全3作品。イーサン・ホーク監督が制作した映画ランキング

イーサン・ホークが初めて手がけたドキュメンタリー監督作品。アーティストとして、1人の人間として行き詰まりを感じていたイーサン・ホークは、87歳のピアノ教師、シーモア・バーンスタインと出会う。バーンスタインの漂わせる安心感やピアノ演奏に魅了されたホークは、バーンスタインのドキュメンタリー映画を撮ることを決意する。50歳でコンサートピアニストとしての活動をやめ、以後40年近くの人生を「教える」ことに捧げ、けっして平穏ではなかったバーンスタインの人生が、ピアノの旋律とともに繊細な言葉で語られていく。

「ビフォア・サンセット」のイーサン・ホークが、自伝的小説を自らのメガホンで映画化したラブ・ストーリー。ニューヨークで暮らす20歳の俳優ウィリアムは、シンガーソングライターを目指すサラと恋に落ちる。結婚の約束を交わすほどに愛し合う2人だったが、やがてサラはウィリアムとの間に距離を置きはじめる。主演は「ブロークン・フラワーズ」のマーク・ウェバーと「そして、ひと粒のひかり」のカタリーナ・サンディノ・モレノ。

舞台は、ニューヨークにある伝説のチェルシーホテル。詩人志望の女性、優しい画家、ミュージシャンを夢見る男性、酒浸りの熟年作家、ベテランのクラブ歌手……。成功を夢見ながら、その夢の大きさに押しつぶされそうになっている人々の物語をポエティカル・リーディングの手法で紡ぐ。イーサン・ホーク初監督作品。ジャズ・シンガーのジミー・スコットが出演していることも話題。