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オペラハウス建設の夢に憑かれた男。狂気と執念が、アマゾンの奥地で巨大な蒸気船を山越えさせる。
20世紀初頭、未開の地が広がるペルー、アマゾン川上流域。アイルランド人のフィツカラルドは、偉大なテノール歌手カルーソーを崇拝し、ジャングルの真ん中にオペラハウスを建てるという途方もない夢を持つ男。夢の実現に必要な資金を得るため、彼は前人未到のゴム園を手に入れる計画を立てる。しかし、その土地へ行くには、巨大な蒸気船を陸に引き上げ、人力で山を越えさせ、別の川へ移動させるしかない。先住民との対立、過酷な自然。常識を超えた挑戦に、周囲は彼を狂人と呼ぶ。彼の純粋な情熱は、不可能を可能にするのか。壮大な計画の行方。
ネット上の声
- 「船が山を越える」ってあらすじだけ聞くと意味不明だけど、観たらマジでそのまんまだったw 主人公も監督も狂ってるとしか思えない。でもその狂気的な情熱に圧倒される。これは映画というか、もはやドキュメンタリー。
- 主人公の夢にかける情熱がすごすぎる!周りから見たらただの無謀なオヤジだけど、なんか応援したくなっちゃうんだよね。
- 本当に船を山越えさせててビビった。CGじゃない迫力がヤバい。
- 映像はすごい迫力だったけど、なんでそこまでして…?って気持ちが最後まで拭えなかったかな。
アドベンチャー(冒険)
- 製作年1982年
- 製作国ドイツ,ペルー
- 時間157分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演クラウス・キンスキー
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ベルリンの片隅で生きる男が夢見たアメリカンドリーム。しかし、希望の地で彼を待っていたのは、あまりにも奇妙で残酷な現実。
1970年代、西ベルリン。刑務所から出所したばかりのしがない大道芸人ブルーノ・シュトロツェク。娼婦のエーファ、風変わりな老人のショイツと共に、彼は新天地アメリカへの移住を決意。ウィスコンシン州の田舎町で手に入れたトレーラーハウスでの新生活。しかし、言葉の壁、文化の違い、そして容赦ない資本主義の論理が彼らを追い詰めていく。夢と現実の狭間で狂気に蝕まれていく男の、哀しくも滑稽な旅路の果て。
ネット上の声
- だっ誰か止めて…(byウサギ&ニワトリ)
- アメリカンドリームの果てに…
- ジョイ・ディヴィジョン
- なんだか切ない
ヒューマンドラマ
- 製作年1977年
- 製作国ドイツ
- 時間110分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演ブルーノ・S
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天才監督ヴェルナー・ヘルツォークが語る、狂気の俳優クラウス・キンスキーとの愛憎渦巻く15年間。
映画史に刻まれる狂気の俳優、クラウス・キンスキー。そして、彼と5本の傑作を生み出した天才監督、ヴェルナー・ヘルツォーク。これは、監督自らが語る、二人の壮絶な関係の記録。撮影現場での罵り合い、殺意さえ抱いた衝突、そして奇跡的な創造の瞬間。友情と憎悪、尊敬と軽蔑が入り混じる、常軌を逸したパートナーシップの真実。二人の天才が魂を削り合った、創造の現場への招待。
ネット上の声
- ヘルツォーク&キンスキー
- まるで夫婦のよう
- 今は亡きキンスキーの怪優ぶりを回顧する内容のはずが監督でキンスキーとは何本も組ん
- キンスキーへの憎しみと愛情
ドキュメンタリー
- 製作年1999年
- 製作国ドイツ,イギリス
- 時間95分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演クラウス・キンスキー
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16世紀アマゾン、黄金郷を求める探検隊を狂気が支配。欲望の果てに待つのは栄光か、破滅か。
16世紀、スペインの探検隊が伝説の黄金郷エル・ドラドを求め、アマゾン川の奥地へ。過酷な自然、先住民の襲撃、そして仲間割れ。そんな中、副官アギーレの狂気と野望が徐々に探検隊を支配。彼は反乱を起こし、自らが「神の怒り」と称して一行を率いることに。富と名声への欲望に駆られた男たちの、狂気と破滅への旅路。その先に待ち受ける衝撃の結末。
ネット上の声
- 黄金郷(エル・ドラド)を求めた西班牙人
- ジャングルに一人、負けないキンスキー
- よくこんな凄い映像が撮れたもんだ!
