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『陸の王者』(1928)、『進軍』(1930)など、戦前の松竹蒲田撮影所で活躍し、その後日活や大映を経て、日大芸術学部映画学科主任教授や日活芸術学院初代学院長などを歴任した牛原虚彦監督が、トーキーの研究のため欧米に渡る直前、1930年に発表した佐藤紅緑原作による青春ドラマ。全17巻の長尺の中に家庭問題や友情、恋愛、政治や社会問題などが描かれる。『彼と田園』(1929)、『陸の王者』など、牛原が監督し、鈴木傳明が主演で、田中絹代がヒロインの共演作はヒットを連発して“蒲田のドル箱トリオ”と呼ばれた。本作では兄と妹という関係での共演だが、そのトリオの最後の作品となった。1930年キネマ旬報ベストテン日本・現代映画部門第2位。
内務大臣である上杉毅一は、妻に先立たれ、若く美しい富豪の娘・歌子と再婚した。旧制高等学校の休暇を利用して帰宅した長男の茂は、傲慢で遊び歩いてばかりの歌子の出現により、上杉家の空気が一変していることに驚く。歌子は活発な長女の二葉とは気が合ったが、大人しく真面目な次女の梢とはそりが合わなかった。やがて、茂は歌子のあまりの横暴ぶりに耐えかね、梢を連れて家を出て2人で借家暮らしを始める。茂は隣に住む小原平助の紹介で新聞社の編集助手の仕事を得るが、そこで編集長をしていたのはかつての同級生で親友の児島だった。茂は平助の妹、弓子に好意を寄せるが、借金に苦しむ弓子の父は娘を売り飛ばそうとしていた…。
ネット上の声
- 2022.06.18のニューヨークのMoMA美術館のイベントで、サイレント映画に
- 製作年1930年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督牛原虚彦
- 主演藤野秀夫
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中国大陸を征服した成吉思汗を描くことで戦意の昂揚をはかった国策映画。モンゴル政府の協力により製作された。
- 製作年1943年
- 製作国日本
- 時間98分
- 監督牛原虚彦
- 主演戸上城太郎
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ネット上の声
- 夢は空高く!
- 〖1930年代映画:サイレント映画:戦争ドラマ:松竹〗
- 旧日本軍が全面協力した無声映画
戦争、 ヒューマンドラマ
- 製作年1930年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督牛原虚彦
- 主演鈴木傳明
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ネット上の声
- クロ!変わったね~
- 眠過ぎて1時間ちょいの映画を1時間半以上かけて観た😇万華鏡による脱人間化された女
- ラストの舞台上での復讐劇は万華鏡での視覚効果など、けっこう見応えあり
- 1938年 日本 怪談 時代劇
- 製作年1938年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督牛原虚彦
- 主演鈴木澄子
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企画は「地下街の弾痕」の辻久一と「幽霊塔」の黒岩健而で、角田喜久雄の原作から、「男が血を見た時(1949)」の高岩肇が脚本を執筆し「誰に恋せん」の牛原虚彦の監督で、撮影は「幽霊塔」の柿田勇が担当。主なる出演者は、「毒薔薇」の小林桂樹、「春爛漫狸祭」の曉照子、「面影三四郎」の若杉須美子、「望みなきに非ず」の大日方伝、「美貌の顔役」の見明凡太朗植村謙二郎などである。
ネット上の声
- 日本の戦後の特撮映画の再出発は、月形龍之介を介した、円谷英二、牛原虚彦、伊福部昭の1949年の京都の出会いからだったのかも知れません
- 「バイバイマン」見てあらためて見たくなった日本製の見たら死ぬぞ〜作品
- 虹は出てくるけど、虹男は何処に?
- 人工の虹は僕も子どもの頃作った。
サスペンス
- 製作年1949年
- 製作国日本
- 時間81分
- 監督牛原虚彦
- 主演小林桂樹
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幕末、 時代劇
- 製作年1942年
- 製作国日本
- 時間113分
- 監督牛原虚彦
- 主演阪東妻三郎
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川口松太郎の原作を、「武器なき斗い」の共同執筆者・依田義賢が脚色し、「一本刀土俵入(1960)」の安田公義が監督したもので、深川木場を背景にした明治もの。撮影は「月の出の血闘(1960)」の武田千吉郎。昭和十五年、新興キネマで映画化されたことがある。
アクション
- 製作年1940年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督牛原虚彦
- 主演森静子
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「成吉思汗」に次ぐ牛原虚彦監督作品。
ヒューマンドラマ
- 製作年1946年
- 製作国日本
- 時間106分
- 監督牛原虚彦
- 主演宇佐美淳
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高木俊朗の懸賞当選作が原案になっている。「鉄拳の街」に次ぐ市川久夫の企画、脚本は「轟先生」「花咲く家族」の棚田吾郎、「街の人気者」以来久々で牛原虚彦がメガフォンをとる。撮影は「第二の抱擁」「夜行列車の女」の青島順一郎、キャストは小林桂樹、春木隆、三條美紀、渥美進、宮崎準之助以下総てニューフェイスが顔をそろえた。
ヒューマンドラマ
- 製作年1947年
- 製作国日本
- 時間82分
- 監督牛原虚彦
- 主演小林桂樹