い込んだ。再起不能といわれたが、六週間で復帰。77年に二回目の世界チャンピオンになった後、一度引退するが三年でカムバック。84年に再びチャンピオンになっている。トム・プライスは77年の南アGPで前方を走っていたマシーンが煙を吹き、それを消火しようとしたオフィロシャルマンを250キロのスピードではねてしまった。不運にも持っていた消火器が宙に飛び、トムの頭を直撃、彼は首の骨を折って即死した。ジル・ヴィルヌーブは82年ベルギーGPの予戦で前方のマシーンを抜こうとしたところ接触、彼のフェラーリは空中にはね上がった。さらにジルはシートごと放り出され金網に激突。病院に運ばれたが、30歳の若さで亡くなった。何も知らずに葬儀に出席している二人の子供の姿が悲しみを誘う。中島悟はデビュー第二戦サンマリノGPで六位、スタート前、引退してレポーターとなったニキ・ラウダからインタビューを受けている。
ネット上の声
- F1を中心としたレース中の事故や、それによって死亡したドライバーを映像で振り返る
- ロニーピーターソン、ヨッヘンリント、トムプライス... 忘れられない事故が当時の
- F1好きなら、こういう時代を経て今があるということを思いしらされる
- F1クラッシュ多数
ドキュメンタリー
- 製作年1987年
- 製作国日本,アメリカ,イタリア
- 時間97分
- 監督マリオ・モッラ
- 主演ニキ・ラウダ
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過去から現在まで無数のスターが生まれては消えてゆき、様ざまなドラマを展開したF1グランプリ。そのレースの記録を蘇えらせた「ポール・ポジション」の続編で、スタジアムで競うスーパー・モトクロス、高速サーキットで展開するオートバイ・レースなどを撮えながらF1グランプリを再現するドキュメンタリー映画。製作はアレッサンドロ・フラカッシ、監督・編集はマリオ・モッラ、撮影はエンニオ・グァルニエリ、音楽はグイドとマウリツィオのデ・アンジェリス兄弟という前作と同じスタッフが各々担当。出演するレーサーは俳優のポール・ニューマン、マリオ・アンドレッティ、ジョディ・シェクター、ネルソン・ピッケ、リカルド・パトレーゼなど。映画は、まずあらゆるモーター・スポーツを克明に紹介する。スーパー・モトクロス、オートバイ・レース、ホットロッド・レース、バギー・レース、ラリーなど……。そしてこれらの華やかなレースの影で命を賭けた男たちの生きざまが色どらる。79年、カナダGPの途中で、突然引退してその場を去って行った今世紀最大のスーパースター、ニキ・ラウダの今だに理由が明らかにされていない当時のハプニング。78年、イタリアGPでのロニー・ピーターソンの凄絶な事故死。レーサーというよりは映画スターとして知られるポール・ニューマンの、79年ル・マン24時間レースでの2位獲得の模様など、カメラは、78~79年のF1GPの激烈なシーンを捉えていく。
ネット上の声
- ニキ・ラウダを神のように思ってたあの頃‥
- 『モンスターパニック』と二本立て
- イタリアの記録映画の鬼才マリオ
ドキュメンタリー
- 製作年1980年
- 製作国イタリア
- 時間110分
- 監督マリオ・モッラ
- 主演ポール・ニューマン
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レーシング・ドライバーによる唯一の世界選手権であるF1グランプリの真実を、77年のレースを中心に、追求したドキュメンタリー映画。製作はアレッサンドロ・フラカッシ。監督・編集はマリオ・モッラ、撮影はエンニオ・グァルニエリとヤン・デ・ボンとダニロ・デジデリ、音楽はグイドとマウリツィオ・デ・アンジェリス兄弟、原案はピエトロ・リッゾとオスカー・オレフィッチ、インタビュアーは女優のシドニー・ローム。ドライバーはニキ・ラウダ、ジェームズ・ハント、マリオ・アンドレッティ、カルロス・ロイテマン、ロニー・ピーターソンなど。ゲスト・スターとしてジーン・ハックマン、ジェームズ・コバーン、デイヴィッド・ニーヴン、マイケル・ヨーク、ジャン・ルイ・トランティニャン、モハメッド・アリなどが出演。この映画は彼らドライバーたちの、恋人や妻たちとのプライベートな姿や、F1マシーンのメカニックなどを描きながら、76年の西ドイツGPでの大事故や77年南アフリカGPでのトム・プライスの死など、過去のクラッシュ・シーンなども再現する。
ネット上の声
- 最もいい時代。今よりダイナミックでした!