- 体を張っているだけで最敬礼だっ !
ヒューマンドラマ
- 製作年1972年
- 製作国ドイツ
- 時間93分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演クラウス・キンスキー
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湾岸戦争後のクウェート。燃え盛る油田地帯を舞台に、人類の愚行と破壊された地球の姿をSF的視点で描く黙示録的ドキュメンタリー。
1991年、湾岸戦争終結直後のクウェート。そこは、撤退するイラク軍によって火を放たれた油田が燃え盛る、地獄のような光景。ヴェルナー・ヘルツォーク監督は、この惨状を遠い惑星の出来事のように、ナレーションとクラシック音楽で荘厳に映し出す。これは単なる戦争記録ではない。破壊のスペクタクルを通して、人類の狂気と地球の悲鳴を問いかける、唯一無二の映像詩。黒い煙に覆われた空の下、我々が目撃する世界の終焉。
ネット上の声
- 「ワーグナー、ヴェルディ、マーラーの壮麗な音楽を背景に描かれる湾岸戦争のドキュメ
- 『問いかける焦土』は、観に行った他の4作品に比べて2〜3倍の客入りで驚いた と思
- 『戦争』というものの普遍性が虚実を織り交ぜて炙り出されている映像作品
- 川越スカラ座、川越ドイツ映画祭2020にて
ドキュメンタリー
- 製作年1992年
- 製作国イギリス,フランス,ドイツ,スペイン
- 時間60分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演---
-
光と音を失った世界で、他者との繋がりを求め続ける一人の女性の魂の記録。
舞台は戦後のドイツ。若くして視力と聴力を失ったフィニ・シュトラウビンガー。深い孤独の中にありながら、彼女は同じ境遇にある人々を助けることにその人生を捧げる決意。カメラは、彼女が各地の盲ろう者を訪ね、手で触れて対話する旅に密着。そこには、想像を絶する孤立と、それでも失われない人間性の輝き。コミュニケーションの本質と、人が人と繋がることの意味を問いかける、魂を揺さぶるドキュメンタリー。
ネット上の声
- 渋谷哲也先生のトーク付きの「問いかける焦土」でヘルツォークに出会ってから、同監督
- ワイズマンと連続して観るとやはり眼差しの仕方がまるで違うなと思うし、ヘルツォーク
- 政治家が盲ろう者を訪問し、その後にステージで音楽が披露されているときに、介護者が
- 後天的にヘレン・ケラーのようになったおばちゃんが、誰も当事者たちの世界を爆速で切
ドキュメンタリー、 スティーヴン・セガール主演の沈黙
- 製作年1971年
- 製作国ドイツ
- 時間85分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演フィーニ・シュトラウビンガー
-
ベトナム戦争下のラオス、撃墜された米軍パイロット。人間の尊厳をかけた、想像を絶する極限のサバイバル。
時代はベトナム戦争の最中。ドイツ生まれのアメリカ海軍パイロット、ディーター・デングラーは、初の極秘爆撃任務でラオス上空で撃墜される。敵兵に捕らえられた彼は、想像を絶する拷問と屈辱の日々が待つ捕虜収容所へ送られる。そこは、死だけが唯一の解放に見える地獄。しかし、デングラーは決して生きることを諦めない。同じく捕虜となった仲間たちと共に、鉄の意志と驚くべき知恵で、前代未聞の脱出計画を実行に移す。自由への渇望が、人間の限界を超える奇跡を呼び起こす。
ネット上の声
- 主人公がやり残した仕事とは後世に残す事!
- ベイルだから ここまで 出来た!!
- C・ベイル版プリズン・ブレイク!!
