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2025年に90歳を迎える在日朝鮮人2世の映画作家・朴壽南(パク・スナム)が、娘の朴麻衣と共同監督し、歴史に埋もれた声なき者たちの物語を描き出したドキュメンタリー。
1935年3月、三重県に生まれた在日朝鮮人2世の朴壽南は、1958年に起きた小松川事件の在日朝鮮人2世の少年死刑囚・李珍宇(イ・ジヌ)との往復書簡「罪と死と愛と」で注目を集め、その後も、植民地支配による強制連行や、広島と長崎で被爆した在日朝鮮人の声を掘り起こした証言集を出版。さらにペンをカメラに持ち替え、1986年に朝鮮人被爆者のドキュメンタリー映画「もうひとつのヒロシマ」で初監督を務めた。その後も「アリランのうた オキナワからの証言」「ぬちがふぅ(命果報) 玉砕場からの証言」「沈黙 立ち上がる慰安婦」といったドキュメンタリー作品を送り出してきた。
本作は、そんな朴壽南がライフワークとしてきた朝鮮人原爆被爆者の実情と今日の課題に再び焦点を当て、約40年前から撮り続けていた16ミリフィルムを基に制作。広島や長崎で原爆被害を受けた朝鮮人のほか、長崎の軍艦島に連行された徴用工、沖縄戦の朝鮮人元軍属、そして日本軍の慰安婦にされた女性たちの声なき物語を描き出す。
ネット上の声
- 小松川事件のことはまったく知らなかったし、軍艦島での強制労働もあまりわかっていな
- うまく言葉にできないけれど、「あったことをなかったことにはできない」という言葉が
- まだまだデジタル化されてないフィルムがあるそうなので、これからも頑張って頂きたい
- 自分から声をあげて闘ってきた人たちだけじゃなく、公に声をあげることはなかった人た
ドキュメンタリー
- 製作年2025年
- 製作国日本,韓国
- 時間148分
- 監督朴壽南
- 主演---
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半世紀の沈黙を破り、元「慰安婦」の女性たちが自らの体験を語る。歴史の闇に光を当てる衝撃のドキュメンタリー。
1990年代、日本。第二次世界大戦中、日本軍の「慰安婦」として筆舌に尽くしがたい苦痛を強いられた女性たち。戦後、彼女たちはその過去を胸に秘め、長く沈黙を守ってきた。しかし、歴史の真実を伝えたいという強い思いから、ついに重い口を開く決意。本作は、在日コリアンの朴壽南監督が、勇気を持って立ち上がった女性たちの証言を丹念に記録したドキュメンタリー。彼女たちの生々しい言葉が、忘れ去られようとしていた歴史の事実と、個人の尊厳が踏みにじられた現実を浮き彫りにする。歴史の証人たちの魂の叫び。
ネット上の声
- この嘘つき野郎‼️ 金目当で出てくんな‼️ 引っ込め詐欺師。
- 日本政府が認め公に謝罪するまで我らは訴え続ける
- いつまでこんなことしてんの?
- 無数の沈黙を背負って
ドキュメンタリー、 スティーヴン・セガール主演の沈黙
- 製作年2017年
- 製作国日本,韓国
- 時間117分
- 監督朴壽南
- 主演---
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太平洋戦争末期の沖縄戦における慶良間諸島の住民や、朝鮮半島から連行されてきた軍属や慰安婦たちの「玉砕」の真実を明らかにしていくドキュメンタリー。太平洋戦争で米軍が最初に上陸を目指した沖縄県の慶良間諸島では、日本軍が島の住民に集団自決(玉砕)を命じ、スパイ容疑による虐殺や飢餓なども含め、多くの住民の命が失われた。また、慶良間諸島には朝鮮半島から約1000人の若者が軍属として、21人の少女たちが慰安婦として連行されていた。在日コリアン2世の朴壽南(パク・スナム)監督が、2006年から08年にかけて取材した証言の記録と、20年前に撮影し、これまで未公開だったフィルムをつなぎあわせて完成させた。タイトルの「ぬちがふぅ(命果報)」は、島とともに生まれ変わる「命の幸せ」という沖縄に伝わる言葉から。
ドキュメンタリー
- 製作年2012年
- 製作国日本
- 時間132分
- 監督朴壽南
- 主演---