- LET ME LOVE YOU
- F1レースの“光”と“影”
- モータースポーツが最も勢いが有り輝いていた時代、最先端の技術と人間の生死と精神力
カーレース、 ドキュメンタリー、 スポーツ
- 製作年1978年
- 製作国イタリア
- 時間100分
- 監督マリオ・モッラ
- 主演シドニー・ローム
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世界各地を転戦し、世界一速い男を決めるF1グランプリと、ロードレースとモトクロスの二輸レースを追ったドキュメンタリー。監督・編集はマリオ・モッラ、製作は「ポール・ポジション」シリーズのアレッサンドロ・フラカッシ、撮影にはアントニオ・クリマティを中心に15人のカメラマンが動員された。主題歌を「汚れた英雄」「幻魔大戦」のローズマリー・バトラーが歌っている。登場するレーサーは、ニキ・ラウダ、ケケ・ロズベルグ、マリオ・アンドレッティ、ジル・ヴィルヌーブ、ジョン・ワトソン、ルネ・アルヌーなど。また二輪ライダーは、フレディ・スペンサー、マルコ・ルッキネリ、ケニー・ロバーツ、フランコ・ウンチーニ、片山敬済など。別題“Turbo Timer”。
ネット上の声
- この映画、1982年二輪WGP500のチャンピオン、フランコ・ウンチーニの事故映
- 80~83年のF1を中心にレース映像を繋ぎ会わせたドキュメント
- ドキュメンタリー映画
カーレース、 ドキュメンタリー
- 製作年1983年
- 製作国イタリア
- 時間96分
- 監督マリオ・モッラ
- 主演ニキ・ラウダ
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新聞やテレビなどでは決して報じられることのない、恐るべき瞬間を、世界60余国にも及ぶスケールで捉えたドキュノンタリー。製作はアレッサンドロ・フラカッシ、監督・編集はアントニオ・クリマティと「グレートハンティング84」のマリオ・モッラが担当。ナレーション訳は進藤光太。ナレーターは金内吉男が手がける。映画は世界各国のカメラマンが捉えた残酷なシーンを次々に映し出す。ヒマラヤの奥地で今も続けられている“鳥葬”の儀式。中東戦線の凄絶な現場はカメラマンが命を賭けて捉えたもの。映画撮影中にケンタッキー塔から飛び降りたスタントマンのバークナスは、用意された救命具をつき抜けて内臓破裂。リー・メジャース主演の「超高層プロフエッショナル」撮影中の事枚で、79年5月に彼は死亡した。南米のボリビアでは、石で叩いて気絶させた牛の頚動脈をナイフでかき切り、ふき出る血を飲む。男たちは前身血まみれ、あたり一面が血の海と化す。1982年10月、カルロスという男がプエルトリコ大通り地上60メートル、20階建てのビルの間を綱渡りしようとして失敗し、道路にそのまま落下し、たたきつけられた。カメラは、地上に落ちる瞬間まで捉えている。アンデスの山中、6月末の聖ペテロと聖パウロの祝日には、近郊の全住民がそれぞれに二手に分れて石を投げ合うという風習がある。同じように、インディオの収穫祭では数千の市民が、親、子供、恋人とあたり構わずムチで殴り合う。まるで集団錯乱を起こしたように、その光景は異常だ。その他、日本を含む世界のあらゆる場所でのショッキングなシーンが展開される。
ネット上の声
- 当時は中学
- 伝説のジープでの腕引きちぎり!
- ある意味 伝説の映画
- カナザワ映画祭にて
ドキュメンタリー
- 製作年1983年
- 製作国イタリア
- 時間93分
- 監督マリオ・モッラ
- 主演---
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世界の残酷な現実を記録した「グレートハンティング」シリーズの第3作。製作は熊田朝男、監督は「カランバ」のマリオ・モッラ、撮影はジャンカルロ・パンカルディ、音楽はダニエレ・パトゥッキ、構成は小笠原基生、日本版解説は小林恭治が各々担当。
ドキュメンタリー
- 製作年1983年
- 製作国イタリア
- 時間95分
- 監督マリオ・モッラ
- 主演---