- ベトナム戦争でのラオスからの脱出劇
アクション
- 製作年2006年
- 製作国アメリカ
- 時間125分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演クリスチャン・ベイル
-
3万2千年の時を超え、人類最古の芸術が3Dで蘇る。閉ざされたショーヴェ洞窟へ誘う、奇跡のドキュメンタリー。
舞台は、1994年に発見された南フランスのショーヴェ洞窟。外部から完全に隔絶されていたため、3万2千年前に描かれた人類最古の壁画が奇跡的な保存状態で眠る場所。巨匠ヴェルナー・ヘルツォーク監督は、ごく限られた撮影クルーと共に、この神聖な空間への立ち入りを特別に許可される。3Dカメラを駆使し、洞窟の凹凸に沿って描かれた馬やライオン、マンモスの躍動感を立体的に映し出す。これは単なる記録映像ではない。我々の祖先が残した「忘れられた夢の記憶」を辿り、芸術の起源と人間の魂の本質に迫る、時空を超えた映像体験。
ネット上の声
- 世の中のヴェルナー・ヘルツォーク祭は終わりかけてますが、個人的にもう少し続けよう
- バランスの良い良作だが、3Dの必要は無し
- 悠久の時に思いを巡らす、至福のひととき
- 3Dで太古の洞窟探検をしよう!
ドキュメンタリー
- 製作年2010年
- 製作国アメリカ,フランス
- 時間90分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演---
-
19世紀ドイツの港町を襲う、古城から来た吸血鬼の恐怖と、彼がもたらす抗いがたい死の魅力。
19世紀、ドイツのヴィスマール。不動産業者のジョナサン・ハーカーは、ドラキュラ伯爵との契約のため、人里離れたカルパチア山脈の古城へ。そこで彼が目にしたのは、青白い顔と不気味な鉤爪を持つ伯爵の恐るべき正体。吸血鬼ノスフェラトゥ。伯爵はジョナサンの妻ルーシーの写真に魅入られ、大量の黒い棺と共にヴィスマールへと向かう。港町に広がる原因不明のペストと死の影。ルーシーは、町を救うため、そして自らの運命と対峙するため、たった一人で吸血鬼を迎え撃つ決意。
ネット上の声
- 夥しい数のネズミが這い回るシーンが……
- イザベル・アジャーニの艶めかしい喉元
- 哀れを誘うキンスキーのドラキュラ伯爵
- イザベル・アジャーニが観たかった。
吸血鬼(ヴァンパイア)、 ホラー、 ヒューマンドラマ
- 製作年1978年
- 製作国ドイツ,フランス
- 時間107分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演イザベル・アジャーニ
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ネット上の声
- 本人は遠く跳びたいだけなのに、他の要因や人間によってそれを拒まれてしまう、天才の
- ウォタベ族の映画が人類の横の振れ幅だとすれば、コレは芸術、スポーツを極限まで追求
- 木彫家シュタイナーが、スキージャンプ大会に出場し、優勝するまでのドキュメンタリー
- 例によってエルメスのプライベートシネマ 場違いなファッションで見てしましたよ
ドキュメンタリー
- 製作年1974年
- 製作国ドイツ
- 時間45分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演---
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死刑執行まで8日。殺人者と被害者、その家族たちの魂の叫びが、我々に命の重さを問いかける。
舞台はアメリカ・テキサス州。この地で起きた、車欲しさの男女3人惨殺事件。本作は、死刑判決を受けたマイケル・ペリー死刑囚への面会から始まるドキュメンタリー。監督ヴェルナー・ヘルツォークは、加害者だけでなく、被害者遺族、捜査官、そして死刑執行に携わった牧師など、事件に関わる全ての人々の声に耳を傾ける。目的は善悪の断罪ではない。暴力の連鎖が生み出す深淵をただ静かに見つめ、国家が人の命を奪うことの意味を観る者すべてに突きつける。衝撃的な証言の数々が、あなた自身の倫理観を激しく揺さぶる。
ドキュメンタリー
- 製作年2011年
- 製作国アメリカ,イギリス,ドイツ
- 時間107分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演---
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噴火寸前の火山、全島民が避難した死の島。そこにただ一人留まる男を求め、巨匠ヴェルナー・ヘルツォークが潜入した衝撃の記録。
1976年、カリブ海に浮かぶグアドループ島。スフリエール火山の巨大噴火が予測され、7万5千人の全島民が島を脱出。ゴーストタウンと化した島に、迫りくる天災を撮影するため乗り込む監督ヴェルナー・ヘルツォークと撮影クルー。彼らがそこで発見したのは、避難勧告を拒否し、麓の村にたった一人で住み続ける一人の農夫。なぜ彼は死を目前にしてもこの地を離れないのか。破局へのカウントダウンの中、人間の尊厳と狂気を問う、緊迫のドキュメンタリー。
ネット上の声
- ヘルツオークは、ラ・スフリェール火山が噴火の前兆を示している、との情報を得、カメ
- こんなことがほんとうに起こるのかと、こんな人間の運命があり得るのかと目を疑う
- フランス語の言葉をヘルツォーク(訳)を通して聞くたのしみ
- 2022年7月19日火曜日、岩波ホールにて鑑賞
ドキュメンタリー
- 製作年1976年
- 製作国ドイツ
- 時間33分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演---
-
16年間、地下牢に幽閉された男。言葉も知らぬ彼が、文明社会に投げかける根源的な問い。
1828年、ドイツ・ニュルンベルクの広場に一人の青年が突如出現。彼の名はカスパー・ハウザー。生まれてから16年間、言葉も光も知らずに地下牢で育てられたという。歩くことも話すこともままならない彼を、社会は奇異の目で見ながらも「教育」を施そうと試みる。しかし、カスパーの純粋無垢な視点は、人間社会の常識や論理、宗教の欺瞞を次々と暴き出す。彼は何者で、誰が彼を閉じ込めたのか。文明とは、人間とは何かを問いかける、衝撃の実話。
ネット上の声
- カスパー?カスパール?
- 難しい事は抜きにして
- 全ては言葉から始まる
- 思ったよりは
ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国ドイツ
- 時間110分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演ブルーノ・S
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ドキュメンタリー
- 製作年1989年
- 製作国ドイツ
- 時間49分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演---
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宇宙から飛来した神秘の石「隕石」。それが人類の文化や信仰に与えた影響を追う、壮大な科学ドキュメンタリー。
映画監督ヴェルナー・ヘルツォークと火山学者クライブ・オッペンハイマー。二人が世界中を旅し、地球に落下した隕石の謎を探求。南極の氷原から先住民の聖地まで、様々な場所を訪問。科学的な分析だけでなく、隕石が古代文明の神話や現代の芸術、人々の信仰にどう織り込まれてきたかを解き明かす。宇宙からの来訪者が、我々人類の想像力をいかに刺激し、形作ってきたのか。その壮大な物語への探求。
ネット上の声
- 土曜の深夜等に部屋を真っ暗にして観るのが本当におすすめなヘルツォークドキュメンタ
- 未知の世界を伝えてくれるのが映画という媒体なら、これはそれを伝えようと試みてるが
- ヴェルナー・ヘルツォーク監督が世界中の隕石跡と関係者に取材するドキュメンタリー
- 映画の中に出てきたクレーターをGoogleマップで検索して行った気になるのが楽し
ドキュメンタリー
- 製作年2020年
- 製作国アメリカ
- 時間97分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演---
-
狂気の山賊が、奴隷商人へと変貌。19世紀ブラジルとアフリカを舞台に描かれる、人間の果てなき欲望の叙事詩。
19世紀のブラジル。荒涼とした大地で「コブラ・ヴェルデ(緑の蛇)」の異名で恐れられる、伝説の山賊フランシスコ・マノエル。その凶暴さで名を馳せるも、やがて農園主に捕らえられ、彼の娘たちを妊娠させたことで死よりも過酷な任務を命じられる。それは、アフリカへ渡り、奴隷を調達してくること。事実上の島流しであったが、コブラ・ヴェルデは生き延びるため、アフリカのダホメ王国へと向かう。しかし、そこは狂気の王が支配する地。唯一の白人として、現地部族との交渉、反乱、そして想像を絶する困難に直面しながら、彼はその狂気で王国を支配しようとさえする。彼の野望がたどり着く先は、栄光か、それとも破滅か。
ネット上の声
- 荒地のキンスキーが絵になる
- ピカレスク小説の映画化
- 「フィッツカラルド」のようなスペクタクルはなく、「アギーレ」のような狂気もなかっ
- クラウス・キンスキーの顔つき目つきはいつも通り鬼気迫るものがあるけど、それをも超
ヒューマンドラマ
- 製作年1988年
- 製作国ドイツ
- 時間113分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演クラウス・キンスキー
-
オーストラリアの砂漠。ウラン鉱山開発を止める先住民アボリジニ。彼らが守る「緑のアリが夢見る場所」とは。
舞台は広大なオーストラリアの砂漠地帯。巨大企業によるウラン採掘計画が、先住民アボリジニの抵抗によって中断される。彼らは、その土地が世界の創造に関わる聖地「緑のアリが夢見る場所」だと主張。企業の地質学者は、彼らを説得しようと試みるが、近代的な論理が通用しないアボリジニの深遠な精神世界に次第に引き込まれていく。文明と神話の衝突。人間が失ったものとは何かを問う、寓話的物語。
ネット上の声
- 三鷹にまだ映画館があった頃父親が観たらしくてパンフレット読んでからずっと観たかっ
- 英字幕で観ていると、細部から読み取ろうとするから、役者のつっかえだったりがよく見
- 何度も見返したいとは思わないような映画けれど、パワーとメッセージ性の一貫性はたし
- 夕焼け竜巻、石削り、粉山、ディジュリドゥ、砂嵐、老婆愛犬行方不明、発破、導線切り
ヒューマンドラマ
- 製作年1984年
- 製作国ドイツ
- 時間100分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演ブルース・スペンス
-
「アギーレ・神の怒り」「ノスフェラトゥ」などで知られる鬼才ベルナー・ヘルツォークが、親交を結んだイギリス人紀行作家ブルース・チャトウィンの足跡を追ったドキュメンタリー。美術品のコレクター、考古学の研究生、ジャーナリストと、さまざまなフィールドで非凡な才能を発揮しながらも、1989年に48歳の若さで没したブルース・チャトウィン。彼が最終的に選択したのは、自らの足で旅をしながら小説を書く人生だった。南米の旅からデビュー作「パタゴニア」を書きあげ、アボリジニの神話に魅せられて中央オーストラリアを旅したチャトウィンは、当時は不治の病だったHIVに感染。87年に発表した「ソングライン」は、自らの死に方を探りながら書きあげた。そんなチャトウィンの生涯を、ヘルツォーク監督自身のナレーションにより、さまざまな人びとのインタビューを交えながら、全8章でつづっていく。
ネット上の声
- 岩波ホール最後の上映作品。
- ヴェルナー・ヘルツォーク監督によるナレーションとブルース自身による自作の朗読も入
- アボリジニの伝説を取り上げたブルース・チャトウィンを追っているのが、意外とヘルツ
- 都市生活に浸りまくりの身としては、なんだか心が洗われて幼い頃の純粋さを取り戻すよ
ドキュメンタリー
- 製作年2019年
- 製作国イギリス
- 時間85分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演ヴェルナー・ヘルツォーク
-
失われた秘伝、狂気に沈む村。ガラスのように脆く美しい世界の終焉を、一人の予言者が見る。
舞台は18世紀、バイエルンの森深くにある小さな村。この村の唯一の産業は、門外不出の秘法で作られる美しい「ルビーガラス」。しかしある日、その製法を知る最後の職人が秘密を伝えぬまま急死。富の源泉を失った村人たちは、次第に希望をなくし、狂気と絶望に支配されていく。そんな中、羊飼いのヒアスだけが、村を襲う終末的な未来を幻視。だが、彼の警告に耳を貸す者はいない。ゆっくりと、しかし確実に崩壊へと向かう共同体。人間の集団心理の危うさを描く、幻想的な黙示録。
ネット上の声
- 内容とは関係なく演技している人たちが催眠をかけられた一般人と2人の俳優
- 森林地帯の奥地にあるガラス細工の職人たちの集落
ヒューマンドラマ
- 製作年1976年
- 製作国ドイツ
- 時間94分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演ヨーゼフ・ビアビヒラー
-
ネット上の声
- 繰り出される言葉がどれも一級品で真理に限りなく近づいているので、理...
ドキュメンタリー
- 製作年1985年
- 製作国ドイツ
- 時間45分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演ラインホルト・メスナー
-
「アギーレ/神の怒り」「フィッツカラルド」などで知られるドイツの鬼才ベルナー・ヘルツォーク監督が、主演にニコラス・ケイジを迎え、問題作「バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト」 (92)をリメイクしたサスペンスドラマ。ハリケーン・カトリーナ直撃後のニューオーリンズを舞台に、麻薬中毒の悪徳刑事テレンスの日常が描かれる。共演にエバ・メンデス、バル・キルマー、マイケル・シャノン。
ネット上の声
- ハーヴェイ・カイテル主演のオリジナル版が好きで、ニコケイがリメイクやるって知った
- ニコケイが自身の出演作の"お気に入りトップ5"の4番目に挙げていたので、これを観
- □二日酔いのテンションでちょうど良かった
- この人、瞳孔が開きっぱなしじゃないかな
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年2009年
- 製作国アメリカ
- 時間122分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演ニコラス・ケイジ
-
貧困と嫉妬が精神を蝕む。一人の兵士が狂気に堕ちていく、ヴェルナー・ヘルツォーク監督が描く衝撃の悲劇。
19世紀ドイツの田舎町。貧しい兵士ヴォイツェクは、愛する内縁の妻マリーと幼い子供を養うため、上官の雑用や、軍医の非人道的な医学実験の被験者となり、わずかな金を稼ぐ日々。しかし、過酷な労働と実験は彼の心身を少しずつ蝕んでいく。そんな中、マリーが色男の鼓手長と密会しているという噂を耳にする。愛する者の裏切りという疑念は、彼の精神を極限まで追い詰め、やがて取り返しのつかない悲劇への引き金を引くことになる。
ネット上の声
- 不可解な男、ヴォイツェク
- 湖のほとりのOP
- 精神疾患の男が妻を殺害するまでの経緯をじっくり映した作品
- 有名な戯曲の映画化で、映画自体も舞台っぽい造りでした
ヒューマンドラマ
- 製作年1979年
- 製作国ドイツ
- 時間80分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演クラウス・キンスキー
-
ネット上の声
- くそ退屈でつまらないはずなんだけど目を引くカットが散在してて気づいたら完走してた
- ヘルツオークがサハラ砂漠、東西アフリカなどで撮り貯めた素材を、「創造」、「楽園」
- 【ヘルツォークのまだ見ぬ世界に対する渇望】
- 砂漠映像で、宇宙人語り?
ドキュメンタリー
- 製作年1968年
- 製作国ドイツ
- 時間79分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演ヴォルフガング・フォン・ウンゲルン=シュテルンベルク
-
ヒューマンドラマ
- 製作年1967年
- 製作国ドイツ
- 時間90分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演ペーター・ブログレ
-
かつてニュー・ジャーマン・シネマの騎手と呼ばれた「アギーレ/神の怒り」「フィッツカラルド」のヘルツォーク監督の新作は、ドキュメンタリー以外では10年振り。実話に基づき、ナチス台頭下のベルリンを舞台にユダヤ人の怪力芸人、元は実直な鍛冶屋の息子シジェを描く。シジェを演じたのは俳優ではなく、実際に重量挙げの選手であるヨウコ・アホラ。彼が恋するピアニスト役も俳優ではなく、ロシア出身の国際的ピアニスト、アンナ・ゴラーリ。オカルト芸人ハヌッセン役をティム・ロスが好演。
ネット上の声
- ヘルツォーク作品にしては物足りないけどストーリーは面白かった
- 久々ヴェルナー・ヘルツォーク監督作品
- 果たして、2人の男は、無敵だったのか
- その時歴史が動いた・・・のか?
ヒューマンドラマ
- 製作年2001年
- 製作国ドイツ,イギリス
- 時間130分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演ティム・ロス
-
南米パタゴニアのセロトーレ山に挑む2人の登山家の対決を描く人間ドラマ。監督は「コブラ・ヴェルデ」のヴェルナー・ヘルツォーク、製作はエグゼクティヴ・プロデューサーを兼ねるヴァルター・ザクサーと、アンリ・ランゲ、リチャード・サドラー、名登山家ラインホルト・メスナーの原案を基に、ドイツの作家ハンス・ウーリッヒ・クレナー、ザクサー、ロバート・ジョフリオンが共同で脚本を執筆。撮影はライナー・クラウスマン、登山撮影はヘルベルト・ラディチュニッヒ、音楽はイングラム・マーシャル、アラン・ラム、サラ・ホプキンス、アタファルパ・ユパンキが担当。
ネット上の声
- 必見はラスト、映画的なオチに驚く
- 圧巻の映像
- ヘルツォークで一番面白いと思う
生き残りを賭けた極限のサバイバル、 ヒューマンドラマ
- 製作年1991年
- 製作国ドイツ,フランス,カナダ
- 時間106分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演ヴィットリオ・メッツォジョルノ
-
ネット上の声
- この監督らしいアイデアは素晴らしいですが、中身は超低予算映画的
- 20年以上前、東京で催されたドイツ映画祭にて鑑賞
- 今は亡きオーディトリウム渋谷にて
- アマゾンでSUBVERSIVECINEMA SC15
ファンタジー
- 製作年2005年
- 製作国ドイツ,フランス,オーストリア,イギリス
- 時間81分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演ブラッド・ドゥーリフ
-
デビッド・リンチ製作総指揮のもと、ドイツの鬼才ベルナー・ヘルツォークがメガホンをとり、1979年にアメリカで実際に起きた殺人事件を題材に描いたサイコサスペンス。サンディエゴで男が母親を殺害し、人質を取って立てこもった。現場へ駆けつけたハベンハースト刑事は、男の婚約者イングリッドとともに説得を試みるが……。立てこもり犯を「レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで」のマイケル・シャノン、ハベンハースト刑事を「スパイダーマン」のウィレム・デフォー、犯人の婚約者イングリッドを「ブラウン・バニー」のクロエ・セビニーがそれぞれ演じた。
ネット上の声
- オーソドックスな「アヴァンギャルド」
- 君、密林で僕、都会。分担OK?byリンチ
- ×まったくもって意味不明・・・
- このわからなさ加減が狂気か
サスペンス
- 製作年2009年
- 製作国アメリカ,ドイツ
- 時間---分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演マイケル・シャノン
-
ある教育施設で起った小人達の事件を通し、暴力のエスカレートするさまを描く。製作・監督・脚本は「カスパー・ハウザーの謎」のヴェルナー・ヘルツォーク、撮影はトーマス・マウフが各々担当。出演はヘルムート・ドーリンク、ゲルト・ギッケルなど。16、モノクロ、スタンダード。
ネット上の声
- 果たして小人は“異質”でしょうか
- ある教育施設で起きた小人達の
- 過激だ、あまりにも過激だ。
- 気持ちいいのはなぜだ
ヒューマンドラマ
- 製作年1970年
- 製作国ドイツ
- 時間96分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演ヘルムート・ドーリンク
-
ドイツの巨匠ベルナー・ヘルツォーク監督のメガホンにより、「砂漠の女王」と呼ばれたイギリス人女性ガートルード・ベルの半生を、ニコール・キッドマン主演で描いた伝記ドラマ。20世紀初頭、イギリス鉄鋼王の家庭に生まれ、オックスフォード大学を卒業したガートルード・ベル。イギリスの上流階級の生活を捨て、アラビアへと渡った彼女は、イラン、ヨルダン、シリアなど約2500キロにもおよぶ旅を続け、各地の部族と交流。やがてイラク建国の立役者として尽力した。アラビアの地で砂漠に魅せられ、波乱に満ちた半生を送る主人公ベルをキッドマンが演じるほか、ジェームズ・フランコ、ロバート・パティンソン、ダミアン・ルイスらが脇を固める。
ネット上の声
- 美しいのは砂漠の景色とニコールキッドマン
- メロドラマ主軸だが監督らしさも感じる力作
- コミュニティに尊厳を、理解は体現の果てに
- ニコールのプロモーション映画?
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国アメリカ,モロッコ
- 時間128分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演ニコール・キッドマン
-
ドキュメンタリー
- 製作年1974年
- 製作国ドイツ
- 時間45分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演---